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【虎に翼 感想】第12話 法曹を目指す者は、みな人格者なのか


はるさんが心配

今週になってからのはるさん、顔色悪くないですか?彼女なりに悩みが多そうです。

そんなはるさんは日記をつけていました。

花江さんが何を考えているか分からない。
彼女を尊重、優しくしている。
女中のような扱いとは?

丁寧に削られた鉛筆で、自分の気持ちを再確認するかのように丁寧に書いていきます。

まさかと思うけど、はるさんはこのあと亡くなってしまって、後から花江が日記を見て後悔する号泣展開にならないか、勝手に心配してしまいます(涙)
妄想が止まらない。杞憂に終わることを望みます。


涼子様の苦悩

筆者が気がかりだった涼子様の背景が少しずつ見えてきました。
そうかそうか、女系家族か。そりゃ大変だ。

しかし、お母さま自身が道筋を示してあげられていない。法曹の道に進もうとする娘に、嫉妬すら覚えているのではないかと思えてしまうほど。

あのお酒の飲み方で母の人生が透けて見えたとしても、そこを否定するつもりはなくても、母がお酒を1杯飲むごとに、結婚したいと思えなくなる十分な理由が、澱(おり)のように涼子様の中に蓄積されていったのかもしれません。

たしかに涼子様は、今は「自分の身の上が辛い」ということが前面に立っておられるのでしょう。
あのシュークリームを片手で渡す冷たそうな執事も、お家が存続してくれなければ職を失います。お玉も。
いろんな人の人生を抱えているという意識は、分かりつつも、少し遠いところに置いていそうです。

いろいろなことを諦めて進んだ道だとしても、「そこでどう生きるか」を突き進んでほしいものです。


男子学生の妨害

ぐし縫いのプロ、花江の協力もあり衣装は完成。無事、法廷劇は開演にこぎ着けました。
寅子、ちゃっかり主役です。

ところが公演中、男子学生の妨害が入ります。

涼子様こっちむいて~
さすがオールドミス、貫禄がありますね。
法廷劇というよりおままごとだ。
母ちゃんにあんなかっこされたら恥ずかしい。
あの男みたいなやつが上野のカフェに入っていった。

穂高教授、せき払いじゃなくてもっと止めてほしかった。
弁護士も親子2代3代でなる人も結構いるから、
あいつらボンボンか?だから止められないのか?

一触即発の女子学生vs男子学生。
よねに詰め寄られた男子、思わずよねを突き飛ばします。
皆さん思い出したでしょうか?クラスメートと判決を傍聴したあと、夫婦が揉めているのを寅子が止めたシーンを。

「殴らせればよかったのに」

これが狙いか?と、うがった見方をしてしまいました。さて、明日どうなる。

男子学生が騒ぎ始めてから、帝都新聞の記者が後輩に何か指示していたのが気になります。
この騒動が帝都新聞に載って、何らかのムーブメントが起こる展開希望。


弁護士も人間だもの

先日、別の記事でも書きましたが、筆者は昔、弁護士が、「〇〇のような案件は簡単だから、女性の弁護士でもできる」と話すのを聞いてビックリしたことがありました。
20年以上前とはいえ、平成の時代です。

↑ の記事では、ほんの一部有料にさせてもらっている個所がありますが、セクハラ的なこともあったからで、長くいる職場ではないなぁと悟った次第です。

こんな方々でも、試験に受かれば弁護士になれます。
皆が穂高教授のような方であればいいのですがね…

「虎に翼」4/16より

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