【ストレングスファインダー】をライフコーチがセッションに活用するとこうなる
『ストレングスファインダー』という診断をご存知でしょうか?自己啓発の分野では知名度のある診断テストでして、自分の持っている『上位資質』なるものを教えてくれるツールです。
僕も起業当初からこのツールにはお世話になっていて、コーチングの場でもよく使っています。資質をベースに対話をするとその人のことがよくわかるんですよね。
「診断は受けたけど、ふーんって感じでそのまま」という人も多いのもこの診断テストの特徴。せっかくなので今日はクライアントさんに提供した分析を共有したいと思います。
僕の分析方法を一言で表現すると、「資質の組み合わせをボヤッとみて全体像を捉える」ために診断内容を使います。
資質一つ一つを細かく見ていったりはしません。あくまで全体的なバランスから「この人はこんな感じの性格だな」ということを捉えていきます。
ストレングスファインダー(才能分析)の前提
僕はこの診断で出てくる上位資質のことを『性格』だと思って見ています。
長所と短所というのは結果論で、置かれた状況や文脈によって変わってくるもの。ですが『性格』はその人が持っている特性なので、不変です。
ストレングスファインダーで表示される上位資質はまさにこの『性格』の部分で、性格を長所にするも短所にするも環境次第、というわけです。
才能は環境によって育てられ、主に10歳ごろには才能の芽は出揃うと言われています。
なので才能を掘っていくことで「その才能が発生した過去」を言語化していくことにもつながり、ライフコーチングとも非常に相性が良いです。
僕がストレングスファインダーと一緒に『兄弟構成』を聞くことが多いのも、生まれ育った環境と上位資質は強くリンクしていることが多いからです。
今日は深くは解説しませんが、ストレングスファインダーで分析できる才能は「生まれた瞬間に神から与えられたもの」ではなく、「生きている最中に身につけてきた性格」という認識で僕は分析をしています。
上位資質5つを一言で表す
ストレングスファインダーの解説はアホほど長いので、あの文章を端から端まで最後まで読む必要はないと僕は考えています。
大事なのは資質同士の組み合わせや出揃った資質の分類であるので、今回は一言で表して並べてみました。
今回のクライアントさんの分析は画像にもありますが、以下の通り。
この時点で全体をぼやっとみて、「この人はこんな感じの性格だな」と当たりをつけます。
今回は僕のコーチングのクライアントさんなので、性格をよく知っています。「うん、やっぱりこうなるよな」という印象です。
ちなみにこの人は「人と関わる力が抜群に強い人」でして、僕も同じように関係性構築の資質が強いのですが、僕とは方向が違います。
この人は「相手を受け入れ、調和をとり、相手にとって必要な関わりを総合的に詰めていく」タイプ。
一方僕は「関わる人を絞り、深い関係を築き、自分の進む道に相手を巻き込んでいく」タイプ。
同じ「関係性構築が強い人」でも出揃う資質が違うとこれだけ内訳が変わってきます。ちなみに僕の上位資質5つは以下の通り。
この組み合わせでできることないかな?を考える
ここが一番難しいところだと思うのですが、上位資質を組み合わせてストーリーを1つ考えます。例を見てもらうのが早いと思うので、早速クライアントさんの分から。
続いておはなし屋なおとのパターン。
もちろんこれだけが全てではないのですが、1つストーリーラインが描けたらグッとイメージの解像度が上がります。ぼやけた輪郭がキュッと閉まる感じですね。
さらにここからもう1段階上げて、全体像を掴みにかかります。
資質の分類でさらにボヤッと全体像を捉える
資質の組み合わせ以上に大事にしているのが「分布」です。
このクライアントさんの場合は【実行力2、関係性構築3、影響力0、戦略的思考0】で、分布が寄っているのがわかります。
この方はすでに「人間関係構築を活かした仕事(パーソナルトレーナー)」で結果を出していて、その理由もうなずけます。
組み合わせと分布で全体像が見えたら、強いところと弱いところが見えてきます。
この人の場合は「淡々とやる」「人と深い関係を築く」ところがめちゃめちゃ強いですが、「人を巻き込む」「戦略を考える」ところに資質がありません。
その前提を元に所感を組み立てていきます。画像内にもありますが、今回の分析で僕が感じたことは以下の通り。
ちなみに僕の才能の分布はこちらです。
僕は起業当初からこのストレングスファインダーをかなりの時間をかけて分析してきており、自分の分析結果を最大限活かせるように今のビジネスを構築しているので、ストレスフリーで働けています。
起業当初に「このまま拡大していけばもっと儲かるよ」という話がドッと舞い込んできたことがあったのですが、自分の性格は分析でわかっていたので、「僕は個人対個人が好きなのでお話はありがたいですが…」と断っていました。
多分、あの時『拡大』の道を選んでいたら、僕はもう潰れていると思います。
影響力を伸ばすことは自分自身が喜ぶこともあるのですが、僕の場合は1対1の関わり合いから得られるエネルギーが原動力になっている部分があって。
完全に「先生」として影響力特化で人前に立つよりも、誰かの「パートナー」や「コーチ」というポジションが合っていると感じるし、成長を身近で感じて一緒に喜び合いたい。
なので長く続けられているのだと思います。
ここまでが準備段階で、これを持ち込んで『対話』をします
ここで終わってしまっては「診断テストの詳しい解説」なので、ここからさらに対話をします。
資料を見てもらって感じたことや、僕から見て気になったことや「ここの部分の資質に関してなんかエピソードありますか?」という部分を対話しながら掘り下げることで、診断結果が腹落ちしていきます。
どうしても一人で診断テストを受けて結果を見るだけでは「頭では理解できたけどこれをどう活用していけばいいの?」という部分が見えません。
活用してこその診断だと思うので、そこの部分を対話で詰めていくまでが『分析』です。
対話することで診断結果を見るだけではわからなかった部分が鮮明になったり、過去のエピソードと紐づいて『資質』が『意図的に使える才能』になっていきます。
今回のクライアントさんの場合は『起業』という明確な目標があるので、そこに対して今現在取り組んでいることの意味づけと、「今後起こりうること」「その場合にどう解釈すれば良いか」などを煮詰めました。
今回の感想をもらったので掲載します。
クライアントさんコメント
おはなし屋なおと所感
後日フィードバックの時間を設け、効果測定をする
分析結果をもとに対話をして、そのなかで決まった行動の方針などを一定時間が経った後に振り返ります。
実際に行動をしてどうだったのか、それを踏まえて今後どうしていくかなどを繰り返し対話していくことで、「才能を活かした戦略」を作ることができます。
自分と向き合うことに終わりはないので、毎月のセッションのような「何度も振り返りができる仕組み」を生活に組み込むことで、「自分らしい人生」を作っていくことができます。
まとめ
以上が僕のストレングスファインダーの活用方法になります。
分析して、要素を並べて、ストーリーに落とし込んで、分布を見る。大事なのは『全体像を掴むこと』です。
分析テストを受けただけでは「ほ〜ん」としか思わないものでも、ここまでやれば「人生の指針書」になり得ます。
「性格診断テスト」という視点でストレングスファインダーを読み返して見てはいかがでしょうか、という提案で今日の記事を終わります。
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私の才能も見てほしい!という方へ
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連絡いただいた方全員に資料を作っていては僕の時間がパンクしてしまうのであくまで「ぱっと見」ですが、それでもよろしければ是非ご連絡ください。
時間をかけた分析や、コーチングも込みの依頼の方は直接お問い合わせください。
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