Work-Life-Art展 出展者座談会 Vol.1

Work-Life-Art展の出展メンバー座談会!参加理由や作品に込めた思い、生き方働き方に関する考えなどをお聞きしました。

〈司会・進行〉
さだっち おかやまデザイナーコネクト
SNS:https://twitter.com/sada_cchi

〈座談会ゲスト〉
takumi 作品形態:イラスト
SNS:https://www.instagram.com/takumiillust00/
ファッションをテーマに、自分に合う作風や世界観を模索しながらデザインを描いている。
こだわりは「情熱を持って描き込む」こと。
現在、デザイナーを目指して就職活動中。デザインの制作依頼を受けながらイラストを制作している。イラスト制作では、コンセプトに合わせて絵柄や表現を変えることを重視しており、制作依頼のスキルとは別で作家性も高めておきたいという想いからWork-Life-Art展に参加した。

瀬戸内海アーティストmisa 作品形態:立体作品
SNS:https://www.instagram.com/seto.utiirodori/
日本で一番大きな内海、瀬戸内海。
そこは、misaの居場所である。
同時に人、生き物、植物の大切な居場所でもある。
「いつまでも美しい瀬戸内海を」というテーマで
わくにとらわれない、自由な発想での作品を作りつづけている。

なかむらしんご 作品形態:イラスト、水彩、画用紙
SNS:https://www.instagram.com/shingo_illustration/
岡山県岡山市生まれ。広島市立大学芸術学部デザイン工芸学科修士課程修了後、2005年4月大手印刷会社に入社。企画部配属となり、広告チラシ・パンフレットのほか、パッケージデザイン等のディレクションを担当する。12年5月に宅地建物取引士の資格を取得、23年2月から不動産会社へ転職。人口減により変容する不動産の新たな価値創造を模索しながら、イラスト制作による思考実験を続けている。

〈文字起こし・編集〉
りょーちん
https://twitter.com/ryooochin776


ー最初に1人ずつ簡単に自己紹介をお願いします。

takumi:私はフリーでデザイナーとイラストレーターをやっています。 大学卒業後1年間、全く違う職種の会社に勤めたんですけど、改めてデザインを勉強するチャンスが訪れたので退職しました。転職は目指しているんですけど、今は経験がないので案件受けて、 実務経験を積むっていうことをしています。
チラシとかロゴを頼まれたりグラフィックもやってるんですけど、イラストを描けるっていうスキルを持ってるので、制作物の中でイラストも同時に描いています。
イラストは自主制作で、もともと服が好きなのでその方向性を生かしたものを作るっていうことをやっています。今後は自分のコーデとかもインスタで発信したいなと思っていて。服好きな仲間を集める良いアカウントになればと思っています。

しんご:僕は子どもの頃から絵が好きで、学校の休み時間に絵や漫画書いていた子供でした。
その流れで芸術系の大学に行って、そこでは絵の方ではなくてデザインの勉強をしていました。その後の就職先の印刷会社では企画とか制作のディレクターをやらせてもらっていて、どちらかというとたくみさんみたいなプロのデザイナーとかイラストレーターに発注する側の仕事をしていました。
それを16年くらい続けた後、今の転職先の上司とプライベートで知り合って、僕の仕事とか絵を描くことが得意だということを知って「絵を活かした仕事を一緒にやらないか?」って誘ってもらって。今、転職1年目の生活を送っています。
その中の1つのお試し仕事として、美術館の作品を1つ選んでその作品を見て自分が感じたことを絵にするっていう試みをしているところです。まず大原美術館にある作品を前にして、小さいスケッチブックに下書きをして、それを持ち帰って模写して、それからどういうことを思ったかとか、自分だったらどういう風にするかなとかっていうのを作品にしてる。
具体的にあるものを絵にするというよりも自分の頭の中にあるものを作品にしているので意外と描いて作業する時間よりも、「どういう作品にしてどういう絵にしようか?」って考える方が時間がかかっています。

misa:私は児童福祉の仕事をしていて、そこで廃材アートとかを出したりしています。知り合いから「環境学習とコラボしたらどう?」って声がかかったりして、サイピアとかでワークショップをさせてもらっています。
ある会社とのコラボCMが今週から出たりとか、ハウスメーカーさんとのコラボなど、SDGsが流行っているということもあってその一環で呼ばれることが多いですね。
枠にとらわれずにいろんな作品を作りつつ、子どもたちとのコラボだったり、環境教育とかと絡めてアーティストを育成する施策をみんなと作れたら面白いかなとか、考えています。
アクセサリーとか雑貨とか種類はかなりあって、人の気持ちに寄り添うものを作りたいなと思っていて、そうじゃないと地域貢献にならないと思っています。

