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エコバッグ難民

エコバッグって結局何なん?と思い始めて三か月程。

随分と前からエコバッグを使ってて、ダメになる度に買い替えたりしてきた。

アタシがエコバッグを使い始めた切っ掛けは、母の付き合いで入ったとある洋服屋のおばちゃんの台詞。

おねえちゃん、買ってきたものが外から丸見えやん。

スーパー帰りだったので、アタシは商品でパンパンになったレジ袋を持っていた。

おばちゃんは、洋服を入れる色付きの大きめのビニール袋をひとつ奥から出して来て、ほれ とアタシに差し出した。

これまで、商品が外から見えて恥ずかしいなんて思ったことはなかった。たったの一度も。レジ袋は大抵半透明。中に入れている商品の影は、外からもうっすらと感じられる。そんなものだと思っていた。

スーパーでの買い物、食料品の買い出しは恥ずかしいことじゃない。納豆が入っていようが、セールのお肉のパックしか入ってなかろうが、生活していかなきゃならならいんだから・・・って、当たり前のように半分中身が透けてるレジ袋を手に提げて生きてきてた。

あのおばちゃんに言われるまでは

なんだろう・・・急に恥ずかしさが襲ってきた。ぞんざいに、やっつけで、毎日生活している感じを見透かされたというか。


レジ袋が有料化される少し前に、家じゅうのクズカゴにレジ袋をセットすることを止め、キッチンでも新聞紙で作った屑入れに変更したら、レジ袋をゴミ袋にスライドさせる必要もなくなった。

だから有料化になったからと言って、生活にそんなに影響はなかった。


春先にエコバッグの具合が悪くなった。今まで何度も買い替えてきたエコバッグ。エコバッグってどこにでも売ってるけど、気に入った使いやすい形はある。それがなかなか見つからない。しかたなく、次のお気に入りに出会えるまで使えるように不都合が出た部分を少し手直ししようとしてふと思った。


エコバッグって言うけど、これって本当にエコなのか?と。

レジ袋有料化の時

たった3円やん

と、息子らに言われた。男なんて所詮そんなもん。意識が低いねんから、もう!なんて思ってたアタシ。

だけど、ちょっと立ち止まって考えてみる。

ひとつ目は、シュフには大事な価格問題。

一番安い300円のエコバッグでも5円のレジ袋60枚分。3円のなら100枚分。一度に2枚購入するとしても、スーパーに30~50回通う計算。我が家にすれば、2ヶ月強ぐらいに相当する。300円のエコバッグでも、まぁ2ヶ月は軽く待つ。ただエコバッグもピンキリ。エコバッグなのに、値段が全然お優しくないのがものすごくある。うーん。

いや、エコバッグは金額の問題じゃなく、環境問題なんだから!と、脳内から守銭奴を振り払う努力をしてみる。


環境?

でも、エコバッグにも寿命はある。いずれ破棄する。あれ?、とモヤモヤ思ってると同じように考えてる人はいるもので、エコバッグの処分に関する記事にぶち当たった。

エコエコ言われてても、エコバッグの材質の殆どがナイロンやビニールなどの化学繊維系。とくれば、結局エコじゃないんじゃね?と。

破棄の方法は、地域によってまちまちだろうけど、そのまま自然に還るなんてーのは、物凄くお高い高級エコバッグじゃなかろうか?

さらに、このご時世だと衛生面も加わってくる。持ち歩き購入した商品を入れ持ち帰る。この繰り返しでの雑菌問題。定期的に洗うなりしましょう…と。

これって、エコなのか?

マイクロプラスチックがどーのこーのと言う話が盛んに言われてるけど、エコバッグもプラスチック系(ビニール系?)だし、スーパーの商品もほぼほぼビニール系の某かで包装されてる。

なんかレジ袋だけの問題か?と。

エコって何なん?


つまり、アタシはいまだ新しいエコバッグを買えずにいる。今は同居人か定期的に持ち帰る大き目のレジ袋を持参してしのいでる。

だいたい、2、3回使用してから資源ゴミ入れにして収集へ。

出来るだけ新しいプラを家に持ち帰らない。持ち帰ったら、極力資源ゴミとして収集に出す。

結局、これぐらいしか出来ないよなぁ。現実には…

エコバッグ、もう買わないかもしれないなぁ。



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