もはや昭和はフィクションでしか語れない
専業主夫をしてると、週に2日ぐらいは家事をしながら見てしまう「あさイチ」
先日…と言っても少し前になるけど、俵万智さんを迎えての短歌特集があった
泣く子もだまる「サラダ記念日」。短歌になんかまったく興味がなかった大学時代のおおかみですら、”サラダ記念日”と”チョコレート革命”の2冊は本棚に常備してた
…のだが。あさイチでこの短歌について「本当にサラダだったわけではない。カレー味の唐揚げ」だったとマッチーは語った。さらに続けて
「おいしいねって言ってもらうんで、今日はそんなささやかな事で記念日だって思ったことは本当」
「でも唐揚げ記念日では重いなと思って」
「それでサラダ記念日って思いついた」
と説明。日付も
「サラダのS音と、七月のS音が響き合うときれいかなと思ったり、七夕だと恋人同士の記念日につきすぎるので、一日前に、自分で制定しました」
そして最後にこう締めくくった
「心の本当を伝えるためのうそなら、楽しんでついていいんです」
この話をママぶたにしたところ
「そうよね~サラダじゃドレッシングの味だものね~」
と、ものの見事に華丸氏とおなじツッコミをした。我が妻はレベルが高すぎて笑う
話はガラッと変わるけど、我が家のこぶた達は”昭和”な話が大好物♬
次女のフーにいたっては、冬になるとおおかみが大学時代に着てた”私スキ”バージョンのフェニックスウエアを着こなす
私スキウエアは、バイト先のおばちゃん達にメッチャ受けたらしい♬
きっと、そのおばちゃん達はロマンスの神様に恵まれ、ブリザードにのって、ゲレンデがとけるほどの恋をして、ロッジで恋人のサンタクロースを待つクリスマスを過ごした、ナウでヤングな勝ち組ギャルだったんだろう
昭和時代、ゴーグルで目元を隠してブイブイ言わせていたお嬢さま、令和ではコロナで口元を隠してぎゃあぎゃあハイソな会話に浸るステキなオバサマと化している
どっかしら隠せば美人に見えてしまうというのは、人間が如何に楽観的な生物かを物語ってる。ヒジャーブを発明した人は天才かも
なにはともあれ、”私スキ”ウエアを見て苦虫を嚙み潰したような顔をするオバサマがいなくて幸い。あ、いてもマスクで分からなかったのカモ…
ちなみにママぶたはこの手の会話にはまったく入ってこない。どうして?
こぶた達があんまり喜ぶので、その喜びを広めたいとは思うのだけど、”昭和”な話を令和なSNSに載せるとなると、さまざまなリスクが頭を駆け巡る
しかし…しかしながら、あの俵万智嬢でさえ
「心の本当を伝えるためのうそなら、楽しんでついていいんです」
と仰せなのだ。まあ、お嬢も同世代なので昭和な方なのだけど…
そもそも おおかみの記憶自体がすでに量子コンピュータのように曖昧状態の塊と化しつつある
整くんも「真実は 人の数だけあるんですよ」と語ってる。今のおおかみにとって昭和は、事実を語るには遠くになりすぎた。事実なんて書こうと思っても書きようがない
そふ、おおかみの語る昭和はすべて”フィクション”なんだ
こぶた達が喜べば喜ぶほど、話には琉金にも勝る尾ひれがついてる
なので、昭和な話を書くときには
の呪文を先頭につけることにしよう♬
この呪文はクレームを押さえるのに凄まじい威力を発揮するらしい。”アバダケダブラ”とまではいかないまでも、”エクスペリアームス”くらいの威力はあるに違いない。相手の反撃を抑えられれば、それで十分だ!
…知らんけど
試しにちょびっとだけ書いてみる
…これはある程度真実で、大部分が尾ひれで、まったく事実ではないハズ
”コーラのような飲み物を爆飲した友がぐでんぐでんになったから、家まで送り届けた”。これは事実と言って差し支えないだろう
”酔っぱらった”ように見えたのは、おおかみの真実であるけれども、事実ではないかも知れない。そういえば、ぐでんぐでんな奴は演劇部だったかな。今頃はきっと舞台で大活躍していることだろう
さて、クレームは届くだろうか…
昭和な物語と言えば、ドラマの最後にアオハルな詩が画面につらつらと流れ、朗読されるパターンが好きだった。「俺たちの旅」あたりが最初?
おおかみのお気に入りは「俺たちの朝」
舞台になっている鎌倉は祖母の家があったので、聖地めぐりに勤しんでた。”聖地めぐり”なんて言葉は無かったケド
その「俺たちの朝」は2018年に再放送された。来てるぞ!昭和!
「俺たちの朝」と「サラダ記念日」をリスペクトして、最後はこれで締めたい ↓
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