ーシーグラスってよく聞くけどなんなんですか?

misa:海にたくさん落ちている瓶やガラスのカケラのことです。綺麗なんだけど、かなりたくさん落ちてるし不法投棄とかもあるんですよね。 そういう現状を知ってもらえたらと思ってます。
子どもってコロナもあって海に行ったことない子が多くて、外にも全然出れてないみたいなことをよく言われるんですよ。なのでワークショップが海に行くきっかけになればいいなと。ちょっとゴミ拾って帰ろうとかでもいいし、プラスチックじゃなくて違うものを開発するとかでもいいし。 そういう子が育てば地球が良くなるんじゃないかっていう気持ちでやってます。

ーありがとうございます。 次に今回の展示に参加した経緯とか狙いみたいなことを教えてください。

takumi:はい。私はもともと自主制作をあまりしてなくて、というのも、そもそも自由に描くっていうことがあまり得意じゃなかったんですよ。書きたいものを見つけるのも難しいし、自分の方向性が定まってないなと思ってました。でも今仕事を辞めてから時間がある程度余ってきているので、この時期に方向性を定めて自主制作もやっていきたいなと思っていたので参加しました。
デザインやイラストの仕事って頼まれたものをちゃんと出したりお客さんのニーズに合わせるのが仕事だと思うんですけど、もし私がフリーで活動したいってなった時に、 得意なイラストでファンを作っておくと大きなメリットになるじゃないですか。なので作家性のある部分がすごく欲しいなと思っていました。
その時にある人から「ファッション好きならやってみたらいいんじゃない?」ってアドバイスをもらい、その方向で絞ってやってみようかなって思ってた時にちょうど今回の展示会の話を聞いて、この機会に自分の方向性を定めることができたらと思いました。

ーなるほど。最初話した時から思ってましたけど、すごいデザイナー的な思考ですよね。イラストレーターやアーティストというよりもすごくデザイン思考というか、論理的思考というか。

takumi:そうですね。もともとはそんな感じではなかったんですよ。 高校の時は感覚的な作り方をしていてそれをすごく注意されていました。
その時はあまりパッとこなかったんですけど、やっぱりデザインを勉強してたらある程度論理的に考える力も必要だし、大学って高校のデザインと違ってもうちょっと仕事に近くなってくるので、ロジックをしっかり通さないとダメだよっていうことは基礎中の基礎として教えてもらいました。そこで考え方に変化があったのかなと思っています。

ーみさねーはどうですか?

misa:自分は瀬戸内海が好きで海を守る活動をしているんですけど、展示作品を見てもらうことで海に着目してもらうことができればという想いがあって参加しました。
それと出展する方はみんな好きなことに向き合ってる方だと思うんですけど、その人たちが今後どうしていきたいのかとかどんな感じで生きていこうとしているのかということを作品を通じてだとかその人を通じて知れたら面白いと思っています。普段は1人で作業することが多いから少し孤独感もあって。みんな何を思ってるんだろうってずっと考えていました。

しんご:みさねーが言ってるように独りぼっちってわかるな。僕は承認欲求が高いんですよ。ずっと1人でやってるので「俺がやっていることに興味がある人っているのかな?」って考えたりもします。 認めてもらえている実感があれば自分も前向きにやるんだけども、結局自分がやってることに自信がないっていうか。
自分だけだと「なんでこんなくだらないことしかできないんだろう」とか「自分がやっていることを誰も認めてくれないな」とういう風に思っちゃって、めちゃめちゃ自分に厳しくしちゃうんだけど、人に見せたりとか人の目に触れたら評価してもらえるっていうのがあって。見てもらうことがすごい安心感に繋がるというか、自分のメンタルにもすごくいいんじゃないかと思っています。
なのでメンタルのリハビリみたいな感じもある。今回さだっちに誘われて「じゃあやってみようか」って参加したんだけど、やっぱりそういう理由があったからかな。もしかしたらいろんな人の目に触れて認めてもらいたいとか見てもらいたいっていうのがあるのかも。自分の今やっていることが世の中に通用するのかなって。この20年間くらいもう本当に何もしてこなかったんで、チャレンジ精神と安心感を満たせるかなっていう可能性を感じています。

