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青天の霹靂 転職のお誘い


15年。それが僕が同じ会社で働いた期間だ。しかしこの長い年月が瞬く間に感じられたのは、退職を決断したからだ。転職という新たなステージに足を踏み入れるために。

居心地がいいことに飽きてきた


「居心地の良さ」に飽きてきたと言うと皮肉に聞こえるかもしれないが、それが事実だ。コロナが5類に落ち着いた今、マスクともおさらばし、僕の新しい日常が始まった。

毎朝7時過ぎ、20分の散歩をしては新聞や情報サイトを眺め、仕事のアイデアやタスクを整理する。この短い時間が、意外と僕の一日で最も生産的な時間だ。自分が生み出したアイデアを形にしていく作業は、勤務時間内の楽しみの一つ。

これでいいのか?

社内での立場も安泰。信頼するパートナー企業があり、何不自由なく働いていた。上司からは高い評価を得ていて、出張も自由、詳細な報告も求められない。しかし、その自由さが少し寂しさを生んでいた。

フレキシブルな働き方も手に入れ、仕事の負担も自分でコントロールできるようになった。昼にはジムで運動、早朝から10時まで集中して仕事、夜は友達とサウナでリフレッシュ。多くの人から見れば、これが「成功」と呼ぶに値する人生だ。

それでも、心の奥底ではひっかかるものがある。仕事や会社に対して「もっと挑戦したい」という想いがある。ペンタゴングラフで描かれる僕の人生はまだまだ満点に遠いが、それなりに整ったグラフを形作っている。しかし、これでいいのだろうか?

うちの会社を受けてみないか?

そんな疑問を持ちつつも日々を過ごしていると、親友が突然、夕食を共にしながら「うちの会社を受けてみないか?」と言った。その一言が、社会人生活15年目の僕を大きな変化へと導いていく。

次回へ続く

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