#845 ”〇〇が無い”プレゼンが残念!でも、今日から変えられる
おはようございます。
仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜び、小田木朝子です。
このチャンネルは、チームワーキングで仕事をもっとおもしろく、キャリアもっと持続可能に、オンラインスクールスクラより、仕事、キャリア、両立にちょっと役立つヒントを配信します。
両立サプリのフォロワー数が5000人を超えました!
今週も一週間がスタートしました。
放送に入る前に、皆さん、気付かれましたでしょうか?
私も「おっと!」という感じなんですけれども、なんと先週、両立サプリのフォロワー数が5000人を超えました。
開設から3年、特に派手さもなく、コツコツと仕事・キャリア・両立の日々の気付きを、聴いてくださる皆さんと「ああでもない、こうでもない」と考えながら続けてきたチャンネルかなと思うのですが、すごくうれしいなと思いました。
もちろんフォローをしてくださってる方がいつも聴くというスタイルとはまた違うと思うのですが、それでも5000人の方が、またどこかで聴いてもいいかなとか、自分のお気に入りのチャンネルの一つに入っていてもいいかな、そんなふうに思ってくれての一人一人の積み重ねが5000という数字だと思うと、やっぱりすごくうれしいなと思いますし、また聴いてもらえる、聴いてもいいかなと思えるような放送を続けていきたいなと改めて思いました。
そんな今日の放送も、こうして聴いてくださってる皆さん、ありがとうございます。
#悪いプレゼン良いプレゼン
今日は、Voicyさんのハッシュタグテーマで放送をお届けしたいと思います。
今日のハッシュタグは『 #悪いプレゼン良いプレゼン 』です。
プレゼンテーションというテーマを取り上げますが、中身に入る前に、「プレゼン」とはいうものの、例えば、プレゼンと聞いて頭に思い浮かぶような、Appleの製品発表とか、事業のピッチとか、いわゆるスーパープレゼンテーションを取り上げるわけではなく、今日のプレゼンというキーワードは、日常の仕事の中で、例えば、会議の中で説明をするとか、発言をするとか、ミーティングで顧客に伝えるとか、私たちの日々の仕事の中で、ちょいちょい発生する、説明する・発言する・伝える、これを対象にして考えたいなと思います。
スーパープレゼンテーションではない、そういう前提ですね。
やり方で損をしちゃっている残念なプレゼン
そんな中で、ハッシュタグは、『悪いプレゼン良いプレゼン』ですけれども、どんなところに着目をするかというと、私も含めて、いろんな説明機会を受けるにつけ、常々思うのですが、プレゼンの内容そのものはめちゃくちゃ良いけれども、そのやり方で残念、損をしちゃっているなというケースがあるんですよね。
プレゼンテーションの内容ではなくて、やり方で損をしちゃっている残念な部分に目を向けて、今日の放送をお届けしてみようかなと思います。
これなら今日からでも変えられるよ。
そんな着眼点なんですけど(私なりの)、それはどこかというとこちらです。
前提がない。
前提の共有や前提の説明がない。
これは、めちゃくちゃ残念ですよという切り方なんですけど、ここにぜひみんなで目を向けたいなと思っています。
前提がないとは、何がないのか?ですけれども、具体的には、発表内容やプレゼンの位置付けとか、経緯とか、参加者への期待とか、達成状態。
中身以前のものを総称して前提とここでは呼ばせていただきますが、これがないのが本当に残念です。いきなり説明に入っちゃだめです。そういうトーンです。
前提を説明する準備をしよう
じゃあ、位置付けとか、経緯とか、参加者への期待とか、達成状態とか、具体的にはどんなことをどんなふうにしゃべるイメージなのか、完全に妄想ですけれども、例えばこんな感じというのをしゃべってみようかなと思います。
例えば、会議の中を想像してください。自分は発言者説明者です。
「前回のミーティングで、こういう課題が出ましたよね。
なので、その課題についてどうするか、方向性と選択肢を私なりに整理してみました。
でも、今の段階では、たたき台だと思っています。
たたき台のまとめだと思って聴いてください。
今日の会議の中で、他に着眼点がないか、みんなで考えたいと思って準備をしました。
今から私がざっと説明を流しますけれども、ここで皆さんとワイガヤと着眼点を出して、時間の中でチームで取り組む優先テーマが一つか二つに絞れるといいなと思っています。
じゃあ、発表内容を聞いてください。」
こんな感じですね。
平たく言うと、前置きです。
でも、この前置きを適切にするかどうかが、そのプレゼンを伝わるものにするというか、聞き手に準備をさせて、聞き手に望ましいスタンスでコミュニケーションをとってもらうための、すごく大事なステップだと思っていますので、内容うんぬんではなくて、前提をちゃんと共有するというステップを踏むのが、私はすごくすごく大事だと思っています。
前提の共有がないと、聞き手はぼーっと聞くか、ただ突っ込むしかなくなる
