Ochiai Yuya / ochi-covolet R&D works

ochi-covolet R&D works は雅号のようなものです。 赤湯の…

Ochiai Yuya / ochi-covolet R&D works

ochi-covolet R&D works は雅号のようなものです。 赤湯の葡萄・ワインの話題が中心ですが、これもまた寡黙な男を目指す落合の独り言です。 *略歴等はnote記事「ochi-covolet の note / PROFILE」を御参照ください。

記事一覧

風也塾士規七規則

風也塾士規七則(ふうやじゅくしきしちそく) いやいや、それが何でどんな意味なのかを解説する立場にはない。それどころか、一生のうちにそれを少しでも体現できるように…

SUSTAINA ― なんつっテナ

ついにリリースを迎えた新しいワイン。真の意味で、最初の商品納入を行うべく東京に遠征しています。 今日のうちに、今のうちに記載しておこうと思います。 ONE-TENTH2836…

ケンセツセブン DEBUT

新ブランド KENSETSU7 はじめます 笑 え?ワインの話かって? いいえ、人事異動の話です。はい、建設課へ異動しました。 計画係に配属となりました。具体的に何をするの…

COLORFUL MARBLES

いよいよ年度末。総決算的な追い込みで各現場が多忙を極める中にあって、先日は心温まる機会に同席させていただいた。SDGsの普及啓発活動として何度か足を運んでいた小学校…

デザインのイミロンテキテンカイ

イミロンテキテンカイ・・・正しい日本語では意味論的転回・・・英語だと Semantic Turn(あ、余計に分かりにくくなった)・・まあ、それが意味するものは時代とともに変わ…

赤湯十分一山産 純粋欧州種MERLOT

Bottling the VINEYARD と並行して、紫金園/須藤ぶどう酒さんで醸造されるワインについても一部エチケット制作のお手伝いさせてもらっている。 今回は「赤湯十分一山産純…

サステナビリティの土台に諸行無常を置いてみる - 書きかけ -

noteをはじめて1ヶ月ほど経った。 書かなければならないという義務もないので、ゆる〜く活動記録やらを振り返る形でまとめていくつもりだが、その意図や姿勢について改めて…

HAKURYU-DRY CHALLENGE 2019

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインづくり。エチケットデザインの続きとして、収穫した葡萄を自然乾燥させ、それで赤湯らしい…

HAKURYU-DRY EXPERIMENT 2018

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインづくり。これまでにリリースしてきたエチケットのデザインについて御紹介してきました。 h…

DESIGN of Bottling the VINEYARD vol.2

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインプロジェクトでは、これまでに多くの銘柄・ヴィンテージをリリースしてきました。 独自路…

DESIGN of Bottling the VINEYARD vol.1

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインプロジェクトでは、これまでに多くの銘柄・ヴィンテージをリリースしてきました。 独自路…

SDGs OUTREACH for children

小中学生向けにSDGs出前授業を行った内容・ビー玉を使った実験についてまとめておきたいと思う。活動の概要(公としての情報発信)は市公式WEBサイトにも掲載してあるので…

17immingrants speak about . .

筆者にとって"SDGs"は、仕事であり、試練であり、道具であり、道標であり、壁でもある。終ぞ一体それが何なのか自分には分かり得ないもの・・・そんな自覚が芽生えたところ…

善151 - 3.9AKAYU PRIDE -

2017年に"Bottling the VINEYARD"をコンセプトにしたワインづくりがスタートし、これまで着実に前進してきた。 当然のことながらワインは葡萄からつくられるものであり、…

SanQueHadsu 3/3

"Bottling the VINEYARD" 初年度に発行した「サンクスレター(2018年6月/結城酒店)」に寄稿いただいたコラム「"さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平)」を全3回…

SanQueHadsu 2/3

"Bottling the VINEYARD" 初年度に発行した「サンクスレター(2018年6月/結城酒店)」に寄稿いただいたコラム「"さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平)」を全3回…

風也塾士規七規則

風也塾士規七則(ふうやじゅくしきしちそく) いやいや、それが何でどんな意味なのかを解説する立場にはない。それどころか、一生のうちにそれを少しでも体現できるようになったら実に立派なことであろうと。私にとってはそういうものである。 このnoteの中心的話題であるBottling the VINEYARDに関する私の収支勘定は専用の通帳で管理しているが、小口現金を持ち運ぶケースの中にも「風也塾士規七則」のメモ紙をそっと忍ばせている。 金融機関の窓口で現金の払出を待つ束の間に