ーありがとうございます。孤独感みたいな話が出たけど、たくみさんもありますか?

takumi:高校、大学と周りに囲まれてたからそんなに孤独感はなかったんですけど、承認欲求は僕もあります。みんな承認欲求あるんだと分かって少し安心しました。笑
最近はおかやまデザイナーコネクトでも繋がりが増えてきて良い刺激を受けています。同じ志を持つ仲間が増えていってる気がして充実しています。

ーみさねーは孤独感とかありますか?

misa:私はありますね。海が好きな人と繋がりたいとか人と繋がりたいっていう思いが強い。承認欲求プラス友達が欲しいみたいな。海が好きな友達とか、ちょっと変わったことが好きみたいな、本当の友達が欲しい。

ー孤独感とか承認欲求があるからこそ、人のためにとか誰かに喜んでもらうためにみたいな気持ちが生まれるのが3人なのかなって話を聞きながらすごく思いました。自分と向き合うためだけに創作活動をやっていたら多分そんなに広がりなんて生まれませんよね。

misa:承認欲求がなかったらデザイナーとかアーティストにならない気がする。 1人の世界で楽しめるじゃないですか。研究の分野に行ったりとか。

ー次に聞いてみたいのは、なんで創作活動をやっているのか。 極端な話、別にやらなくても死なない活動。もちろんそれが収入になっていく可能性があったり、すでになりつつあったり、もうなってたり、みたいなパターンもあると思うんですけど、それぞれなぜ活動しているのですか?

takumi:私が創作活動を続けているのは、自分の絵を上手くしたい、成長したいという気持ちをすごく持っているからです。創作活動をやめちゃうってことは何か大きなもの諦めるっていう感覚があって、これからも諦めずに続けていくつもりです。
それを仕事にしたいかどうかで言うと、仕事にしたいと思っています。デザイナーやイラストレーターとは全く違う職種で1年間やってみて、やっぱり自分のしたいことや得意なことがあるのに毎日9時間、10時間全く違うことし続けるっていうのは正直かなりもったいないなと思いました。 創作活動の目的は、収入目的と自分の人生を豊かにするっていう目的が半々ですね。

ー自分の人生を豊かにするために、人生の大半を占めている仕事を充実させることって大事ですよね。

takumi:そうですね。好きなことをしてお金を稼げればベストっていうことはあらゆる人が理想にしていると思うんですけど、好きなことがある程度明確になってる以上やっぱりそこを目指すのが良いんじゃないかと思っています。 チャレンジしないと自分はもったいない。
ただ、好きな仕事にする以上はプロとしてやらないといけないなと思っています。好きなのは好きなんですけど、先ほど言ったデザイン的思考も持っておかないとダメだなって思っていて。仕事は仕事なのでアーティストじゃなくてデザイナー・イラストレーターとして、区切りをつけることが仕事をする上で大事だと思っています。

ー求められている事を見極めて作る感じ?

takumi:そうですね。こだわりを強く持ちすぎたらそれは自主制作で完結しちゃう話なんで。自分の作りたいものはちゃんと作る。でも仕事は仕事なので、そこの区切りはしっかりつける。

