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暖かい冬を求めて 西伊豆・沼津サイクリング

まずはこちらの画像をご覧ください。

お分かりになりましたか。駿河湾の周辺が都心部より2~3度あったかいんですよ。黒潮が駿河湾に流れ込んでいる影響だそうです。おまけに静岡って年間の日照時間もめちゃくちゃ長いんですよね。

あったかい上に晴れてる。これだけ冬のサイクリングを楽しめる条件が揃っているなら行くしかない。ということで、今回は西伊豆~沼津を自転車で走ってきました。

南沼津ちょこっとサイクリング(修善寺→沼津) - Ride with GPS

東海道新幹線三島駅を出発してぐるっと時計回りに修善寺、西伊豆スカイライン、内浦、沼津。山も海も満喫できる約100kmです。


1.伊豆の入り口でいちご三昧

東京から新幹線で40分ほど、静岡県三島駅に到着。今回は南口から出て、そのまま真っすぐ走り出します。

しばらく走ると太平洋自転車道に合流。こんな感じで青いラインと看板が出ていて走るのにちょっと便利です。このブルーのラインをずっと走ると和歌山までいけるはず……。

後ろを振り向くと富士山が見えます。笠雲、というより、もはや上の部分がすっぽり雲の中でしたが。

道なりに走って、最初の目的地・道の駅「伊豆のへそ」に到着です。その名の通り、伊豆全域のど真ん中&入り口にあたる部分に位置しています。
ここの名物はなんといっても名産のいちごを使ったお菓子を売っている専門店・いちごBonBonBERRYさん。

いちごバウム串も気になったんですが、ここは正面の看板にも出ていたボンボンベリーソフトをチョイス。

いちごソフトがモンブラン風に絞り出された一品。「ソフトクリームのいちご味」ではなく、「いちごをそのままソフトにしました!」みたいな濃厚ないちごの味がたまらなかったです。これは旬の冬だからこそ食べるべき。

大垣!大垣じゃないか!

ゆるキャン、静岡も制圧。ちなみに今回のルート上にもゆるキャンSeason2に出てきたスポットがいくつかあったりします。


2.修善寺から西伊豆スカイラインへヒルクライム

道の駅を出てすぐに、伊豆を南北に貫く国道414号とわかれて修善寺温泉方面へ。伊豆箱根鉄道の終点、修善寺駅と逆方向に進むので注意。
ここからゆるやかに登りが始まります。

修善寺の山門。もっと山の方にあるのかなーと思いきや、温泉の中心地より手前にありました。ちょうど大河ドラマがスタートしていたので「鎌倉殿の13人」を激推し。そういえば頼家のお墓が修善寺にあるんですよね。

足湯。このあたりは立ち寄り湯のある温泉宿も多いようなので、今回のルートを逆まわりに走るようにしていれば、ヒルクライムの最後に温泉に入れるルートも組み立てられたなーなんて思いながら温泉街の坂を登っていきます。

温泉街を抜けたあたりで県道18号方面へ。大型車に限らず普通車も修善寺道路の方へ行ってしまう感じでした。自転車万歳。

いつの間にか山道に突入。斜度も勢いを上げていきます。伊豆らしく10%超えを連打されるので本当につらい。

だるま山キャンプ場とだるま山高原展望台。そう、ゆるキャンSeason2 第12話に出てきた富士山ビュースポット!(早口)

富士山くっきり!沼津から箱根方面までが一望できる最高の眺めでした。ここ、夜景も凄く良い気がしますね。道中が完全な闇になると思うので夜に自転車では来たくないですが……。

富士山に癒やされたところで、登りの続きへ。今回は西伊豆スカイラインに少し入った達磨山登山口まで行くのでここを左折。ヒルクライムはもう終わり、ラストスパートです。

ゴール!分かりやすい目標物がないんですが、小高い丘に伸びる登山道と小さなお地蔵さんが目印です。

最高かよ。
個人的には西伊豆スカイライン随一の絶景ポイントだと思っています。

ここから南に向かって走っていくとアップダウンしながら西天城高原まで行けるんですが、今回のお目当てはこの富士山だったのでここでサクっと引き返します。事実上、達磨山ヒルクライムでしたね。


見るものも見たので、ここから一気に海岸沿いまで下ります。

ザ・扇状地。あの港まで一気に行くわけです。冬のダウンヒルは夏以上に手が冷えるので、グローブはしっかり防風のものがおすすめです。リムブレーキだとちょっと命の危険を感じるぐらいブレーキが辛くなるので。

一直線。

ふもとにあった道の駅に足湯があったので即ピットイン。冷え切った手を解凍しました。指先がじわじわ来る。あったかい……最高……。

3.駿河湾沿いのフラット?な道を快適サイクリング

いつの間にか太平洋自転車道の青ラインも復活して、海岸沿いの道を走っていきます。

途中にある「夕映えの丘」から戸田の町を見下ろせます。おもしろい形に突き出ている半島部は御浜岬と呼ぶらしいです。ちなみにここもゆるキャン12話で登場。

オブジェの向こう側に富士山が見えるんだって!どこにいるのかなー???

気を取り直して走っていたら、再び富士山が顔を出しました。君、シャイなのか?ポージングとか求められるとふにゃふにゃになっちゃう人か?

さらっと走っていますが、この区間は伊豆半島特有の「漁港と山のサンドイッチ」状態になっているので、きつい登りと海抜0メートルの集落をひたすらアップダウンします。つらい。

かなり海の透明度が高かったです。うつくしい。

このあたりまで来ればアップダウンはもう終わり、あとは三島まで正真正銘のフラットロードです。

富士山をずっと左手に眺めながらフラットな道を走る。良いですね。これで富士山が見えていたらもっと良かった。

実はこのあたりで遅めのお昼ごはんを食べようと思っていたんですが、目当てにしていた店が軒並み臨時休業、もしくはランチタイムが過ぎて営業終了していました……残念すぎる。

これだけ候補出しておいて全部ダメとは。
仕方ないので頑張って三島まで走ります。

空腹をこらえながら三島駅到着。長かった……。

伊豆半島を自転車で走ろうとするとどうしてもハードルが高い(とにかく山がちでアップダウンが激しい)んですが、今回のルートは100km以内で山登りからの絶景も、ゆるーくフラットな道での絶景も堪能できると思います。


おまけ。
数々のお昼ごはんを食べ逃したので、三島駅前でうなぎを食べました。三島って湧き水のおかげか、鰻も有名なんですよね。

激美味。しみる。
ここのお店は1Fがお土産屋さんになっているのもポイント高し!です。

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