【虎に翼 感想】第10話 判決~寅子たちのビギナーズラック
判決が出ました。
無事、妻の着物は取り返せました。めでたしめでたし。
きっと、寅子たちの想いが裁判官に伝わったんだ!わーい\(^o^)/
と言いたいところだけど、そういうわけでもなさそうです。
そのことを、次の「それでは、特別に判決の趣旨を述べます」のシーンで補足しているように思いました。
あらためて条文のおさらい
ドラマでは「自由ナル心證」がクローズアップされたけど、その前文も重要と思われます。
ざっくり言うと、裁判の中で原告・被告が主張した内容その他に基づくということ。
裁判官からしたら寅子たちは傍聴人にすぎないけど、特別に説明してやったぞ!というシーンとなる。
だんごを食べ終わった桂場とお酒を飲んでたときの教授も、「ただ引率しただけ」と言います。
もし、寅子たちが法廷に来たことが裁判官の心証に影響を与えたのなら、それは裁判官が外圧に屈したことと同じです。
だってここに、それこそ「反社」的な人たちがいる場合だってあるかもしれないから。
だから、民事訴訟法第185條は、裁判官を守る条文でもあると感じました。
特記すべきは、穂高教授も裁判官も、次の世代、新しい時代へ伝えたい想いがあったことが分かる大事なシーンだったということ。The 判例!
ビギナーズラック
寅子たち女子学生側からすれば、大挙して訪れた法廷の場で、望んだ判決が出たという「成功体験」はひとまずよかった。これで、1期生のような人数の減り方はしないでしょう。
(追記:翌週になったらめっちゃ減ってたw)
しかし、来週以降のストーリーは急降下の予感しかない!
ビギナーズラックでごきげんな女子学生たちに対し、ただ一人鬱屈しているよねくらいがちょうどよいよ。
それでは、今週は閉廷。
それにしてもシソンヌ代理人、裁判所に依頼者を置いてっちゃだめよ。トラブルになるから。
「虎に翼」4/12より
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