金色の夕焼けを走る 長崎・島原半島一周サイクリング
2018年末の長崎旅行で、温泉だのグルメだの自転車だので遊び回っていた時のお話。今回は小浜温泉を起終点に島原半島をぐるっとひと回りしています。
島原半島一周サイクリング - Ride with GPS
一周ちょうど100km。
実際に走った時は、午前中に雲仙普賢岳・仁田峠まで登って降りてから(前回記事参照)時計回りでスタートしています。この島原半島の西側は夕焼けがとてもきれいなことで有名なので、ちょうど西側を走る頃に夕焼けになるように狙ってみました。
湯煙吹き出す小浜温泉から、まずは島原街道を北へ向かいます。
少し進んだ富津入口を左折。
昔はこのあたりから愛野という諫早市の東側まで軽便鉄道が走っていたそうで、その路線跡が道路になっています。斜度も緩やかなのでサイクリング的には最高です。
このぎゅっとした町並み、すごく良い。
この廃線跡のもうひとつの見どころは、山を切り通して作られた緑のトンネルです。町と町の間の山をガツっと削って道路(線路)を通してる感じ。
鉄道っぽいトンネル。対向車とか来たらどうやって譲るんだろう……。
線路跡を抜けて愛野に差し掛かったあたりで、「雲仙グリーンロード」の案内が出てきました。島原半島の山側を半周する広域農道のようだったので、「これは海岸沿いの道路よりも空いてるのでは?(楽に走れるのでは?)」と色気を出して右折。
正気か、と言いたくなるぐらいアップダウンする道を走らされる羽目に。そりゃ山側だから尾根と谷をもろに喰らいますよね……。
標高と引き換えに景色はグッド。諫早の堤防が見えます。この堤防道路も自転車で走ったら気持ちよさそう。
さすがにずっとアップダウンを楽しみたくなかったので、途中で海岸側の道路へ。平坦最高。
有明海苔かな。
ここから島原の中心地まではロードサイドの店舗が集中する市街地です。
この時期(12月末の平日)ですら交通量が多かったので、観光のハイシーズンは渋滞等で辛い予感がします。海沿いの一周にこだわらないのなら、山側を走ったほうが快適かもしれません。(ちょっと調べてみると、「島原まゆやまロード」で迂回するのが定番っぽいですね。)
水無川。雲仙普賢岳の噴火で土石流が流れ込んだ地域です。
この道の駅には被災家屋保存公園が設けられていて、雲仙岳の土砂で埋まった家屋がそのまま保存されています。
そして道の駅にあったお茶屋さんで休憩。ゴロっとした角煮をサンドした長崎名物の角煮まんじゅうをチョイス。
茶屋の店長さん?曰く「最近自転車で来てくれる方すごく多いんですよ」とのことで、島原半島の貴重な補給ポイントとして機能してる風でした。「近いうちにバイクラック置きます!」と宣言されていたので、微力ながらここに書いておきます。便利になると良いなぁ。
道の駅を出たら、そのまま島原街道を南下していきます。
原城跡。島原の乱で一揆勢と幕府軍が籠城戦を戦った場所です。大きな段丘から城の跡を見ることができます。
島原半島の南端に差し掛かったあたりで、陽が傾いてきました。狙い通りのドンピシャすぎて思わずガッツポーズ。
それでは、ここからは橘湾と夕景をお楽しみください。
良い1日でした。
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