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フレンチブルドッグ フランの臨終日記

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東京の外れに住むフレンチブルドッグ フラン 2015.9.29 奈良生まれの闘病記 子宮蓄膿症、舌癌、扁平上皮癌、病院選び、治療費、セカンドオピニオン、腫瘍 【ヴァイラーギャ(わ…
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2017年6月の記事一覧

A大退院治療終了

A大退院治療終了

5月26日(金)A大退院

三泊四日でRADPLAT(超選択的動注化学療法併用放射線療法)を実施しました。一回目の動注療法の後に先生が電話をくれ、順調にいっていますとのことでした。

退院当日は、午前に五回目の放射線治療を行うため14時半に迎えに行きました。待合室で待っていると、エリザベスを付けたフランが先生に連れられて出てきました。生きて帰って来てくれてほっとしました。

点滴のルートのところ

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A大入院治療開始

A大入院治療開始

5月23日(火)A大入院

この日は、朝9:00にA大附属動物病院に連れて行くことになっていました。
ピーク時ではないものの朝のラッシュの時間帯で、キャリーバッグに10キロ越えの犬を入れて移動するのは、かなりきつかったです。
地元の駅からは下りであることと、乗り換えは始発駅だったこともあり、ヘロヘロになりながらも到着することが出来ました。

舌にできものがあるのを発見してから二か月以上たって、よう

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RADPLAT(超選択的動注化学療法併用放射線療法)

RADPLAT(超選択的動注化学療法併用放射線療法)

5月17日(水)A大続き

放射線治療と動注療法を同時に行う先進的治療法があるという話になり、フランがその治療を受けられる可能性が出てきました。
動注療法担当の先生が呼び出され、再度診察室へ案内されました。

その治療法は、RADPLAT(超選択的動注化学療法併用放射線療法)といい、ようするに放射線治療と動注療法を同時に実施することによって相乗効果を狙うものとのことでした。
人間の治療法として広ま

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放射線治療

放射線治療

5月17日(水)A大へ放射線治療

A大附属動物病院へ、予約の時間は13時。
今度はちょっと遠い。電車を乗り換え、大学の最寄駅から歩いて10分程度。家からだと一時間ちょっと。なんとか通えるギリギリの距離といったところ。
病状が悪化してフランが歩けなくなったり、夏の暑い時期はどうやって連れて行ったらよいのだろうか不安になりました。駅からタクシーを使うには近すぎるし。そもそもキャリーバッグに入れなくな

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動注療法(超選択的動注化学療法)

動注療法(超選択的動注化学療法)

5月15日(月)N大から連絡、病名確定

余命宣告を受けたフラン。緩和としての胃ろうなり軟口蓋切除をしなかったとして二カ月。後は緩和でどこまでのびるか。

フランは、そんな余命宣告とは関係なく元気いっぱいで、散歩もせがむし、リードもグイグイ引っ張る。違いといえば、舌の動きが悪いせいでご飯を食べるのが遅くなったぐらい。
この日も夕方散歩させ近所を軽く周っていました。フランには自分のお気に入りの散歩コ

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ポジジョントーク

ポジジョントーク

5月11日(木)D病院へ

以前読んだ藤巻健史の本に書いてあった「ポジショントーク」という言葉。自分のポジション(金融用語で、どのような買い建て、売り建てを行っているかという持ち高の状況)にとって有利な方向に導くために情報を流したり、発言したりすること。つまり、自分に都合のいい主観的意見を、客観的説明のごとく表現することという意味。
藤巻氏は、それを偏った無駄な発言だということではなく、自己資金も

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舌癌(扁平上皮癌)で余命宣告

舌癌(扁平上皮癌)で余命宣告

5月11日(木)検査入院から退院

二人でN大動物医療センターにフランを引き取りに行き、説明を受けました。厳しい話になることを想定して行きました。
まず検査中に撮影した写真をみせてくれました。事前に感じていた通り舌の表面は治りかけていましたが、問題は舌の裏でした。素人がみてわかるほど大きな腫瘍。去年の冬ごろから口が臭くなったのは、このせいだったのです。

腫瘍は大きく、フランは普通のフレブルのよう

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