雨降って自分固まる。

最近、特に増えてきた

と思うこと。

自分の居る空間を清潔に

キレイに居心地よくする。

惜しみなくお金をかける。

それだけいまの地球は

何もしないと、

いろんな生活環境が

快適に過ごせないほどだ。

いや、どっちだ？

外的な環境悪化だけか？

人間が不快を許せなくなった

という側面もあるが。

両方だろうな。

掛け算でさらに大きく

なってしまっているんだろう。

暑い、汚い、くさい。

大気汚染。人体に悪影響、

いろいろ気になりだした。

外敵から自分を守るために

お金をかけようとするし、

ビジネスで展開をもくろむ。

守るために恒常的に必要ですよと

したり顔した商売人に促され続け

必需品を増やし続けていく流れ。

元わい。元は何が悪いんじゃい。

人間はそこを見なくなってしまう。

いつも、その傾向がある。

意識する部分が

自分の人体周辺のみ、なんです。

自分の周辺さえ快適に

しておけば、あとは知らない。

自分で自分の身を守れ

そういうスタンスに入る。

そもそもの原因はどこにある？って

さかのぼることもめんどくさがる。

自分のリズム重視、面倒は避ける。

自分の目の前だけ快適に。

「コンビニ発想」が全部に影響して

傍観者意識に気づけない状態になる。

もう自分は手をかけなくていい。

完成品をすぐに得て満足を得たい。

思い通りに周辺環境を満足で埋める。

それを叶える環境を整えてきた。

なんなら自然環境を破壊してまでも。

いつナンドキでも整えておくから

「環境ぜいたく」をやめられない。

環境がレベルダウンすると不機嫌。

許せなくなる、もうなんかの中毒。

ちょっとした間違いを続けて

感覚がマヒし続けていって

事態が大きくなりすぎた。

もう誰も責任を取りたくなくなる。

残念なことに、私たちは

現時点での自分は悪くない

とさえ思っているから、当然

解決に向かわず改善していかない。

悪いのはこんな状態に

してしまった年寄りたちだ。

いま使う私たちは悪くない。

たしかにそうかもしれないが

悪くないけど、かと言って

良くなります？それで。

自然災害が多いですよね。

雨が多いのは水蒸気が多くなったから。

温暖化で海水面上昇、海水温度上昇。

雲が発生しやすくなった。

単純に考えていくと

温暖化を食い止めるために

必要な行動を優先すべきで

そのために便利を不便に戻し

ガマンする必要さえあるのだ。

そこに投資して実行していくことが

「ホマレ」高き行動と称賛される。

そういう流れをつくらなきゃならないが

日本の大衆レベルでは、まるで他人事。

そう、オオモトが何なのか。

原因は？そもそもの問題は？

雨が多いねぇ。大変な時代だよねぇ。

と言いながら生活スタイルは変えない。

黙って過ぎ去るのを待つスタイル。

自然災害大国ならではの無常観なのか。

でも、その負の部分を見過ごして

手に負えなくしてしまったのでは？

高度成長以後、

私たちは何もしていない。

いや、高度成長の時代も

何もしていなかったのだろう。

ただ、用意されたプランをこなし

流れに乗っていっただけで

あまり深く考えていなかっただけ。

自分の周辺だけを守る発想は

なかなかやめられないと思う。

書いている途中でニュースが。

国連で「温暖化の原因は人間」と

IPCCだかなんだかが警告したと。

言われなくてもわかってる。

みんなおそらくそうだろうと

じゅうぶんすぎるくらい知ってる。

ただ、だから何をすべきか？

そこでめんどくさがって止まる。

自分の周辺環境を低下させる

自分との闘いを受け入れること。

これしかないでしょうね。

うまく富を分散させてダメージを

最小限にしていくこともポイント。

人間が自分の有利さを優先する

意識を改めるしかないのだろうと。

人間から快適な環境を奪うために

自然は抵抗し続けるんでしょう。

「雨降って地固まる」というが

私たちは、自然と揉め事を起こし

ケンカして争っているといえるが

ケンカ後、良い方向に進むのだろうか。

ワタクシには

人間が自分たちの行いの

責任を取らされているように

まるで廊下に立たされて

いるかのようにしか見えない。

呆然と立ち尽くし

何もできずに途方に暮れて

固まっているようにしか

思えないのだが。