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個人向けのコーチングをするときにやっちゃダメなこと3選

これは「チームマネジメント」みたいな企業に雇われてやるタイプのコーチングをする時の話ではなくて、対個人でマンツーマンで契約を結んでコーチングをするときに「ここには気をつけた方がいいよ」って感じの話なので、その前提で聞いて。

①「コーチングって知ってる?」からはじめる


これで話を始めてしまうと、コーチングの魅力を散々語った後に

「で、あなたコーチング受けますか?」
「あー、うーん、すごく魅力的ですが私はいいです」

というオチに向かう確率が97%ある。

②自分が学んできたことを話しまくる


これも相手がドン引きすることこの上なしなのでやめた方がいい。

お客さんはお母さんじゃないので、「そうなのぉ、楽しそうでよかったわねぇ、お小遣いあげようか?」とはならない。

③全力でコーチングする


これもアウト。

コーチングを知らない人にコーチングを全力でやるのは、例えるなら…

野球経験のない女の子とデートでキャッチャボールして、いいとこ見せたくて130kmのストレートをいきなり投げる

ようなものなので、「どうだ!俺の球速いだろう!」って言ってる間にもう相手はどっかいっちゃってるし、次のデートは確実にないし、LINEも確実にブロックされる。

以上3つの「やってはいけないこと」をなぜコーチがやりがちなのかというと、「仕事を取るためには自分の力を見せつけないといけない」というマインドにあるからではないか?と個人向けコーチ歴7年のおはなし屋なおとは考えている。

感覚が『トライアウト』とか『企業の入社面接』なんよね。

「さああなたはどれだけできるんですか?」という感じで仕事を捉えてるからそうなっちゃうんだけど、実際の個人でコーチングを売り買いする世界はどちらかというと『恋愛』に近いのです。

年収が高かろうといい車に乗っていようと話してて「こいつ無理やな」って思われるようなコミュニケーションをしていては、人に選ばれることはないのと同じように…

ゴリゴリの野球経験者同士でのキャッチボールと、デートで女の子ときゃっきゃうふふするためのキャッチボールと、同じキャッチボールでも全然違うよね?

前者で力を見せつけるのはありだけど、後者のパターンで同じことやったら終わり。

コーチングの世界の人はコーチング知らない人相手に130kmのストレートどころかスライダーとか投げちゃう印象、めっちゃ強いす。

やりすぎ。捕れんてそんな球。

コミュニケーションの基本はキャッチボールと同じなので、相手が捕りやすい球を投げて、相手が投げやすい捕りかたをしましょね、と言う話でした

ラジオでも話しました


元ツイ



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