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最高級かもしれない感情について

先週末の話。
店員さんから、そんなに辛くないヨ〜。と教えてもらって頼んだカレーをひいひい言いながら2人で食べていた。

お互い嘆いたり、辛すぎて時が止まったかのように無口になったりしてしまう。
笑いが止まらない。
それを見ていた店員さんが、プレゼント!と言って持ってきてくれたラッシーは本当にありがたかった。ああ、あまい。

ここ数分で辛いと甘いをひたすら行き来した。

がんばって完食した頃、この人は食べ物を大切にするとってもいい人ですヨ!と、一緒に食べに来た人に熱弁してくれていた。
社会人になってからというもの、こんなにもストレートに褒められる現象って滅多にないかもしれないと気づいた。素直に嬉しかった。

スパイシーなカレーは月に3、4回食べると体調が整うからいいヨ〜。と、おすすめもしてくれた。
店員さんのなぜか必死そうな姿がとてもチャーミングで、私も終始にこにこしてしまった。
そうしている間に、ものすごい辛さは口の中からすっかり消えていた。

おもしろいって感情は最高級なのかもしれない。
だって、激辛カレーすらも楽しいんだから。

真冬の、からくてあまくて暑い思い出。
たぶんインド人しかいない、カレーやさんにて。

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