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Steam Next Fest に参加しコンセプト未達を実感…【若手プランナーのインディーゲーム制作 in 6月】

皆様どうも!都内のゲーム会社でプランナーとして働いている オタケサン と申します。
不穏だけど、どこか可愛く希望のあるゲーム体験を目指してインディーゲーム制作もしております。

このnoteでは、制作中のゲーム「魔界堕ちのラズリエル」の制作状況について発信していきます。

どんなゲームをつくっているのか、何を意図してつくったのかを発信することで、制作を通じて得ることができたゲームデザインの知見を共有できればと思います。
ついでに私のゲームに少しでも興味をもってもらえたらなと思います。

■ 今月の進捗

▼ Steam Next Festにて体験版を公開

6月中旬に行われた Steam Next Fest に参加しました!

Steam Next Fest では何百というゲームの体験版が公開されます。インディーゲーム好きな方々は、目をつけていた開発中のタイトルを遊ぶことができ、期間中は界隈がとても盛り上がるイベントとなっています。

「魔界堕ちのラズリエル」も期間中は体験版を公開していました!
5月のイベント時にも公開していましたが、やはりSteam Next Festの注目度は高いのか、実際にプレイしてくれた人数がかなり多かったです…!

ローグライクの欄に大きめのバナーで表示されていました!ありがたい…!

また、Twitterでも多くの方に反応いただきました!とても嬉しい限りです!(お見かけした反応を全て紹介したいところですが、何の記事かわからなくなるので一部だけ貼らせていただきます…!)


▼ 体験版へのフィードバックを受けて

もちろん体験版をプレイしてもらってただ喜んでいるだけではありません。
体験版を公開した目的はいただいたフィードバックを活かし、ゲームをブラッシュアップすることです。

フィードバックしやすいよう、体験版のタイトル画面に連絡手段を置いていました

いただいたフィードバックの中でも特に多く、特に気になったのが以下の内容です。

「天使カードのみで十分攻略できる」
「悪魔カードを使うシチュエーションに乏しい」

「魔界堕ちのラズリエル」のコンセプトは「生存のためのジレンマ」でしたが、このコメントを見る限りまだコンセプトを達成できていなさそうです…。

と言いつつも、体験版時点でこういったフィードバックが寄せられることはある程度予想していました。
というのも、コンセプトを達成するための方針である「戦術性」と「良心の呵責」がまだ弱いと感じているからです。

ラズリエル企画書より抜粋:ゲームコンセプト

特に「戦術性」に関しては、敵悪魔の行動バリエーションが少なく、悪魔カードの種類もまだ少ないため、どうしても戦術を考えるシチュエーションに乏しい状態です。

▼ 「敵悪魔の行動」と「悪魔カードの種類」を追加

ということで戦術性を高めるために「敵悪魔の行動」「悪魔カードの種類」を追加しています。
今月は、テスト的に「ガード行動」「炎上効果のある攻撃」を実装してみました。

ガード中の敵は立ち止まって盾をはり、ダメージを半減します。
立ち止まっている間は天使カードで一方的に攻撃できますが、カードを使い過ぎると近づかれた時には手札に悪魔カードしか残っていない…といった状況が生まれるようになりました。

それに対抗できる悪魔カードとして「炎上効果のある攻撃」を用意してみました。
炎上中の敵は、行動するたびに割合ダメージを受けます。
ガードする敵は遠くにいるうちに燃やしておき、立ち止まっている間にダメージを与える、という戦術が生まれたかなと思います。


■ 今後の制作予定

8月の東京ゲームダンジョンでの展示に向けて、体験版のブラッシュアップを進めていきます…!

先述したように「敵悪魔の行動バリエーション」と「悪魔カードの種類」を追加することでゲームの戦術性を高めていくつもりです。

また、単純に悪魔カードに関わるシチュエーションを増やすために、一部の敵悪魔が悪魔カードをドロップする仕様も追加しようと考えています。

もちろん戦術性以外に関してもフィードバックを受けていますので、8月以降はそちらも制作を進めていきます。
ひとまず、ストーリーの追加や、ゲームオーバー後リトライしたくなる仕組みなどが必要と感じていますので、こちらも追加に向けて検討を進めています。


ここまで読んでくださり、ありがとうございます!
noteを読んだご感想やゲームへのご意見など、気軽にコメントください!
制作や発信の参考にさせていただきます。

↑気になった方はストアも覗いてみてくださいね!

今後ともオタケサンをよろしくお願いいたします。
それでは。

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