ーデザイン案件でイラストも描くとコスパ悪いみたいな話もあったよね。

takumi:デザイン案件でイラストを使うと単価が高くなりますね。単純にそ労力が2倍になるので。イラストがいくら得意でアピールしたいからと言っても仕事は仕事なのでイラストが必要な案件じゃないと思ったらやらないっていう判断を下すのがプロなのかなと思っています。

misa:創作活動をなぜ続けてるかって言うと、Facebookとかで作品や活動をアップしたら環境保全の人たちから「めっちゃええやん!」みたいなコメントをもらえることがあって、「これいけるんじゃね?」みたいな感じで続けられています。
私は小学生ぐらいの時から図工とかが得意だったらしく賞とかも結構頂いてました。毎日川とか海に行ってたから生き物も好きだったんでしょうね。
だから生き物のためになるんだったらいいなと思って。そして自由なことが好きだからアートが向いているのかなと思って。丁度SDGsが広まり世間のニーズも合致しました。
自分が不得意なことで我慢して仕事を続けて神経をすり減らすよりは、自分がナチュラルにできて自分らしさが生きる所で、無理に笑顔を作らずに生きていけたらいいと思っています。 私らしさが出るのがアートだったっていうところですかね。それを見て「なんか素敵だね」とか言われたら嬉しいなって思います。

ー自分がやりたいことを切り開いてるのがすごい。

misa: ただ好きだからできてるのかもしれないですね。生き物を1日見てても飽きないですから。たぶんそこの熱量でしょうね。自分でも頭がおかしいと思います (笑)
周りに1つのことに熱中している人が多いっていうのもあるかもしれないですね。46時中カエルのこと考えてるみたいな(笑)でもそういう人たちから刺激をもらって頑張れていますね。

しんご:今のみさねーの話で、自分のやりたいこととか自分が集中して飽きないっていうようなものが仕事と繋がっていると本当に最強だと思う。
僕は変に歳を取って変に社会に迎合して生きてきたので、 これからはするのはめっちゃ大変だなと思って。僕はそういう道じゃない方法を使って稼げたらいいなと思う。みさねーには好きを突っ走ってる情熱を感じるので。

misa:引火力のある人が周りに多いからかもしれないですね。情熱の炎にガソリンを入れてくれるような。

しんご:でもそういう環境を作り上げているのも運のうちだよね。みさねーが今まで選んできた結果そこにいると思うので素晴らしい。
今までサラリーマンでディレクターやってる時はクライアントさんありき、営業さんありきで、こういうことをやりたいっていう明確なゴールが仕事にあった。それに対してこっちがどういう提供をするかっていうことで、基本的に世の中が求めてることに対してこっちが提供するっていうビジネス用語で言うとマーケットイン的なことをしていた。世の中ありきで自分がそれに乗っかるみたいな。
でも、そこには自分がいなくて、いい意味でのわがままは出せない。自分で面白い提案ができたなと思っていても全部却下されることもある。
そういう状況でやってきたから、自分のやってる仕事はどんな意味があるんだろうっていう疑問をずっと抱えてた。それでこれからはプロダクトアウトっていうのかな、自分発信みたいな、自分のやりたいことを発信することで周りの人たちが興味持ってくれて応援してくれるみたいな仕事をしたいと思ってます。今はそういうことができる環境に移ったかなって思う。
自分発信のプロダクトアウト的な方向にいこうとしてもそれだけやってると誰にも振り向いてもらえないので、ある程度周りの求めてることとか需要に対して合わせなきゃいけないんだけど、これからも引き続きいい意味での自分のわがままっていうのを出して、それが人に認めてもらえることで自分を見つけるというか、自分に自信を持てるみたいなことが続けていければなと思ってます。

ー3人の話を聞きながら思ったのが、3人ともチャンスを逃さないしチャンスを正解にするみたいなことを大切にしているのかなと思いました。なぜチャンスを掴めたのか?またそれを正解にできたのでしょうか?特にしんごさんはすごいキャリアがあったわけじゃないですか。そこから飛び出すってすごいことだなって客観的に見て思うんですけど。

しんご:いろんな人から本当にそれは言われました。でもさっきも言ったように僕としては自分の人生楽しめてないなってずっと思ってたのでずっとモヤモヤしていた。キャリアとか自分の世の中での立ち位置とか収入とかそういういろんなスペック的なところはあるんだけど、それを突き詰めていくと自分の中でのベストな選択は会社を離れることかなと思った。
その時に背中押してくれた人が僕がとても尊敬する方だった。そういうきっかけがありました。

ーみさねーは、チャンスとか環境の変化っていうのはなぜ生み出せたと思いますか?

