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動線と導線、内需拡大のアイデア。


「動線」とは人や物が動く経路。

「導線」とは本来は電気が通る線だが

客や人を導く線という意味でも

近年は使われているようですね。


ドウセンという言葉は昔は

あまり使われていなかった気がする。


特定の業界で使われていた言葉が

最近になっていろんな業界でも

使われ出した印象がある。


なんていうかな、人やモノでも

うまく動かそうとするのはいい。


でもビジネスが絡んでお金を

つかわせてやろうとする思惑が

バレてくるとわりと印象が悪くなる。


動線を確保するのは構造上、必要。

でも導線を確保するのは企業などの

思惑が強くはたらいていると知ると

なんか、腹立ちません?(笑)


お金をつかわせたい側が

つかいやすく整える導線だとすると

経済を活性化させる意味でも

必要なことなのはわかるんです。


でもね、なんかうまいことやって

ホイホイお金を出させるように

すぐに買える、すぐに支払える

すぐにストレスなく○○できる。


こうなってくると古い人間たちは

なんかダマされている感じに

受け取るんです。


つまり近年、キャッシュレス化が

進んではいるんでしょうけども

意外とお金を現金で物質として

直接管理してきた古い世代。


彼らにとってキャッシュレス化は

知らないうちにつかわされて

知らないうちに多くつかってしまう

その懸念が強くなってしまう。


現にワタクシの親なども

スーパーなどで買い物をするとき

現金チャージスタイルになって

仕方なくも対応している。


でも、なんか前よりも

つかってる気がすると言う。

節約したいのになんかつかってる。

ダマされているようでイヤだと

愚痴をこぼしていたりもします。


時代の流れである程度の

モノがそろってしまうと

あえて買わなくてもよくなる。

買い替えするとき以外は

あまりつかわなくなるのが自然。


現役世代の多くは家族単位で

子供や家族の成長などで必要な

経費が次々と変わってくるから

つかうことにも、ためらいはない。


しかし一定の年齢になると

別の経費で頭を悩ますようになる。

浪費はしなくなるけれど

「老費」が増えてくるんですよね。


老後の費用のために貯めておく。

老後自分が家族や他人に迷惑を

かけないために必要な経費を

貯めておくようになるんです。


潜在的にお金を多く持っていて

つかえる世代がつかわない。


日本経済は自転車操業のように

現役世代を中心にグルグルと

回るだけになってしまってる。


そういう印象もあるんですよ。

ホントは動かしてもいいお金が

動いていかないしくみを重宝して。


キャッシュレス化は便利な反面

そういう動かしていない筋肉が

年々増えていくだけのように思う。


特にいまのお年寄りが多く

まだ健在である時代が

10年続くとしても

そのたった10年の

お金の動かし方で未来は変わる

それくらいの分岐点にいる。


じゃあどうしたらいい?となると

やっぱり老費世代がお金をつかうと

何か得になるような流れをつくる。

そこにヒントがある気がします。


現役世代がたとえば毎月30万を

動かしているとしてもそこにも

やっぱり限界はあると思うんです。


ただ、そこに老費世代の消費の動きが

加わってくると普段つかっていない

お金が回って流れ出すでしょ?


単純にいかないかもしれないですけど

そういうつかっていないお金が動く

導線が意識してつくられるといい。


老費のために貯蓄に勤しむ世代が

安心してつかってくれるように

なっていくともう少し内需拡大で

うまく回り、人も物も動き出す。


経済の動線もつくられていくのでは?

そうイメージしてたりもします。


たとえば困っている若い人や

非正規などの貧困層などが

事業を起こしたい人に寄付をすると

その社会貢献活動としての分だけ

年金に加算されるしくみとかね。


簡単じゃないですけど

いろいろとアイデアを出し合い

お金を動かす動線の選択肢を

増やすと、社会の動かしていない

筋肉をほぐす役割になっていく。


もう少し動かし方を工夫すれば

困っている人も動きやすくなるし

全体のお金の機動力も上がるし

いろんな人の起動力も上がる。


みなさんでぜひ、いろんな

アイデアを考えて実現してほしい。

まだまだ動かせるはずですから。


意外とね、いまの方向性の真逆に

答えがあったりするんですよ(笑)




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