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『古今和歌集』でAIアート㉓〜素性法師〜

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな

訳:「すぐ行くよ」と、あなたが言ってよこしたばかりに、九月の有明の月が出るまで待ってしまいました(引用:『100分de名著 古今和歌集』 渡部泰明 NHK出版)。

「すぐ来るっていうから、一緒に飲もうと思って待ってたら、コレだよ。。」

っていう声が聞こえてきそうな、寂しい背中です。

女性の出立ちが「部屋着感満載なところ」からも、その寂しさが如何に根深いものかを感じてしまいます。

「すぐ行くよ」って言われたからとにかく部屋の中を片付けて、身支度も最低限は整えて、来てくれてから少しでも長く楽しい時間を一緒に過ごしたくて、、、

そんな一途な思いで待った結果、待っていたのは彼を一目も見ないで迎えた朝だった。。

んー、切ない。

今日は、私がイメージしたものに近い絵をAIさんが描いてくれたので、御託を並べるのは程々に、和歌絵を味わってみたいと思います。

今日のキーワードはこちらです。

北側の玄関、呆然と座り込む女性の背中、南側の部屋にある小さなテーブル、ビール缶2本とスナック菓子が置かれている、南の窓から差し込む朝日が玄関前で座り込む女の背中を照らす、寒々しい光、秋、9月、明け方

The north entrance, the back of a woman sitting in a daze, a small table in a south room, with two beer cans and snacks on it, the morning sun shining in through the south window, illuminating the back of the woman sitting in front of the entrance, a cold light, autumn, September, dawn

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