SUSTAINA ― なんつっテナ

ついにリリースを迎えた新しいワイン。真の意味で、最初の商品納入を行うべく東京に遠征しています。 今日のうちに、今のうちに記載しておこうと思います。 ONE-TENTH2836-83 VINEYARD MASCUT BAILEY-A2023 'SUSTAINA' Grape-Producer "NOT HOTEI" NOBUO ONUMA VOL.720ml ALC.15% 360mlボトル:2030円 税込 720mlボトル:3123円 税込 赤湯字十分一山一2836

ケンセツセブン DEBUT

新ブランド KENSETSU7 はじめます 笑 え?ワインの話かって? いいえ、人事異動の話です。はい、建設課へ異動しました。 計画係に配属となりました。具体的に何をするのかは分かりません。今日行ってからじっくりお話を伺ってきます。 このまちで・これから・どのような暮らしが描かれるかを、都市計画の分野から考える仕事だと思われます。 "考える"といっても、初めての分野で知識も経験もないので、たくさんの方々にお話を聞きに行こうと思います。ない頭で悩んでも前進できないので、

COLORFUL MARBLES

いよいよ年度末。総決算的な追い込みで各現場が多忙を極める中にあって、先日は心温まる機会に同席させていただいた。SDGsの普及啓発活動として何度か足を運んでいた小学校で、総合学習のまとめとして発表会を行うので参上せよとのこと。 ここは少人数の学校で複式学級、5・6年生12名のクラスで何度か出前授業をさせてもらっていた。そのうちの現6年生(・・・卒業式も終わってますが)は前年度にも3度の授業機会があったので2年間お付き合いしたことになる。 同校は令和6年度末をもって休校、近隣

デザインのイミロンテキテンカイ

イミロンテキテンカイ・・・正しい日本語では意味論的転回・・・英語だと Semantic Turn(あ、余計に分かりにくくなった)・・まあ、それが意味するものは時代とともに変わってきたということでしょうか。 「デザイン」という言葉はとても便利ですが、それがどんな領域のどのような意味で使っているかは人それぞれです。 一般にはモノの色・形・サイズをどんなものにするか、どちらかと言えば視覚的なことにデザインという言葉を用いることが多いように感じます。いや、それはそうなんだけど、何

赤湯十分一山産 純粋欧州種MERLOT

Bottling the VINEYARD と並行して、紫金園/須藤ぶどう酒さんで醸造されるワインについても一部エチケット制作のお手伝いさせてもらっている。 今回は「赤湯十分一山産純粋欧州種MERLOT(メルロ)」のデザインについて経過をまとめておこう。 醸造家から一枚の写真を預かる いつもの調子でとりあえずのラフ画(テーマは"たすき掛け"だった)をみせたところ、醸造家は「ん~、悪ぐねぇけど・・」と微妙な反応。 ”何かこう、恰好つけだ感じっていうんでねくていいんヨ。別に

サステナビリティの土台に諸行無常を置いてみる - 書きかけ -

noteをはじめて1ヶ月ほど経った。 書かなければならないという義務もないので、ゆる〜く活動記録やらを振り返る形でまとめていくつもりだが、その意図や姿勢について改めて触れておきたい。 Bottling the VINEYARDをコンセプトにしたワイン産地づくり(再構築)の取組は、時勢にのった言い方をすればサステナビリティ(持続可能性)の確保を目指すものでもある。 2030年を目標年限とするSDGsにも一定の貢献と配慮ができればという姿勢ではあるが、別に2030年あるいは1

HAKURYU-DRY CHALLENGE 2019

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインづくり。エチケットデザインの続きとして、収穫した葡萄を自然乾燥させ、それで赤湯らしいワインをつくる取組について書きました。 https://note.com/ochiaiu/n/n96e4bf3c7820 その翌年2019年の活動についてのまとめです。EXPERIMENT2018 の次は CHALLENGE2019 です。・・・また長いっス。ワインでも飲みながらどうぞ。