前提の共有がないとどうなるのか、今度は聞き手の立場で想像していただくと明らかですよね。
「いきなり説明が始まっちゃったけれども、なんで今、この説明なんだっけ?」とか、「そもそもこれを聞いて何をしてほしいんだろう?とりあえず突っ込めばいいかな?」もしくは、クエスチョンが頭の中に浮かんでいる間に終わってしまったり、「こういう前提でよかったんだっけ?」ということが気になっちゃって、中身が頭に入ってこない。
こういうことを聞き手に引き起こしちゃうんですよね。
端的にまとめると、前提の共有がないとどうなるのかというと、聞き手はぼーっと聞くか、ただ突っ込むしかなくなる。
これは、発表者にとっても超つらいんですよね。
でも、そういう状態になっちゃうんですよ。
どんな話にも必ず前提を添えよう
さらに言うと、例えば、顧客への説明であれば、前提の共有を大事にしようというモードにもなりやすいのですが、ただ、社内のミーティングだったり、それが連続的に開催されているミーティングや取り組みの中での一環だと、話し手はつい「分かっているよね」という前提でそこを飛ばしちゃうのですが、私の経験からいくと、どんなに密に取り組んでいるプロジェクトの中身であったとしても、すみません。分かってません。
なぜならば、発表の準備をする話し手というのは、内容についての最大の関心者なんですよね。
発表するわけなので、誰よりもそのことについて考えてきた人なんですけれども、聞き手というのは、ともすれば、それはたくさんあるテーマのたった一つであったり、どんなに重要なテーマであっても、時間がたつと忘れていく、曖昧になる。
これが、往々にしてあります。
なので私は、いかなる発表であっても、絶対に割愛してはいけない大事なステップだなと思います。
例えば、さっきの事例にあったように、「今の段階では、たたき台だという前提で作成しました。」この一言があるだけで、聞き手は「なるほど。じゃあ、ここから一緒にブラッシュアップをしていくという段階なんだな、今は。」と、頭の理解ができますよね。
でも一方で、たたき台だという前提が共有されないと、「これでいくかどうかのジャッジメントを求められているんだな。だから評価して突っ込めばいいんだな。」こんなふうにとらえちゃうこともあるわけです。
残念なボタンの掛け違いだとか、期待のすれ違いをなくすというのが、前提を共有するということだと思いますので、どんな話にも必ず前提を添える。このぐらいのスタンスで私はやっていけたらいいなと思いますし、前提を握った上で話に入ることに、結構心血を注いでいます。
今日は、『 #悪いプレゼン良いプレゼン 』というVoicyさんのハッシュタグにもとづいて話をさせていただきましたが、プレゼンの時はとにかく前提を説明する準備をしよう。中身の良し悪しじゃなくて、これが発表だとか説明を手応えのあるものにする、すごく大事なポイントだと思うよという話でした。
今回は、プレゼンの内容そのものには触れていないですけれども、実は、「前提をちゃんと説明しよう」こういうことを頭に置いておいたり、そのための準備をすると、結果的に内容そのものの精度も上がっていくんですよね。
こういう超お得なメカニズムの中での前提共有です、と小田木は思っているよという話でした。
皆さんは、プレゼンを良いものにするために、どんな工夫やちょい技を持っていますか?もしくは、どんな点が難しいなと思っていますか?
よかったらコメントもいただけるとうれしいです。
プレゼンや説明シーンを取り上げた過去放送の紹介
最後に、両立サプリで過去にちょいちょいプレゼンや説明シーンを取り上げてきましたので、今日の放送が関心ごとだという方は、こっちの関連放送もいいかもしれないよということでピックアップしてみました。
チャプターへのリンクは一個しか貼れないのですが、放送の概要欄というものがありまして、放送のページを見ていただけると概要欄をクリックできますので、ここに関連放送をピックアップして貼っておきます。
私の関心はこっちかもしれないなというものがあれば聴いてみてください。
具体的には、『#668 完成度を下げることで結果的に上手くいくプレゼン術』とか、『#484 プレゼンや説明シーンで忘れがちな準備の工夫』とか、『#193 関心を自分ではなく相手に向けると仕事がうまくいく』こんなテーマです。
最後までお聴きいただきありがとうございます。
それでは、今日も一日良い日にしましょう。
小田木朝子プロフィール
「仕事が好きだし、楽しいと言い合える女性が増えることが喜
び」小田木朝子(おだぎともこ)です。
このチャンネルは両立女性のためのオンラインスクール“スクラ”から出産後の変化を柔軟に乗り越え、仕事がもっと楽しくなる“知恵とヒント”を平日の毎朝配信しています。2回の育休を経て、現在人材育成・組織開発を行う株式会社NOKIOOの役員をしています。
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