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#1271 過去にこそ今がある~原点探訪が面白い~

おはようございます。
小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで私たちの仕事の景色を変えるためのの日々に役立つヒントをお届けします。

過去の話っておもしろい

今日は、私が最近に思ったことをシェアさせていただこうと思います。
「ふーん」という感じで聴いていただければと思うんですけれども、何を思ったかというと、やっぱり過去の話っておもしろいなって思ったんですよね。これ自体は常々思っているんですよね。
過去にこそ今があるんだな。今を理解しようと思うと、過去について聞くというのが結構大事なんだなというのは常々思っているんですけど、ちょうど今週、その人の過去について聞く機会が一週間で二度ほどありました。そして昨日の朝、テレビをつけていたら、NHKでタレントの武井壮さんのインタビューが放送されていまして、それもおもしろいなと思ったのと、挙げたらきりがないですけれども、週末に夫の両親や兄弟と集まって話をしたときに、義理のお父さんがなかなかおもしろい考え方をするんですけど、なんでその考え方をするに至ったかみたいなものをシェアしてくれたときに、ものすごく腹落ちをしたという、そんなことがあったりして、今日の放送は過去の話がおもしろいと思っているということについて小田木所感を共有させていただこうと思います。

泥くさくて人間くさい話

皆さんは過去の話と聞くと、どんな話をイメージしますか?
私が今日の放送でいう過去の話に近いのはこっちで、こっちではないんだなというところが一定にありそうなので、こっちではないというところからお届けすると、一つは過去の栄光的な話ですよね。
「あの頃はよかったな」とか、もしくは「こんなすごかったんだぜ」みたいな、そういう話はここでいうおもしろい過去の話とは違うなと思います。
キラキラエピソード的なものもちょっと違って、どっちかというと、もっと泥くさくて人間くさい話のことを私はイメージしています。
例えば、どんな経験をして、その時はどうなって、今、振り返ると何が言えて、それが今の自分とどうつながっているのか?こういう人間くさくて泥くさいような話を指して、今日私は過去の話と呼んでますので、よろしくお願いします。

過去にこそ今がある

それの何がおもしろいのかというところを改めて言語化したんですけれども、まずは過去にこそ今がある。こういう言い方ができるなと思って、だからおもしろいと感じている部分があります。
今のその人や自分も含めて、今のその人となりを形作るものって、過去に経験したことと、そこから育まれた価値観、そういったものが今のその人、もしくは自分を形作るものになっていると思うんですよね。
過去を振り返ると、今につながる選択だとか決断をしてきているわけじゃないですか。
それがいつだったのか?とか、どんな時で、どんな選択を、その時はどういう判断軸でしたのか?とか、これは良い選択をしただけじゃないと思うんですね。
その時はこう考えて選択したんだけれども、選んだ結果、予想しないことがそこで起きて、予想しないことを含めて経験したことをどうとらえているのか?これも全部今につながると思いますので、そういったところを踏まえて過去に今がある。
こういう紐解き方が本当におもしろいんですよね。
なので今のその人を理解しようとすると、その人の過去が大きなヒントになって、自分と比べてどうかというレベルじゃなくて、純粋にこの人は一体どんな景色を見て今に至るんだろう?という、この探究が本当におもしろいなと思っています。

今だからこそ言える考察が入るのがおもしろい

さらに今回放送にするにあたって、なぜそれがおもしろいと感じるのかについてもうちょっと深掘りってみたんですけど、それは、今、振り返るからこそ言えることが含まれるからだと思うんですよね。
今、過去について話すと、今、振り返るからこその考察が入るじゃないですか。これが私はすごくおもしろいんだなと思うんですよね。
例えば、何か選択したり、何か転機があった当時は、その先がどうなるか結果は見えてないじゃないですか。
偶然の要素もだいぶ入るし、当時の短い時間尺だけ切り取ると、大抵うまくいかないとか難しいこととかがたくさんあると思うんですけど、今、それについて話すと、今だから言えること、当時は言えなかったけれども今だからこそ言える考察が入るのが、本当におもしろいんですよ。
それって、当時は絶対に言えない深みみたいなものがあるし、相手の考察を聞くことで、自分はしていない経験のごく一部の小さな小さなものかもしれないですけど、追体験ができる
その人の理解に一歩近づけるみたいなところが、本当におもしろいんですよね。

そういった話を何パターンも聞いてくると、うまくいかないこととか葛藤したこととか「しまった!」ということもたくさんあると思うんですけど、いろいろあった歩みがその人ごとの個性や魅力になっているなと思いますし、極端な話、同じ経験をしたとしても、そこからの考察だとか、それによって次にどういう選択をしていくかなんていうことも、人によっても全然違うと思いますので、この違いというか多様性を知る、自分にはないパターンに触れるというのが、本当におもしろいと私は感じているんだなと気づきました。

最近、私はこのチャンネルで「今になって歴史がおもしろいなって感じるんですよね。古典ラジオにはまっています。」という話をしましたけれども、これも今日のエピソードに当てはめると、出来事そのものももちろんおもしろいんですけれども、今だから言える考察、今だからできる深め方ができるというのが、すごいおもしろいんだなと。
私は自分のおもしろいという感覚に、今日の話をしながらさらに納得できたという感じです。

今の自分を形作っている物を聞き合いたい

つらつらと小田木所感を並べさせていただきましたけれども、まとめると、過去にこそ今がある。
それは誰かにとってもそうだし、間違いなく自分自身にとってもそうだと思うんですよね。
なので、過去をかっこよくプレゼンテーションするみたいな軸とは全然別で、泥くささ人間くささも交えて、今の自分を形作っている物って何なんだろうな?それを伝え合ったり聞き合うみたいな関係性って、私は新しい人と何かつながりがスタートする段階ではすごく大事だと思いますし、今、いいつながりを持って付き合っている相手とも、改めてそういったことを聞き合う、伝え合う、みたいなコミュニケーションがあるのも、めちゃくちゃおもしろいんじゃないかなと思っています。

ということで、今日は最近に思ったことを放送させていただきました。

最後までお聴きいただきありがとうございます。

それでは、今日も一日良い日にしましょう。

小田木朝子(おだぎともこ)プロフィール

人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
“気合・根性・長時間労働の働き方を変えるヒント”をnoteとVoicyで毎日配信中。
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