HAKURYU-DRY EXPERIMENT 2018

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインづくり。これまでにリリースしてきたエチケットのデザインについて御紹介してきました。 https://note.com/ochiaiu/n/n3772762c18d6 「ONE-TENTH 2836-83 VINEYARD / 'HAKURYU-DRY' MASCUT BAILEY-A」の経過については"話すと長くなる"ので省略していたのですが、今回はその昔話です。・・・長い

DESIGN of Bottling the VINEYARD vol.2

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインプロジェクトでは、これまでに多くの銘柄・ヴィンテージをリリースしてきました。 独自路線をいくエチケットデザインについて紹介する機会がなかったので、当時の「コンセプトノート ver.2021.3.9」より抜粋して、まとめておきたいと思います。 今回はvol.2となります。 SanQueHadsu 'NOB' 2018 -Craftsman Press / Barrel Agi

DESIGN of Bottling the VINEYARD vol.1

"Bottling the VINEYARD = 葡萄畑をそのまま瓶詰めする"をコンセプトにしたワインプロジェクトでは、これまでに多くの銘柄・ヴィンテージをリリースしてきました。 独自路線をいくエチケットデザインについて紹介する機会がなかったので、当時の「コンセプトノート ver.2021.3.9(*)」より抜粋して、まとめておきたいと思います。 (*) その当時、コロナ禍で勉強会兼交流会が開催できないモヤモヤを原動力に作成したものでした。 その年その年で生産現場で起こる様

SDGs OUTREACH for children

小中学生向けにSDGs出前授業を行った内容・ビー玉を使った実験についてまとめておきたいと思う。活動の概要(公としての情報発信)は市公式WEBサイトにも掲載してあるので、参照いただきたい。 なお、本記事に掲載している意見はあくまでも個人の主観に基づくものであり、所属組織等の公式な見解を示すものではありませんので、あらかじめ申し添えます。 その取組はSDGsでいうところのどのゴールにつながるものですか?SDGsの広まりとともに様々なところで目にするようになったのが上記の設問だ。

17immingrants speak about . .

筆者にとって"SDGs"は、仕事であり、試練であり、道具であり、道標であり、壁でもある。終ぞ一体それが何なのか自分には分かり得ないもの・・・そんな自覚が芽生えたところから #SDGsへの向き合い方 が変わってきたように感じる。そんなつれづれを書き留めておこうという話です。 ところで筆者は地方公務員として、生まれ故郷の市役所に勤務している。企画部門に在籍し、市民、とりわけ次世代を担う小中学生をターゲットとしたSDGsの普及啓発活動を担当してきた。 直近年度の活動状況などは市の

善151 - 3.9AKAYU PRIDE -

2017年に"Bottling the VINEYARD"をコンセプトにしたワインづくりがスタートし、これまで着実に前進してきた。 当然のことながらワインは葡萄からつくられるものであり、そのワインがどんなものであるかは究極はどんな葡萄からつくられたのかに尽きる。赤湯がワイン産地であり続けるには、やはり葡萄産地であり続けることが大切で、その原点をみんなで考え直そうぜという提案が"Bottling the VINEYARD"プロジェクトの核である。 そのメッセージはワインの流通

SanQueHadsu 3/3

"Bottling the VINEYARD" 初年度に発行した「サンクスレター(2018年6月/結城酒店)」に寄稿いただいたコラム「"さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平)」を全3回に分けて紹介します。 ※ リターンのワインが届きそれを呑みながらちょっとしたロマンに浸ってもらおうという意図で作成されたものです。原文のまま掲載します。 "さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平) 3/3 赤湯におけるマスカットベーリーA栽培の歴史は、昭和11年「名前はまだない

SanQueHadsu 2/3

"Bottling the VINEYARD" 初年度に発行した「サンクスレター(2018年6月/結城酒店)」に寄稿いただいたコラム「"さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平)」を全3回に分けて紹介します。 ※ リターンのワインが届きそれを呑みながらちょっとしたロマンに浸ってもらおうという意図で作成されたものです。原文のまま掲載します。 "さんきゅうはづ"というぶどう(著/竹田 耕平) 2/3 須藤 鷹次(以下「鷹次」という)は、十分一山の麓で水車精米業を営んでいた