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教育とは何か

こんにちは、おあです🤗
3児子育て中で、小学生の娘2人はホームエデュケーションを選択しています✨
子どもたちが毎日を楽しく、自分らしく過ごせる社会にしていくために、これからの学びの在り方について考えるnoteです📒

今回は、「教育とは何か? 」というテーマで書いていきます🖋

教室


■過去の偉人たちも向き合ってきたテーマ「教育」



この「教育とは何か」については、人類の長い歴史において、過去の偉人たちが素晴らしい名言を遺されてきています✨

偉人たちの名言



そして今この瞬間も、国のお偉い政治家さんたちや、あらゆる現場の先生方、保護者の皆さん、それぞれ真剣に向き合っておられるテーマだと思います🙌
世界には素晴らしい教育者がたくさん存在しているわけですが、その方々に共通するのは、「教育とは何か」という問いに、一生向き合い続けている、ということではないかと思います💖



・・・私自身はと言いますと、教育の専門家でも何でもありませんし、あらゆる教育を知り尽くしているわけでもありません。
私自身、娘と共に、迷いながら、悩みながら、ずっと考え続け学び続けている身です🙇


■苫野一徳先生の言葉


・・・そんな中、現段階で私がよりどころにしている考え方がありまして✨
熊本大学の教授で、哲学者の苫野一徳先生の言葉です💖

苫野先生は、「教育とは、信頼して、任せて、待って、支えること」だとおっしゃっています🤗
私には今のところ、この言葉が1番しっくりきています。
子どもを信頼して、任せて、待って、支える・・・ 。
この言葉を、私なりに別の表現に置き換えてみますと💡


■子どもはそれぞれ何らかの種を持って産まれてくる



・・・よく例えに使うのが、植物ですよね☘️
子どもは何かの植物の種のようなものと喩えられます。
子どもはみんな、何らかの種を持って産まれてくるのだと🌷
しかし、その子が持って生まれた種が、いったい何の植物なのか、どんな花を咲かせるのか、最初は全く分からないわけなんですよ💦

で、なんだか分からないけれども、分からないなりに、水をあげてみたり、太陽の光を当ててみたり、肥料を与えてみたり、温度を調節してみたり、様子を見ながら、育てていくわけです☺
それでその植物が元気そうであれば、これでいいのかなと思いますし、なんだか元気がないなと思ったら、水や温度や日当たりなどを変えてみて、その植物に適した環境を探っていくわけです✨



もちろん、どんな環境でも、どんな育て方をしても大丈夫、勝手に育っていく子もいるんです👍
いわゆる❝たくましい子❞ですね💪

タンポポみたいな種を持って生まれた子は、そんなにあれこれ世話しなくても、その辺に放ったらかしていても元気に花を咲かせます🏵️
しかし、お子さんによっては、百合だったり、薔薇だったり、牡丹の種だったりするわけです🌹
そういう繊細で特別な花の種を持って産まれたお子さんは、適当に水や肥料をやっていたのでは、うまく育たないんですよ💦
しかも、親はプロじゃないですからね😥
突然、たんぽぽである自分の下に、牡丹の種を持ったお子さんが生まれてきても、どうしたらいいか分からないんです😱
牡丹の花の咲かせ方なんて普通、知らないですからね💦

自分の子どもが牡丹だということが最初から分かっていれば、まだマシです。
・・・そうか、この子は牡丹という花なのかと🌸
牡丹の咲かせ方を図鑑で調べれば、なるほど、何月頃に咲くんだなと分かります。
普段はこれぐらい水をやって、日当たりを調節して、こういう肥料を与えればいいと理解できれば、素人でもなんとかなる可能性があります👍


■親だからこそ難しいこともある


ところが厄介なのは、調べてみても、何だか分からない植物🌾
コスモスだと思ったけど、ちょっと違うなー?
あれ?もしかしてこれ、大根なんじゃない? とか。
バオバブの木なのかも??とか💦
しかも、親だからこそ、難しいということもあるわけで😨

なんだか分からない植物


・・・例えば、親自身はタンポポだったとします。
でも、子どもは❝ヤマユリ❞なんだと。
タンポポから見たら、ヤマユリなんて全く違う生態系を生きる、未知の花なわけですよ🌼
なんでこんなにちょっとした環境の変化に弱いのよ!と。甘えてるんじゃない!みたいな😱

親は、「あんたはタンポポの子なんだから、タンポポに決まってるでしょ?!」 となっちゃいがちです💦
タンポポの親は、自分の子がヤマユリだということを認めずに、自分と同じタンポポの環境、価値観、生き方を押し付けてしまいがちなのです😨

だから、教師というプロの手を借りる必要があるのですし、教師がいなければ、育て方が分からず、親子ともども追い詰められてしまうケースも多いと思うのではないかと思うのです😔

ヤマユリの花


■教師は育成のプロフェッショナル



教師というのは、世界中のあらゆる植物を知っていて、それぞれがどんな環境だとよりよく育つのか、という知識や経験を持っている専門家です💡
その子どもを見た時に、あ、この子はおそらくのハイビスカスの花を咲かせる子だな🌺とか、この子はヒヤシンスかもしれないな🪻とか。

教師は、その知識と経験からアタリをつけて、その子にとって1番ふさわしい環境を理解し用意できるプロフェッショナル✨
その子がその子らしい人生を生きていくために、必要な環境・・・その子の興味・関心・好奇心から学びに繋げる方法・・・を知っていて、その子の学ぶ力を広げていくお手伝いができる育成のプロ💪
それこそが、❝教師❞と呼ばれる所以であり、とても重要な役割を果たす存在なのです✨

