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【ネタバレ】そうだ!定時ダッシュして 「検察側の罪人」を観に行こう、と思い立った日のお話。

木村くんとにのちゃんの「検察側の罪人」を観てきました。
あまりにも興奮が抑えきれなくて、大天使松本潤のお誕生日記事をすっ飛ばしての、映画感想文です。

箇条書きで、勢いよく書きたい。目指せ1時間、それではスタート!

●登場人物の名前が覚えられないポンコツな私

この映画は、徹底して不親切。ミステリーというよりは、ただのヒューマンドラマです!人間ドラマです!正義を問うドラマです!というスタンスを感じました。

というのも、ミステリー大好きな私が、ついていけなかった…

通常、ミステリードラマだったら、捜査側である、警察であったり探偵であったり。法医学者、執事、鍵屋さん、その他タクシードライバーやらルポライターが、情報を整理してくれるもの。

被害者は誰々で、何歳で、職業はコレで
被害者に恨みを持っているのは、A、B、Cの3名です!容疑者はこの3名です!
…と、ホワイトボードであったり透明なボードであったりでっかいモニターで整理して、顔と名前(漢字あり)を何度も見せてくれるもの。

・・・ですよね。ミステリードラマでは。
それに慣れてしまっていたため、この映画の不親切さに、たぶんそれがリアルなんだろうけれども(捜査会議は既に始まっているわけだから、わざわざそんな分かりやすい情報整理しませんもんね)ついて行けなくてですね…
最近「カメ止め」やら「バーフバリ」、「猫は抱くもの」「今夜、ロマンス劇場で」「空海」「グレイテスト・ショーマン」などしか観ていなかった私には、頭のフル回転して観なければ!っていう覚悟と心構えがなかった私には酷で・・・

とにかく登場人物の名前が覚えられない。

自分でも引きましたよね、ドン引きだった。
漢字を認識して初めて名前が頭に入るタイプの人間なので、、もう分からなくて。

松倉はすぐに覚えた。だって「松倉重生」って資料に書いてあったから。

モガミ・・・・ああ!最上。木村くんか。
にのちゃんは沖野くんね。(お名前ボードを観ながら)
タチバナって誰や・・・・(だいぶしてから)ああ吉高。
スワベ・・・え、吉高「サワベ」って誰?さっきのスワベのこと?あ、松重さんだったうっかり!(を2回回しましたけど何か)
タンノ・・・・(新聞を見て)丹野!ほうほう!
これ誰だっけ…あ…やせ細った町弁か!
ちどり・・・・?
白川誰やねん!!!!!!!!!!モリやないか!!!!(山崎努さん) 

っていう私の残念な状態、分かってくださいますか。
登場人物の名前が覚えられない悲しきスリジーン。私ばかなのかな、って。脳みそ大丈夫かな、ってすごく不安になった。同じだよーって人、いたらそっと手をあげてください。仲間が欲しい。名前の把握ができていなかっために、理解していない小さな会話もある気がするからもう一回見たい。(字幕が欲しい)

●予告にすっかり騙された幸せ者の私

何を隠そう私、ネタバレ回避してたし原作も読んでないし、そして公式サイトのあらすじさえ読んでなかった。

対立している二人の検察官の物語、っていう情報だけ。
しかも予告のにのちゃんの「パンッ!」って仕草の印象だけが強烈に残ってあったから、暴走するのがにのちゃんで、それを諌めるのが木村くんだって思ってた。

公式サイトのあらすじ読んでみたら、2段落目(という表現が久しぶり)にしっかり「最上さんは、松倉を、犯人に仕立て上げようとしているのではないか?」って書いてるから、そこを読んでいれば木村くんが暴走するのは分かるはずなのに読んでないんですよ私。すごくないですか?笑
ちゃんとあらすじ読んでいった人よりも、楽しく映画を見れた自信がある。

おめでとう、私!

●橘の設定と流儀への流れ

潜入ルポを書いているという橘さんの裏側。これは原作にもある設定ですか?
映画を見た感じでは、これ必要だったのかな、なかったとしても、困らないんじゃないかとか思うくらい、深みもないうっすーーーい設定に感じられましたけど。最上さんと諏訪部の密会を見つけて、ラブホにバイクで乗り付けて…っていう、上司に背く行動を、沖野っちにさせるために必要な設定だったんだろうか。

というかラブホに行った事のない沖野くんもかわいいし、SMグッズに興味津々な沖野くんもかわいい。ていうか急に緩急の緩の方ぶっこむのやめて本当にw
「整理できた?俺も辞めたよ」な展開も意外だったけど、「最初のキスは自分からって決めてるの」「2回目以降は?」「大人の男の流儀で」の流れにもおったまげたわ。急なℒℴνℯ。なんかこう、もうワンクッション欲しかった。ℒℴνℯあるよーって予感させて欲しかった。二宮くんに関しては、慣れていないのかもしれない。(沖野くんがっつきすぎだろう、食器割れてない?座位から後ろにパタンと倒れた感じですかね。)

●音を被せて場面転換、カメラワークの絶妙なダサさ

前半ですごーく気になったのが、次のシーンの音を被せながらの場面転換。この音なに、ああ、これなのか。っていうのが随所に出てきた気がした。
後半になると気にならなくなったのは、慣れたからなのか、そういう演出がなくなったのか、分からないのでもう一度見て確認したい。
とにかく次の音を被せての場面転換やぐるーんぐるーんって回ったら最上さんがいるとか、なんか、最上さんの圧力というか、うまーく沖野を転がしてやろう気づかないように俺のストーリーの線路敷いてやろう誘導してやろうっていうことだったのかな、と今は思う。
ぐるーんぐるーんもそうだけど、カメラワークの絶妙なダサさは、わざとだよね?原田監督の作品を実は見た事がないので、何とも言えないけど、といいつつ書く。

