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【東欧中欧留学したい人向け】ヨーロッパの大学に進学するには

昨今、海外に留学することは珍しくありませんが、アメリカをはじめとした英語圏が多く、ヨーロッパ留学の実際についての情報は数えるほどしかありません。そんな状況なので、ヨーロッパ留学したい!という人が情報を得ようとするとなかなか見つからない、特に中欧・東欧の留学に関しては情報が少ないようです。

そういった現状を踏まえ、私は現在中欧・東欧の大学進学に向けて準備を進めており、Twitter上で相談のDMをいただくことも出てきたため、他の方のヨーロッパ進学に少しでも参考になればと思い、記事を書くことにしました。

【目次】
1.中欧・東欧留学とは
2.学校の探し方
3.学校の決め方 〜私の場合〜
4.出願の時期・条件・やり方
5.選考の内容
6.まとめ

1.中欧・東欧留学とは

まずは本記事において中欧・東欧留学とは何を指してるかをお話しします。
中欧・東欧という表現をしていますが、具体的な国のイメージとしてはハンガリー、ポーランド、チェコ、クロアチア、エストニア、リトアニアのあたりをイメージしています。要は学費・生活費などの留学にまつわる費用が比較的安価に抑えられる国が中心となっています。

また、ここでは語学習得のみを目的とした単なる語学留学ではなく、Bacheolor of ArtやBachelor of ScienceなどのDegree取得を目的とした大学への正規留学(大学院留学は除く)を指すこととします。これは、語学習得のみであればわざわざ中欧・東欧を選ぶ理由はないためと、この記事は最終的に海外で働くことを見据えている人向けに「英語で」「学位が取れる」「安価である」という条件を満たした留学を紹介する目的であるためです。

上記が前提であるということを念頭にこれ以下の文章を読んでいただけると幸いです。

2.学校の探し方

英語で学位を取得したい!〇〇を勉強したい!中欧・東欧に留学するぞ!と決めたら、次に必要なことは学校を決めることです。留学する学校はどのように決めたら良いのでしょうか?Googleで「(国名) University」で調べたら良いのですが、ヨーロッパのいろんな国の大学情報見たい、必要な要件も知りたいなどなど情報としてまとまっているとありがたいですよね。そんなサイトがあります。

こちらは国別に大学の情報がまとまっており、世界大学ランキングなども見れるし、必要な英語力なども書いてあるし、ある程度の必要な情報が掲載されているので便利です。

また、できれば世界的にもレベルの高い教育受けたいと考えるようでしたら、下記のサイトでランキングを調べてみると良いと思います。

https://cwur.org/2020-21.php

3.学校の決め方 〜私の場合〜

私はヨーロッパの大学に進学すると決めてからというもの、いろんな大学を検索しまくりました。ただ、「費用が安い」「開講言語は英語」という2点は外せないポイントだったので、フランスやイタリアなどの南欧の国は早々に選択肢から外れました(受けたいコースが英語で開講されてないことが多かったため)。

また、私はコンピューターサイエンスを勉強したいのでIT化が進んでいると言われるエストニアもかなり関心があり、上記の2点の条件にも当てはまっていましたが、エストニアはどの大学も学部のコンピュータサイエンスのコースがなく、残念ながら選択肢から外すことにました。

その後、上記条件に当てはまり、且つ出願条件をクリアできている、及び世界大学ランキングも相対的に高めであるというところからハンガリーの大学とポーランドの大学に出願することを決めました。今後ドイツの大学にも出願したいと思っていますがこれは未定です。

4.出願の時期・条件・やり方

行きたい大学が決まったら、次は出願の条件について調べることです。いつからいつまで出願を受け付けているのか、出願するためにはどんな書類が必要なのか、その方法はどうやってやるのかを早めに把握しておきましょう。

私が調べた限りでは、中欧・東欧の大学は9月入学だとその年の4月末〜7月末の間が応募締め切りであるようなフローになっていました。ある大学は4月末まで、ある大学は7月末までなど幅が広いので自分が希望する大学はいつ出願を締め切るのかは個別に確認しておく必要があります。たまに、出願期限が延長されていることもあるので(ありました)、出願したあと連絡があまりにも来ない場合は時々HPを確認しておくと良いです。

次に大学(学部)の出願条件ですが、下記の書類を求められました。

・高校の成績証明書
・高校の卒業証明書
・パスポートのコピー
・CV(履歴書)
・志望動機書
・出願料の支払証明書
・健康診断書
・写真

大学学部出願において、高校の成績証明書と卒業証明書とパスポートは必須です。私は出身高校に問い合わせたところ、卒業から5年以上経過しているため成績証明書の発行ができないと言われ、危うく出願ができなくなるところでした。成績証明書が発行できない旨大学に問い合わせたところ、成績証明書がなければ出願することはできないと言われてしまいましたので、高校を卒業した段階で成績証明書は念のためにもらっておくことを推奨します。日本語表記の場合は翻訳文を付ける必要があるので翻訳会社などに依頼しましょう。(尚、私は日本の大学に出願した時の成績表が実家に残っていたため出願することができました)

CV(履歴書)や志望動機書、健康診断書は学校によって必須としているかどうかが違います。CVや志望動機書は自分で準備するものなので問題ないかと思いますが、健康診断書が出願時に必要な場合は少し余裕を持って検診に行かれることをオススメします。というのは、英文での健康診断書の発行は検診内容にもよりますが少し時間がかかるので、出願期限直前だと結果を受け取るのが期限に間に合わない可能性があるためです。

最後にやり方ですが、私がみる限りほぼ全ての大学がオンライン出願となっていました。各大学ごとにポータルサイトが設けられており、そこに登録をして名前・生年月日などの必要事項を記入し、必要な書類をそのウェブサイト上にアップロードしてSubmitのボタンを押して出願完了となります。

5.選考の内容

これも学校によります。出願後、インタビューを実施する学校もあれば、高校の成績のみで判断される場合もありますし、特定の科目の試験を受ける必要がある場合もあります。

現在出願中のポーランドの大学は英語と数学の試験がありました。英語は100問1時間半の文法の試験で仮定法過去や前置詞を選ぶものなどかなり平易な内容でした。全て選択肢の中から選ぶスタイルでしたので、もしわからない場合は何かしら選択しておけばいいかと。また、数学は20問1時間半の試験で、二次方程式や不等式、グラフの問題などが出てきました。私は数学が苦手なので半分くらいしかできませんでしたが、数学が得意な方であれば難なくこなせる難易度かと思います。ただ、この選考によって合否が決まるわけではなく、あくまで入学する際のクラス割り振りに試験の結果は使うとの旨がありました。成績が基準を超えていたら、学部のコースにそのまま入学となるが、基準を下回っていたらファウンデーションコースと呼ばれる入学準備のコースに回されるようです。また、不合格の場合もあります。

6.まとめ

まとめとしましたが、まだ出願中であり結果が出ていないため、今後追記して書き加えていければと思っています。どなたかのヨーロッパ進学の参考になりましたら嬉しいです。

-------2021.6.13追記--------
2021年9月募集に関しては、ポーランド1校ハンガリー1校に出願しました。その結果、この2校ともに入学許可をいただきました!ハンガリーの大学が第一志望でしたので、こちらに入学を決める予定です。ドイツの大学(TUM)にも出願しようと思っておりましたが、面接が8月であるなど結果が出るのが他と比較できるギリギリの時期になりそうなことから取りやめようと思います。

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