misa:チャンスは自分から掴みに行くものだと思っています。チャンスが来たらやるしかないじゃないですか。ワンピースのルフィーが言ってたように「俺が決めたことだからやるんだ!」みたいな。
具体的にはFacebookをずっと眺めてます。笑
46時中チャンスないかなって。道歩いててもいろんな看板見たりとかしてチャンスを探し続けてますね。

ーチャンスかどうかわからない時もあると思うんだけど、どうやって見極める?

misa:やってみないとわからないと思ってるから、ちょっと足を突っ込んでチャンスだなと思ったら両足突っ込んで体まで行きます。

しんご:チャンスの裏にはたくさんの勘違いもあるわけですよね?

misa: 10個チャンスがあったとしたら1個掴めればいいかなって思っています。9個は勘違い。10個中1個あればラッキーぐらいに思ってます。

ーたくみさんはどうですか?今までの話聞いてみて。

takumi:私は経験が浅いからまずは動くことかなって思っています。その後どうしていきたいかっていうのはその時の自分が決めることで。
前職に就職する前からデザイナーになることは決めてたので準備はしていました。でも実務経験がなくてうまくいかずに悩んでいた時にウェブデザインの会社の人と繋がれて、そこでやれば自分に足りないものが埋めれるだろうと思って前職を辞めることを決めました。
辞める前は保証もないしちょっとまずいんじゃないかとは思ってたんですけど、 これが本当にチャンスだと思って決断しました。まだまだ若いし一旦そっちに集中しようと思って。
退職してから時間が余っているので、できるだけ人と繋がっていろんなことやっておかないと時間がもったいなさすぎると思っていろんな所に顔を出しています。そういう意味でも前職を辞めてからチャンスを掴めるようになってきたのかなと思います。
あと、自分がしたいことは発信しておいた方がいいっていうことをある本で読んで、自分はこういうことがしたいんだっていうことを発信するようにしています。 運が良かったら話が回ってきたりするし、ポートフォリオや名刺を渡して見てくれたら仕事が来る可能性もあるじゃないですか。だからとにかく人に会うっていうことを重視しています。

ー今日聞いた話には一貫して、社会ニーズや人がどうやったら喜ぶかっていうことと自分の下心とを両方持ちながら人と関わるということがありましたね。「あわよくば」って感情大事ですよね。

しんご:僕の就職もそうですよ。みんなにこういう仕事がしたいとかって言ってたら「人員が足りないから来ない?」って話が来て。

misa:言霊ってありますよね。伝わるのもあるし、誰か聞いてるみたいな。

takumi:前職で社長に年賀状送る機会があって、みんなはフォーマルなものを送っていたんですけど、自分の世界観を表現した年賀状をポートフォリオと一緒に送ったんですよ。そしたら、社長から「作品を公式サイトに載せていいですか?」っていう話が来ました。アピールしたり発信していると本当に何か起きるんだなと実感しました。

ーすごくいい話。たぶん社長も何かビジネスチャンスになるかもしれないっていう下心があったんでしょうね。お互いのニーズがマッチしたからそういう話になった。 すごくいいテーマが出た気がする。 ありがとうございます。

ーじゃあ最後に、作品のどんな所を見て何を感じてほしいか、一言ずつもらって締めたいと思います。

takumi:私は実際にいる人のファッションイラストを描いているんですけど、ファッションを通じてその人らしさを表現したいと思っています。
最近は自分らしさが重要視されるようにもなってきているので、ファッションやイラストを通じて自分らしさをどう表現しているのかということを感じてもらったり、自分はどうなのかなって考えてもらえたらいいかなと思ってます。

misa: たくみさんがファッションだったら私はパッションで!(笑)
瀬戸内海への情熱を感じて欲しい。愛情を込めた作品って光るんで。情熱を込めてますってことを見てほしい。

しんご:2人がファッションとパッションってことでいくと僕はイマジネーションかな!(笑)
イマジネーションって想像力って意味で、まさに僕は作品からイマジネーションされたものを書いている。見てくれる人も僕の作品を見て、何かしら自分の中で「この人はこういう思いで書いたんだろうな」とかっていうのを感じ取ってもらえたら嬉しいですね。

ーありがとうございます!このインタビューを読みながら作品見てもらったらより深まっていくんじゃないかなと思います!


Work-Life-Art展

詳細はこちら
https://o-design.studio.site/posts/77GT1Gtj

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