木村くんが「副部長」に起訴相当の承認を得るあの手続き、なんでああいう開放的な場所だったのか、絶対これリアルではないやろ、っていう作りの意図は何なのか。気になりませんでした?
あのシーンで、お名前ボードの「副部長」にフォーカス合ったり合わなかったり、ほとんど合ってなかったんだけど、読めそうで読めない「副部長」のあの文字に、やきもきした話します?副部長ってなに?何してんの?ってなりませんでした?わたし、なりました。法学部なので刑事の手続きだったり諸々理解しているのでドラマや映画を見ながら困ることってあんまりないのだけれど、ああそこは知らんかったわ、っていうシーンでした。

●最後、撃たれるのかと思ったらハーモニカだった話

沖野くんが最上さんと決別して別荘を出る、最上さんは階段を登ってベランダに行く・・・・・ええええええ撃たれる?最上さん一線越えちゃったからもう躊躇ないのね?っていうか上から撃てる????っとか思ってたら、握ったのは小さなハーモニカ。そして、新宿スワン…じゃなくって…おじいちゃんの「白骨街道」に出てたあの、夢で丹野と一緒に逃げ込んだあのキャンプの…「新宿◯◯◯」の看板。(ど忘れ)「ああ、ハーモニカね。おじいちゃんの。」ってその時納得したんですけど、そういう描写ありました?笑 ハーモニカの劇伴でも流れてたんですかね?自分があそこでハーモニカをナチュラルに受け入れた意味が分からないのでもう一回見たい。

●丹野ターンのダンサーズ

丹野さんのシーン。対岸で踊っていた白い衣装のあの方々は。
葬儀場に続く道で喪服をまとって舞っていたあの方々は。あれは一体。
高島家が宗教的な何かと一瞬思ったよね、丹野さんの心情を表す演出なのか、実は最上さんの何かなのか。登場人物の名前把握に必死だった私には、考えが及びませんでしたので、あの演出の意図を考えるんじゃない感じるんだ的に納得したいのでもう一回見たい。

●そもそも反戦云々が唐突に感じてしまった話

正義とは何か、一線を超えるか否か、のテーマの中に、おじいちゃんのインパール作戦、必要だったかな?っていう疑問。反戦いる?
私がこの映画の深いところまで理解してないからかもしれませんが、取ってつけた印象の反戦。おじいさんの白骨街道がなくても諏訪部はポチになったのでは?
インパール作戦ってあれですよね、「ひよっこ」の宗男おじさんも参加した、あの、無謀で、歴史的な敗北をしたあのインパール作戦。最上さんのおじいちゃんと、宗男おじさんは、同じところから帰還したわけだ。
…うん、反戦いった?(って思ったらオリジナル要素だったそうで。どおりで…)


と、興奮したままであれやこれや思いついたままに書いていたら、1時間半が経過しました。そろそろ寝ないといけませんね・・・
なのに肝心なところには触れられない頭の回転の悪さと遅筆さと深夜のテンションを呪います。残念!

あれやこれやとぐだぐだ申しましたが、私の頭の中は今、「次いつ見にいこう?」ということでいっぱいです!!!!仕事と、飲みの約束と、諸々の予定とを勘案して・・・いや、でも原作を読んでから、じっくり読んでから見るのもいいんじゃない?って考えまくっています。

小説のラストがどうなっているのかも気になるし。
曖昧な、含みを持たせるラストが好きだったりするので、映画のあの終わり方は好きです。どっち?どっちどっち?(©︎半分、青い)ってなるあの感じ。
小説だったら含みを持たせるにしても、もう少し情報があるはずなので読んでみたいのです!って思ったら上下巻で結構なボリュームじゃないですか今知りました。そりゃーその量を135分にまとめようとしたらいろいろ設定変わるわなー、ですよねー。ということも含めてもう一回見たいです。

何度も言いますが、もう一回見たいです。
嵐大好き、ジャニオタの私だから見たいというよりは、もう一度、万全の体制で、登場人物の名前も完璧に頭に入っている状態で見て、木村くんとにのちゃんの演技を堪能したいのです。(結局ジャニオタ)
とはいいつつ、ジャニーズ出てるからって全部見てるわけではないので悪しからず。ラプラスも見てないし、忍びの国も、母と暮せばも見てないし、何ならナラタージュも見てないからな!絶っっっ対言えないけど!(言った)

なので、いろんな人に見てほしいなー!

という、レコメンドしてるのか何なのか微妙に思われるかもしれないけれども、私としては最上級にレコメンドしているのでぜひみてください!ってこれネタバレありの記事だから見てる人しか読んでないか。うっかり!笑

次にまたこの映画ネタで記事を書くとしたら書きたい(触れたい)内容。
■動のにのちゃん、静の木村くん
■最上さんの自宅書斎と沖野くんの単身部屋
■松重担として諏訪部を語る
■白川とは
■芦名星のドラマ、映画における存在感
■高齢者ドライバー
■モガ様と二胡様(なんか違う)
■ルバーブケーキとは
■ポスターと英題について

書けるかどうかは気分次第!

とりあえず明日(もう今日)
本屋さんで文庫本観てきます。読みたい。


最後に一つ。

8月29日に見た私・・・グッジョブすぎて鳥肌立ちました!
ありがとうレディースデー!ありがとう8月29日の私!

沖野っちお誕生日おめでとう!!!


おっしまい。

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