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”Tea Table Zine”
所信表明
Coffee Table Bookじゃなくて
コーヒーテーブルブックというジャンルがあります。
特大のハードカバーの本のことで、
リビングのコーヒーテーブルに乗せて
・インテリア
・お客様のおもてなし
をする本らしい。
![](https://assets.st-note.com/img/1700350436272-lRIHTSL1nB.jpg)
字がかわいくてうらやましい。
こんな本を見つけました。
この紹介文だと「役に立つわけではないけど、眺めてみると興味深い」などとありますね。ビジュアルメインの本ってことなのかしらね。
対して私が作ったZINE(『津田沼雑貨狂時代』)は「アンチビジュアル」な
テキストメインの「小型の雑紙本」。
印刷はリソグラフで(巨大プリントゴッコ機)
写真も真っ黒け。アハハ。
まあだから”Coffee Table Book”に対して
ささやかながら小文字で
”Tea Table Zine”と銘打ってみました。
ティータイムのおともに…
お茶を飲みながら
つかの間読めるエッセイなんかが中心の
軽い読み物があるといいですよね?
カフェとZINE
ヴィヴモン・ディモンシュ
90年代カフェで出すフリーペーパー(ZINE)がものすごく盛り上がってました。
その先がけは鎌倉のカフェ『ヴィヴモン・ディモンシュ』なんじゃないですかねえ。
![](https://assets.st-note.com/img/1700352230606-NVSLdYyHja.jpg?width=800)
アフターヌーンティー
あと『アフターヌーンティー』も
『Allo Allo』ってフリーペーパーを出してました。
楽しみにしてたもの!
このころはフリペが充実してたなぁ。
![](https://assets.st-note.com/img/1700352867377-Ctqcnm4oqZ.jpg)
デザインが90年代。
2023年のとっておき『Nercatネルカ』
しかしここのところ、とんとお見かけしなくなったカフェ専属フリーペーパー(読み物としての)。
しかし、口コミでいただいた『Nercatネルカ』が
そんな私のわびしい気持ちを温めてくれました。
『ネルカ』は秩父の『喫茶カルネ』が発行しているフリーペーパーです。
もちろん秩父の『カルネ』さんに
この後すぐ駆けつけたのは言わすもがな。
喫茶店をたずねる小さな旅。
![](https://assets.st-note.com/img/1700356168100-0gjpwBqLnB.png?width=800)
私を『こむぎこ』(文京区)へ走らせた。
フリペ makes me move?!
風の詩
いやそういえば…
もっとオーセンティックなものがあったのを
忘れてた。
銀座ウエストの『風の詩』
昭和22年ウエスト創業時より続いている
お客様投稿コーナー。
”高度で知的なものよりは、お茶をのみながら素直に共感が得られる様な生活の詩をお願いします”
っていうのが全てを表していますね。
憧れるけど自分の持ち味は真反対。
ポエジー?抒情?…ありません。
自作ZINEの見本&動機
…と私の好きな”Tea Table Zine”の話をしてまいりました。先人はみな偉大です。
それに恐縮して自分のZINEを出さないのはいけませんね。
んで、今回「よっしゃ、作ろ!」
と私の背中を押してくれたのは
これなんです👇
![](https://assets.st-note.com/img/1700357770414-Qj7TF5uwU5.jpg?width=800)
その昔アルバイトしてた
トータス松本さんが書いてたフリペ。
「おいしいチャイができる理由」
オール手書き。”貧乏七条“て(1990年頃)
手書きの感じとか、
勢いで作った感じとか“ええ加減”なこの感じ。
“チャイ”同様、全体は煮出した濃いめなテイスティ?
やっちまえ!
これ見て
やれ、パソコン動かないから出来ない!
とかギャーギャー言う前に手を動かそう!
と素直におもいました。
私には凛としたZINEは書けないのです。
目指せ!Chai Table Zine!
って感じで、
テーマの“津田沼”を煎じて出しました。
ちょっと濃いめかもしれませんが、
お口にあいましたら幸いです。
※『津田沼雑貨狂時代』とは?
80〜90年代の千葉のまち津田沼を雑貨視点でまとめたガシガシ編集部のZINE(フリーペーパー)のこと。
(はみだし『津田沼雑貨狂時代』#03)
表:書いたもので「恥ずかしさの先頭に立つ!」 裏:読んだあとに「なんとはなしにおしゃべりしたりお散歩したくなるような…」そんな”かの地”まで帆走おねがいします。