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#友人 | 大量の手作りクッキーを捧ぐ


今回は「#私のパートナー」をテーマに書いていきます。
本人には面と向かって言えないので
感謝も込めてここに残します。

大量の手作りクッキーを捧ぐ

#私のパートナーは“初恋の人”
※ここでは「カズ」と呼ぶことにする。

私達は小学校の入学式、7歳の頃に出会った。
6年間クラスが一緒で、
学校でも、放課後もいつも一緒だった。

お互いの実家は走って5分くらいの距離。
母親同士が昔からの知り合いだった事もあり
家族間の距離も近かった。

当時男勝りだった私の周りには男の子ばかり。
放課後の遊びも、男の子達の中に女の子が1人混ざるという光景がほとんどだった。

そんな中、
少し大人びた会話をしたり、
「好きな子」というワードが飛び交うようになった小学4年生になる頃、
私はいつも当たり前のように隣にいる
「カズ」が好きなのだと気付いた。

そして、大人びた友達が
「告白」「付き合う」というワードを使うようになった頃、
私はカズに気持ちを伝え「カップル」という日々を送った事もある。
初恋が私の初彼氏となったのだ。

とはいえ、
小学1年生から同じような距離感だった私達は
特に大きく変わった事はなく、
一緒に帰ったり、秘密基地を作ったり、
近所の畑に大きな穴を掘ったり、
立ち入り禁止の川で遊んで怒られたり、
小さな事をきっかけに大喧嘩をしたり、
プールや公園で遊ぶ日々を過ごした。

ただ毎年バレンタインに渡す
大量の手作りクッキーは、
その後数年…歯抜けする年もあったが
高校生頃まで続いていたのは気持ちの現われだろう。

彼の良いところは
良い意味での強引さ、相手を思う気持ち、
優しさがあるところ。

輪の中に入れていない子がいると積極的に混ぜようとする、
誰かが泣いていると真っ先に笑わせに行く、
誰かの為なら無我夢中になんでも突破していく、
そこが彼の魅力だと思う。

実際に私が周りの目を気にして、
男子だけの環境で遊ぶことに抵抗を感じた頃も
彼は「行くぞ!!」と強引に毎回誘ってきた。

また、近所のお母さんに怒られたり
校長室の外に立たされたりなど
たくさんの悪事に巻き込み
長女でしっかり者、優等生というイメージを持たれていた私の真面目なキャラクターの殻を破り続けたのもカズだった。

高校時代は
様々な状況で悩んでいた私に
励ますわけでもなく、ただ聞いているような、
ただ寄り添ってくれているようなメールを
毎日のように送ってきてくれた日々があった。

一番悩みが多く、苦しかった高校時代を
彼のメールが支えてくれたと言っても過言ではない。

社会人になってからも
彼のいろんな強引さに幾度となく巻き込まれ
夜遊びをしたり、オールをしたり、
年齢を重ねても、小学生の頃と変わらない感覚にさせられた。
いつも「程よい距離感」の関係は変わらない事が嬉しくも感じていた。

そして、彼が「いつも誰かを励ます」精神も変わらない…
その中のエピソードを1つ。

我々の共通の友人に
笑顔がトレードマークの「ユカ」という子がいる。
当時社会人になり、仕事の事で悩み落ち込み
笑顔がなくなってしまった事をきっかけに
「ユカお助け隊」を勝手に結成させられた事があった。
「俺はユカを助けたいんだ!海乃も行くぞ!」
と強引に毎度も連れ出された。

しかし彼といると私もいつの間にか
一生懸命になって行動してしまうから不思議。

私達2人はユカを笑顔にする為に
BBQをしたり、遊園地に行ったり、旅行に行ったりと
青春プレイバック!といった日々を送った。
その甲斐もあってか、ユカは笑顔を取り戻し、結婚、母ともなっている。

ユカの結婚式:2人で友人スピーチをした

そして時を同じくして
カズも「結婚」「父」となる。

「男女間の友情は成立しない」とよく言われるが
これはお互いの配慮あって成立するものだと感じる。

カズに彼女ができた時は自然と連絡をしない自分がいたり
彼も同じような配慮、遠慮をした事があったのではないだろうかと。

とはいえ、
過去にカズの彼女に嫉妬心を抱かせてしまった事や
様々な事から良好な関係とは言えない時期がなかったとは言えない。

カズの幸せを本心で祝っていたとしても
周りから感じる「なんとも言えない空気感」に気まずさを感じる事や
発言や立ち位置を気にする事もなかったとは言えない。

ただたくさんの経験や喧嘩や時期を経て
現在は仕事をする上で、お互いの存在が刺激になっているのは確か。

彼は会社員経験や父の事業をサポート、そして別会社として独立。
様々な経験を経て、
全力で、お客様の為、従業員の為、家族の為、
そして周囲の友人の為にと…小学生の頃と変わらぬ人柄で奔走している。

私が仕事で挫けそうになった時は
「甘ったれてんな!」「そんなんじゃ海乃らしくないだろ!」
と喝を入れられる。

時に気晴らしに!とか言いながら仕事を手伝わされる事もあるが、
時に、ふざけた話をしたり
時に、お互いの意見を言い合ったり
時に、互いの家族の話を共有する。

別々の道で、互いに様々揉まれながら生き、
互いに尊重し、互いに喝を入れ合い、
互いに認め合い
互いに気遣い、互いの幸せを願う

その時々で形を変え、細く長く続いていく
それが
“私のパートナー”の姿

いつもありがとう!

昔、夢として語り合った話を
いつか実現させよう!





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