ここが凄いよ欧州人(子どもの習い事編 in ブリュッセル)
ボンソワー! OBS(欧州の文化を知ろう) 編集長の JKGです。
先日、 「欧州人は、パートナーを大切にします」 というお話をしました。
今回はFamily!とりわけ、子どもの習い事から欧州人の特徴をお伝えしたいと思います。
本日の学びは
「欧州は教育からも好きな事・特技を徹底的に伸ばす」です。
ただその前に、まずは、欧州の教育事情を少々お話したいと思います。次の表を見てみてください。
結構義務教育の年齢とか差あるんですね。
っておいおい留年かなりするんじゃん。。。。。。マジか。
なアホな!ということで、ちょっと聞いてみました。
17人に聞いてみました。欧州の教育事情ってどんな感じ?
(マジで聞いたんですよ。マジで。誰か取材費頂戴よ)
え?入試ないの?宿題ないの?マジっすか?部活ないんすか?
ってことで、一番気になる学校終わった後の過ごし方に着目。
ベルギーの学校では水曜日は午前中のみの授業で、午後の時間は各自で習い事に通っているケースが多いです。自分の好きな事・得意な事をとことん伸ばす、これぞ欧州の教育スタイルの様に感じます。
さらに、深堀!!!!
ブリュッセルでの習い事の調査結果をお伝えします。
1. サッカー (ベルギーと言えばこれでしょう!)
なんといっても最初はサッカー。18年W杯でベルギー代表に2-0から逆転された事は記憶に新しいところ。ベルギー代表の強さは、幼少期からの育成プログラムの影響を受けている気が。
ブリュッセルでは、各地域にサッカークラブがあり、各クラブが6歳から19歳(それ以上?)までのチームを持っています。
驚くべきは年間料金の安さ!
週2回の1.5時間の練習 + 週末の試合(9月から4月) + ボール/ユニフォーム/バック等のチーム専用グッズを貰えて€300~400です。
国からの補助金があり、この安さを実現できるとのこと。
また、日本とは異なるベルギーらしい特徴も
- 入部するにもテストを受けて合格する必要あり。
- 入部できても、7歳から露骨に実力でAチーム or Bチームに分けられる。
- 9歳くらいからキーパー選任を選択可能(日本だと確実に兼務ですよね)。
- 練習を休むとその週末の試合には出れない。
- 試合には強豪クラブチームのスカウトが視察に来て、能力があればどんどん強いチームにステップアップ可能
などなど
これが一般的な地域のサッカークラブですからね・・・自分の長所をとことん伸ばせる環境です。
ちなみに、ストッケルにあるROFC Stockelには日本人も多く、はじめての方でも溶け込みやすいはず!
2. 野球(ベルギーでも野球できます)
ベルギーではマイナースポーツですが、それなりのチーム数があり、現地の子も真面目に楽しく取り組んでいる印象です。
(TV放送もないのに、現地の子ども達はどこで野球を知るのか、いまだに謎ですが。。。)
特にアントワープ周辺にチーム数がが多く、ブリュッセルには、Brussel Kangaroosというチームがあります。
こちらもざっくりと、幼稚園、小学低学年、小学高学年、中学、高校に分かれています。
シーズンは4月~10月。週2回の2時間の練習と週末の試合。
Kangaroosは日本人が多く(約50%)、練習中もフランス語、英語、日本語が飛び交う状況。
ベルギーでの特徴は、未経験者でも楽しめるように試合のルールに工夫が!
- 三振無し(バットに当たらないと楽しくないよね!)
- 盗塁無し(細かい作戦よりも、打って点をとる楽しさを!)
- 攻撃の時間制限あり(大量失点防止)
などなど、工夫されています。
日本のチームの様な“厳しさ”ではなく、”野球の楽しさ”を伝えるイメージでしょうか。
これだけ工夫しても、日本人(経験者)の多いKangaroosは20-0で勝ったりしますが、相手チームも最後まで楽しんでいるんですよね!
本当に野球を好きな子ども達なんだなーと感じます。
3. アート (欧州っぽい習い事!)
これは場所により様々だと思いますが、私の知るアート教室は、
テーマを与えるだけで、あとは子どもが自由に絵を描くスタイルです。
絵の具の濃さや色合いの出し方などは教えてくれるみたいですが、
何をどこに描くかは子ども次第!自由に、好きなように!
仕上がりに対しても、他人と比べたりはあまり無いようで、各々が自分の絵に満足して帰る形。
スポーツとは異なり、少し料金がお高い(50€/回)ですが、
(これも場所によって様々だと思いますが)
自分の思うままに自由に描く!
日本にいては、なかなか出来ない事かも知れません。
如何でしたでしょうか?
欧州人の特徴を知るために、その礎となる教育(習い事)を深掘りする事も面白いと感じました!
本日の学びは
「欧州は教育からも好きな事・特技を徹底的に伸ばす」です。
日本の習い事も、もう少し自由があってもいいような気がしますねー
以上です
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