育成のプロフェッショナル


■慣行農法1本の学校教育


・・・翻って、今の学校というのは、いわゆる慣行農法1本、という状況に陥ってしまっていると言えるのではないでしょうか😨

その子がコスモスだろうと、茄子だろうと、桑の木だろうと、関係ない。
国が定めた農薬と肥料(=学習指導要領)を使って大量栽培(一律一律集団教育)をする。それが今の学校教育なのではないかと・・・😱

キャベツ畑


しかし、スズランも、人参も、杉の木も、全部同じ環境で育つわけがありませんよね💦
そりゃあ、たくましいハコベだとか、カラスノエンドウだとかなら、どんな環境でもちゃんと花を咲かせるのかもしれません🌼
でも、椿の花の種を持って産まれたお子さんや、芍薬の花を咲かせる予定の子ども達には、それに相応しい適切な環境を整えてあげなければ、枯れてしまう可能性があります😔

椿の花



■完全無農薬自然農法の「アンスクーリング」


・・・対して、農薬も肥料も一切使わない!完全無農薬自然農法だ!という❝※アンスクーリング❞👇を実践している方もいます🖋

※アンスクーリングとは、保護者が子どもに何を勉強するのかを命令するのではなく、子ども自身が興味を持つことを深く探求していく手助けをするという、子供の興味に基づいて行う教育のこと。

Wikipediaより


でも、これはこれで、ものすごく難しいことなんです💦

お野菜を育てたことのある方はお分かりかもしれませんが、完全無農薬で、自然栽培で、美味しいお野菜を育てるなんて、素人にはまず無理ですよね💦
まず豊かな土壌をつくるのに相当な時間と根気が必要ですし、雑草も虫も、全部自分の手で1つ1つ取り除かなければいけませんし、やっと実ったとしても、虫食いだらけだったり甘みがなかったり・・・😅
完全無農薬の自然栽培には、相当な知識と技術と経験と根気が求められます。そこまで手をかけたところで、自然災害や獣害で一瞬で全滅だって珍しいことではありません😥

獣害



■正解が分からない教育という営み


子どもは1人1人違う種を持って生まれます。
教育というのは、その子がどんなタイプの植物なのかを1つ1つ見極めて、その子に最もふさわしい環境を用意して、できる限り無駄な農薬や肥料は使わずに、その子自身の力で花を咲かせるようにお手伝いをしていくこと💐

それには、手間も時間もかかります。
しかも子どもの場合、正解もよく分かりません💦
花だったらパーっと美しく咲けば、あぁ、この育て方で良かったんだなと分かるでしょう。
しかし、人間の場合は、何をもって正解と言えるのか?
大人になった時にその子が幸せだったら、育て方は間違っていなかったと言えるのか?

教育というのは、ある意味、正解が分からない中、1人1人に相応しい環境を探りながら伴走していくプロセスなわけですから、実に根気と覚悟のいる世界だと思うのです🙌


■慣行農法しかできない学校環境

 
今の学校の問題は、その育成のプロフェッショナルのはずの先生方が、慣行農法の栽培方法しか知らない、自分自身も慣行農法で育ってきてしまっている、というところにあるのではないでしょうか😥

人参なら全部人参🥕を育てる!というような学校環境ですから、その畑にジャガイモ🥔の子がいたり、トウモロコシ🌽の子がいたり、牡丹の花の子がいたり、檜の木の子がいたら、もうお手上げです😱
とても育てられません💦
この畑で自分1人で違う種類の野菜を育てたり花を咲かせるのは難しいので、「特別支援学級へ行ってください」となってしまうわけなんですよね💦


1人1人違う種を持って生まれてきた子どもたちを、1つの畑に閉じ込められて、同じ農薬と肥料で、全員同じ人参に育てる学校、ではなくて、多種多様な植物がそれぞれ豊かに実る社会✨それを目指す教育であってほしい、と私は思っています💖


■その子らしい花を咲かせられる場を


この4月から、学校に合わない子を持つ地域の保護者4人で、フリースクールを始めることになりました🤗
学校が変わるのを待つのではなく、自分たちが望む場は自分たちで創っていこうと🌷

・・・それは他から見たら、ほんのささやかな場に過ぎないかもしれません。
でも、地域に1つでも、既存の教育とは違う考え方、やり方にチャレンジしている場・・・その子らしい、その子だけの花を咲かせられるような場・・・がつくれたら、そこから少しずつ未来が変わっていくかもしれないと思うのです✨


■パットモンゴメリーさんの言葉


・・・最後に。
「クロンララスクール」という、ホームスクーラーのための小さな学校を創設した❝パット・モンゴメリー❞さんの言葉をご紹介して終わりにしたいと思います💐

クロンララスクール



かつて、大阪の「箕面子どもの森学園」の保護者さんたちも、この言葉に勇気づけられて、自分たちで自分たちの学校をつくっていったと言います。

これを読んでくださっている皆さんの中に、もし、応援したい!とか、一緒にやりたい!と思ってくださる方がいたらとても嬉しいです💖
これから、どこかで何かの形でご一緒できたらありがたいです💐


大阪の箕面子どもの森学園のHPはこちら👇


お読みくださりありがとうございました✨
また次回お会いしましょう🤗
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