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京都

本屋の誠光社さんを訪ねて夜行バスに乗った。

22:00のバスに乗り、京都駅に着いたのは6:00。

辺りはまだ真っ暗で、とてつもなく寒かった。

僕は手をM-65ジャケットのポッケに突っ込んで、小刻みに震えた。

まだ本屋が開くには時間がある。

Googleマップで銭湯を探す。

どこも空いてない。

諦めかけていたその時、10時まで空いてるサウナを発見。

めちゃくちゃボロいけど、身体を温めることに成功した。

所持金は残り5000円。

途中ホホホ座という古本屋で本を4冊購入。

所持金は残り数百円。

誠光社では店主の堀部さんに色々な助言をいただいた。

そして、京都のおすすめの本屋を紹介してくれた。

だけど、僕はもうお金を持っていなかった。

残念だが、もう本屋を回れないと言うと、5000円を貸してくれた。

ゴールデンウィークに広島に行く用があるから、その時の本屋『檸檬』での飲み代だと言われた。

ありがたく受け取り、礼を言ってお店を後にした。

紹介の本屋を回る途中。

ジャズとようかんというお店のポップアップを見つけた。

大分から来たようだ。

僕は本屋『檸檬』で好きなジャズを流そうと思っていたし、本を読める空間を作りたいし、ナチュラルワインを置くつもりだったから、その3つをコンセプトに含むジャズとようかんに興味を持った。

そして、一本買って広島に帰った。

デザインもいい。

美味しい。

ワインにもよく合う。

いい出会いだった。

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