見出し画像

なぜコーチング起業はこんなにも難しいのだろう③はたらくってなんだろう

続きを書きます。さっきは手がかじかんできたので一回書くのをやめて、奥さんと娘と3人で散歩をしてきました。散歩道で唐揚げ屋さんを見つけて、LINEとインスタに登録したら唐揚げを6コもおまけしてもらっちゃいました。今は減量中なのでこれで晩御飯終わりです。帰ってきたので続きを書こうかと思います。

前回の記事↓


さっきの記事では、コーチング起業が難しいと感じている人のほとんどはあんまり起業に対して時間を使っていない傾向があって、正社員だったら毎月160時間働いても「ホワイト企業だ」なんていうのに、起業に関しては1日1時間もやってないじゃないかと。

会社に雇われようと起業をしようと『働く』という意味ではやることはおんなじなんだから、起業したいなら自分で価値があると思えることを誰に何を言われずともやればいいんじゃないですか、という話でした。

結局のところコーチング起業する1番の方法は「働きましょう」ということになるんですけど、「読んだ人は一体どんなことを思うんだろう」って散歩しながら考えてました。

「その働くがわかんねえからお前のブログ読んでんじゃねえか」って思うのかな。それとも「なるほど!働けばいいんだ!」って行動し始めるのかな。「何を言ってるのかよくわからんわ」なんでため息をつくのかな。「やっぱりおはなし屋なおと節は最高だ!ブラボー!」なんて言ってくれる人が1人でもいたら書いた甲斐があったってもんだけどな。どうでしょうか。僕の言葉はどう受け取ってもらえたのでしょう。

ブログというのは不思議なものです。読者から僕は見えるのに、僕からは読者は見えない。広大な海に石を投げてる気分です。僕はもう今まで累計1000回以上は記事を書いてきましたから、大海原に投げた石ころは必ずどこかに堆積して地層を作ることは知っているわけなんですけれども、それでも「ちゃんと届いてんのかな」って思うことはあるんです。

だからブログをいつも読んでくれる読者のあなたへ、あなたがひとこと僕に「読んだよ!」って言ってくれるだけで、僕はまた安心してブログを書き続けることができます。僕1人で書いてるわけじゃないんです。公開ボタンを押すってことは、読んでくれる誰かがいるってことで、顔の見えない読者と一緒に作っていく。それがブログです。

ブログを書いて公開すること、そうすれば誰かの目に留まりますよね。僕のブログをいつも楽しみにしてくれている人がいる。そりゃあ僕はあんまり有名なブロガーではないのでたくさんのファンはいないけど、やっぱり毎回何人かは「あのブログ読みました」「読みすぎてスマホに穴が開きました、弁償してください」って言ってくれるんです。

これはつまり、僕がパソコンに向かって1人でカタカタ書いた文章が誰かの心を動かしてるってことです。それは価値ですよね。ブログを書くことで人に価値を与えている。つまりこれは仕事です。ブログを書くことで直接何か収入が入るわけではないけれど、ブログを通じて価値を提供することで誰かの心が動き、そういう現象が10回20回と積み重なっていくと出会いが発生する。その出会いから僕は自分のサービスを買ってもらってお金を得ているわけです。

わかりますかね?これが働くってことです。実際にお金をもらっているのはコーチングやコンサルの代金としてなんですけど、その前にブログを通じて文章で何かを感じてもらっているわけです。

僕はここ数年で「あなたのことは全く知りませんが話を聞きにきました」みたいな人と話したことは一回もありません。「コーチングが受けたくてコーチを探してるんですけど、たまたま見つけたあなたのセッションを受けてみたくて」というような人とも話したことがありません。

僕のところにきてくれている人はみんな、僕の発信を見て、ブログを読んで、ラジオを聞いて、何かしら心が動いた人たちです。「あのブログを見て救われました」って言ってもらえることもあります。大事なポイントは、まだ僕はここでお金をもらっていないということです。

つまり、僕はブログを書くという『働く』をしているけれど、その対価はブログを書くことで直接得ているわけではない。これは雇われていると起きない現象なので、慣れていない人はピンとこないかもしれません。物事が見えない糸でつながり合っているような感覚です。

僕はnote以外にもスタンドエフエムという場所でラジオもやっています。気になる人はアプリをダウンロードして僕の名前を検索してみてください。ラジオでも、noteで書いているようなことをダラダラ喋ってます。そうすると、僕の配信を毎回必ず聞いてくれる人が10人くらいいます。その10人からお金をもらって僕がスタエフを運用しているわけではありません。スタエフはお金を産まないのです。

でも、スタエフに投下した時間はきちんと別の場所で回収できている。不思議ですね。これが起業家の「働く」ということです。会社員としての労働は「何時間働いたらいくらあげますよ」という形式じゃないですか。でも起業家は違います。自分でサービスを作って、その販売金額が売上です。サービスを売るためのありとあらゆる活動、これが起業家にとっての「働く」です。

noteを書けば儲かりますか?って聞いてくる人がたまにいます。僕は心の中で毎回突っ込みます。「儲からないとnote書けないの?」って。やれば必ず儲かるという行動は起業家にはないです。「儲かるかどうかわからないことを一生懸命やれる人」でないと難しいし、「自分がやりたいことを儲けられるまで続けられる人」が起業の世界では幸せになれると思っています。

