見出し画像

「調子に乗らずに謙虚に頑張ります」が通用しない世界もある

「調子に乗ったらダメだよ」と教えられてマジメに生きてきた人はびっくりするかもしれませんが、社会には「調子に乗ったほうがうまくいく仕事」というものがあります。僕のやっている「ひとり起業」という働き方はその最たるものです。この働き方には上司がいませんから、「調子に乗るな」と言ってくる人がいません。ので、調子に乗らないように真面目に頑張って仕事をしても、お客さんから選ばれなければ収入は0です。逆にがんがん調子に乗って、僕にしかできないことをどんどんやって、「ノってるねえ」と言われる回数が増えれば収入は増えます。学校で習ってきたことと真逆なんですね。調子に乗らないといけない。


もし僕が今やっている仕事を誰かに先生として教えることがあるなら、「何お行儀よくやってるんだよ!もっと調子に乗れよ!」って言いますね。調子に乗って失敗したらどうするんだって?調子に乗らなくても失敗する時は失敗するので、どうせ失敗するなら「調子に乗ろうとして」失敗した方が、その次はうまく波に乗れるかもしれないじゃないですか。黙って先生の言うことを聞いてじっと座っている人は損をします。主張をして、人に嫌われて、それでも好きでいてくれる人を探しに行く。この世界を生きていくにはそのくらいのタフさが必要ですね。「そういう世界もあるんだなあ」程度にとどめておいてください。生きる場所が変われば当然適用されるルールも違います。


そもそも「調子に乗るな」はどういう前提で使われているのでしょうか。これは僕の考えでしかありませんが、「集団で何かをするときに一人一人が勝手に動くと困る」という意図があるように感じます。学校の先生が生徒をまとめる時の言葉。チームプレイ。個人が能力を発揮することよりも集団の統率が取れた方がいい時に、力を持っている人が持っていない人に向かって「調子に乗るな」と言います。集団行動が前提にあっての「調子に乗るな」なんですね。というか人に「調子に乗るな」って言うその人は調子に乗ってないんですかね。人に偉そうにそんなこと言っている時点で「ノってるなあ〜(悪い意味で)」と思うんですけどね。


調子に乗らずに謙虚にしていればうまくいく世界もあるし、調子乗って自分にしかできないことを突き詰めた方がうまくいく世界もある。学校や職場で言われた「調子に乗るな」は必ずしも世界共通のルールじゃないよ、ってことだけ今日は伝えられたらなと思います。今から髪を切りに行かなくてはいけないのでこの辺で。調子乗ってこ。以上です。今日は暑いね。

いただいたサポートはミックスナッツになって僕のお腹の脂肪として蓄えられます。