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【新スタッフ紹介】OPVにスタッフが仲間入りしました!

Q:これからインタビューを始めます。
まずプロフィールを教えてください。

久留飛 雄己(くるび ゆうき)です。
1990年6月18日生まれ、福島県福島市出身33歳です。
劇団青年座に俳優として所属しておりまして、10年ほど東京に住んだ後、ここ福島県南相馬市小高区に2023年4月移住してきました。

俳優活動に関して詳しく知りたい場合、僕の個人サイトもあります。
よければご参照ください。
ページはこちら

Q:俳優ですか。とてもユニークですね!もう少し活動について教えていただきたいです!

劇団に所属しているので、これまでの仕事の中心は舞台俳優です。
その他テレビドラマ、映画、CMなどの仕事も受けてきました。
舞台は劇団内外問わずこれまでたくさんのお仕事をさせて頂きました。
一番お金にならないことで有名なんですが、一番好きなのも舞台のお仕事ですね。

もともとは大学生の時にNGO団体のボランティアスタッフとしてインドに行ったことがきっかけで、インドに打ち砕かれたというか。
インドのスケール観を目の当たりにして大学内で学んだことだけで人生を決める必要がないと思ってしまったんでしょうね。
親には申し訳ないんですが、それまで専攻していたインバウンドとか、ユニバーサルデザインとか、日本語教師養成課程とか学んでいたことをすっ飛ばして全く関係のない俳優と言う仕事が頭に浮かんでしまって。
インスピレーションだけで就職活動を放り投げて周囲にも「就活しないで俳優になる」と宣言し、大学卒業後に青年座研究所という俳優養成機関の門を叩くことになりました。


Q:南相馬のほうに来ることになったきっかけはなんですか?

インドからの帰国直前にに東日本大震災が発災しました。
親が福島市にいてすぐに安否確認は取れたんですけど、僕自身はインドにいたので海外ニュースとして震災を知ったんです。
どれぐらいの揺れだったとか、原発事故のパニックとか、全く経験することがないので福島のことなのにすごく自分と距離があって。
それが俳優活動を続けていく中で、ささくれのように残っていたんです。
30歳を過ぎて俳優の仕事に行き詰まりを感じてた時、福島の浜通りを中心に、文化芸術を盛り上げていこうっていう動きがあることを知りました。

直感的に自分の人生を変えるタイミングなんじゃないか?と思い、移住を決断しました。

Q:ありがとうございます。
小高ワーカーズベース(以下OWB)参画のきっかけとポジションを教えていただけますか?

小高パイオニアヴィレッジ(以下OPV)のまわりには熱量があり、イノベーションを起こすような方たちの情報が集まる場所だと思っています。
そんな場所の中心にいることで、自分のやりたい事ととも結びつける出会いに恵まれるだろうと考えました。

なので移住を決めた頃、代表の和田さんに相談し、結果OPV/NARUのスタッフとして参画することになった次第です。
(NARUは市街地のコワーキングスペースです。)
ここで働きながら、いろんな出会いを楽しんでいきたいですね。

僕はもともとこの土地に文化芸術を定着させていきたいと思い、やってきました。
なので、情報を求めて立ち寄られたアーティストをはじめとする表現者の方、地域で何か面白いことをやりたい方の力になりたいです。
僕自身が一緒に手を動かしてお手伝いするのはもちろん、協力してくれる人や場所と繋げられるような役割を果たせたら嬉しいです。
OWBの文化芸術窓口担当とでも思ってください!

Q:アートや文化領域、とても素敵ですね!
すでにいくつも出会いが生まれてると思います。
象徴的なエピソードがあれば教えていただきたい。

福ちゃん(スタッフ野口)が以前、小高パイオニアヴィレッジの引力はすごいと言っていましたが、それを如実に感じたのエピソードが最近あったんです。

僕が山梨の大学生の頃に演劇で共演した子が、地域リサーチのお仕事でアーティストたちと共にOPVに立ち寄ってくださったんです。

たまたま僕が応対して名刺交換の時に気が付いて、お互い「えー!!なんでここに!!」って腰を抜かすくらい驚きましたね。
引力に恐怖を感じました。
ここにいると、こんなことがちょくちょく起こるのかもしれませんね。

Q:実に10年以上ぶりの伏線回収、おそるまじ。
では、最後にメッセージと意気込みをお願いします!

現在は文化芸術の地域コーディネーター的な立場で活動してることが増えていますが、本業の俳優のほうも充実させていきたいなと思います。
東京だけでなく、この地でもプレイヤーとしてやる機会を増やしていきたいです。
地域で活動しながら、「俳優としての久留飛雄己」という認知もこの土地で広げていけたらと思います。
OWBスタッフとしてもコーディネーターとしても俳優としても、あらゆる活動が地域コミュニティへの還元に繋がるように頑張ります。
みなさんどうぞ宜しくお願いします!

編集後記

小高をはじめ、浜通りには建物(ハード)の復興から、文化や芸術領域(ソフト)に注力をする、復興のフェーズの変化が起こりつつあります。
そんなタイミングで小高に飛び込んでこられた久留飛さんの活躍が楽しみです!
実はサムネイル画像ですが、右手の骨折直後なんです。
落馬による骨折ということで、この地における名誉の負傷です。笑
とはいえ人間万事塞翁が馬とも言いますから、これから楽しい小高ライフの幕開けがあると信じています!

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