だから「やりたいことをやる」「たとえ周りに信じてくれる人がいなくてもやり続ける」でいいんです。儲かること以外やっちゃいけないって、せっかく独立して個人で生きていくのにもったいないじゃないですか。僕たち個人で生きる者は希少種としてニーズの端っこを突いていくしかないのに、どうして他の人でもできそうなことを嫌々やらなくてはいけないのですか。

人から言われたことを嫌々やる才能があるなら独立なんてしないで会社で出世した方がいいですよ。それができないから独立なんてするわけで。好きにやれなかったら個人で生きていくリスクを負うメリットがないわけです。

話を戻しましょう。働けばいいんです。自分にできることを、自分が信じられることを、誰になんと言われようと、やればいいんです。仕事とは誰かを喜ばせることです。あなたがやっていることで誰かが喜べば、たとえあなたがめちゃめちゃ嫌なことだろうと、逆に「こんなのいくらやっても疲れないぜ」ってことだろうと、働いたことになるんです。

つまり、コーチング起業をするということは、あなたがコーチングを使って誰かを喜ばせればいいってことです。そしてその喜ばせられる環境を自分で作るってことです。お客さんとの関係を作ることもその一つの手段です。相手がいないとコーチングできないし、信頼関係がないとコーチングにならないし、お金をもらわないとコーチングで食っていけないじゃないですか。ね。全部繋がってるんです。

「営業はやりたくない、コーチングだけやりたい」っていう人は、もうどこかのグループなり組織に入って「営業はやらなくていいよ、あなたは専属コーチだけやってね」って言われるような状況にすればいいわけですが、僕は営業をやってもいいからどこかに所属して身動きが取りにくくなることが嫌なんで、独立してやってるって感じです。

でも所属しようと独立してやろうと働くことには変わりないんです。勉強は価値を提供するための準備であり、働くための準備であり、働くことそのものではないです。だから勉強ばかりしていても稼げるようにはなりません。働かないと。価値を提供しないと。

と言っても最初から価値を提供できるコーチなんていないと思います。そんな時はどうしたらいいか。価値を提供している人を見て真似したらいいんじゃないでしょうか。もし僕のブログを読んでいるあなたが「コーチとしてどうやって働いたらいいんだろう?」と思うなら、僕の真似をしてみるのも一つの手かもしれません。

簡単ですよ。やっていることはシンプルです。毎日note書いて、ラジオ録って、人と話して、考えたことまたコンテンツにして、そのサイクルを延々と回してるだけです。でも実際に僕が誰とどんな話をしているかはブログを読むだけではわかりませんよね。

そんな時は僕のお客さんになればいいんです。ええ、宣伝です。noteを書いている理由は先ほどお伝えしましたね。僕は神様じゃないですから、「あなたが幸せになれるなら私は何もいらないわ」とは思ってません。むしろお金大好きだし「無課金ユーザーども早く金を払え」と思っています。だから有料noteも売ってます。

本音を隠してもしょうがないですから。儲けたいからnoteを書いてます。遠くから見てるだけで「なおとさんの大ファンです!」って言ってる人に興味ないです。僕は僕との関わりをもとめてくれる人と、これからもとめてくれる人に出会うために書いてます。ビジネスですからね。

このnoteを書く時間だってコストがかかってるわけで、僕の時間にお金を払って買ってくれる人がいる以上、無料で読んでいるだけの人よりも大事にするべき人がいる、ってだけの話です。慈善事業じゃないですからね。仕事のためにやってます。

ああ、気づいたらまた毒づいてしまった。いけないいけない。僕の悪い癖ですね。でも嘘は言ってません。正直な人とかいて『なおと』ですから、思ったことは全部正直に書く、がモットーです。

でもそうですよ、このnoteだって無料で読めるようになってますけど、僕は1時間も2時間も使ってますからね。この世に本当の意味で無料のものなんてないわけです。それでも僕がこうしてブログを書き続けるのは、ブログを書くことが必要な仕事だと思っているからです。無料で読めてラッキーだったね、と思いながら書いています。

本当は毎日1万円もらっても僕の時給からすれば安いもんです。もう全部有料公開しようかなあ。でも今はまだ無料で出してます。なぜかって、仕事だからです。僕のことを知ってもらうためには僕が先に価値を提供するしかない。それだけの話です。

仕事は価値を提供すること。コーチの仕事は対話で価値を提供することかもしれないですけど、対話相手に選んでもらうためには知ってもらう必要があって、知ってもらうには対話以外の方法で価値を提供することも大事なわけです。この言葉の意味がわかりますかね?わかった人は大丈夫な人だと思います。あなたは個人でもうまくやれる人ですよ。

働けば、ね!
一緒に働こ!!
僕は働く!!!!

以上です。手がかじかんできました。仕事部屋に暖房が付いてなくて寒いんです。今から娘をお風呂に入れてきます。今日は3記事書きました。うーん、よく働いた!全部で1万2000文字!原稿用紙30枚分!ナイスジョブ!!ほなまたね〜


最初の記事↓



いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。