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ド迫力の雲仙普賢岳・仁田峠ヒルクライム

2018年の年の瀬。年末の休みはどこに行こうかなと思いながら旅行系サイトを巡っていた時にたまたま目に入ったのが、雲仙普賢岳をどアップでぶち抜いた1枚の写真でした。
湯煙をあげる巨大な岩の塊と、そこへ伸びていく1本の道路。これだ。


というわけで、2018年末は長崎県・島原半島で、温泉だのグルメだの自転車だので遊び回っていました。今回は、宿泊していた小浜温泉から雲仙岳仁田峠までのヒルクライムの様子をお届け。

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島原・雲仙仁田峠ヒルクライム - Ride with GPS

海抜0mから最高地点の1000mちょいまで、約20kmかけて登っていくルートです。これだけきれいに1000m登れるところってあんまりないんじゃないでしょうか。


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そこかしこから温泉の湯気が立ち上っている小浜温泉街。その中心地にある、「雲仙岳西登山口交差点」から登りスタート。

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最初は結構ぐいぐい斜度を上げてきます。というか斜度でいうと、この登り初めが一番きつい気が……。

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小浜温泉街と雲仙温泉街の間は、ちらほらと現れる棚田を眺めながら山道を進みます。

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このまま走ると熊本まで行けるらしい。


旅館の看板が増えてきたなー、というあたりで視界が開けて見えてきたのが雲仙温泉の真ん中にあるその名も雲仙地獄。国道57号線はその真上?を通っています。

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歩道側からパシャリ。本当にものすごい量の湯煙が立ち昇っていて、風向きによっては道路側の視界が完全になくなっていました。駐停車禁止も納得。

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雲仙の温泉街からさらに高度を上げると、このルートのハイライト・仁田峠循環道路に到着です。

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料金所っぽい建物で協力金を投げ銭。有料道路ではなく、無料だけどお気持ち分だけ払ってねというスタイルらしいです。


念のため建物の中のおじちゃんに「自転車大丈夫ですよね?」と聞いてみたところ、にこやかな笑顔と共に「環境保全にご協力くださーい」という定型文が返ってきました。NPCか。(大丈夫みたいです)

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西側を見ると橘湾が。

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左回り一方通行の道路が雲仙岳の斜面をぐるっと回り込みながら通っているので、走るごとにどんどん景色が移り変わっていってとても楽しいです。

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南側。島原湾、天草諸島方面。ちょっと霞んでます。

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空中散歩を楽しみつつ走っていくと、仁田峠第二展望台に到着。なぜ第二が先なんだろう。
東側、島原市街と熊本方面。

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ここから北に目を向けると、ついに雲仙岳・平成新山が姿を現します。

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これが見たかった。

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1991年に発生した大噴火で形成された溶岩ドーム。長崎県の最高峰。てっぺんから噴煙のようなものがいくつも立ち昇っていました。

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眉山。あの山が島原市街から土石流を遮ったそうです。


間近に迫る山体に圧倒されながら、最高地点である仁田峠(第一展望所)に到着。この日はこのまま島原半島を周る予定だったので、水だけ補給して下っていきました。

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今回の小浜~仁田峠以外にも雲仙岳に続く登りのルートは幾つもあるので、「ヒルクライム好き」とか「高いところからの眺め大好き」という人には超絶オススメしたいですね。大満足間違いなしなスポットだと思います。


おまけ。
後から気付いたんですが、雲仙温泉街から別所ダム方面へ行くと「グランツールかよ!」って感じの面白ワインディングロードがあるようなので、これから行くつもりの人はぜひこっちも走ってみてください。(そして写真を大公開して……。)


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