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現実は”How do you do?”では済まされない。
近々、夫に同伴してフランスとイギリスへ出張することになりました。
出張の同伴なので「上司たちとの会食に同席してもらう」という話を聞いていたのですが、先日「上司との会食&立食パーティー」が予定されていたことが発覚。
夫の上司の方は日本人なのでまだ良かったのですが、立食パーティーがまさかのフランスで開催されるものと知り……
フ ラ ン ス デ リ ッ シ ョ ク パ ー テ ィ ー ト ハ ナ ン ゾ ヤ ! !
まあパニックです。(笑)
お仕事関係の立食パーティーなので、フランス開催とはいえ英語は通じるから大丈夫だろうと言われるものの……
いや、私英語ほとんど話せないんですよ……全然大丈夫じゃないんですよ。
旅行英語がギリギリの人間が、ビジネスの場のパーティーで何が話せるのか、そして下手に話しても逆にまったく話さなくても、失礼になるのではないか…という疑問と不安が膨らんでいくばかり。
そんな私の頭に浮かんだのは、オードリー・ヘップバーンが主演を務める、大好きな映画「マイ・フェア・レディ」でした。
この映画は、オードリー・ヘップバーン演じるイギリスの下町に暮らす花売り娘のイライザが、言語学者のヒギンズ教授から徹底指導を受け、身分を隠し淑女として社交界にデビューを目指す……というストーリー。
ジョージ・バーナード・ショーが書いている原作、「ピグマリオン」という戯曲もとても面白く、映画とエンディングが異なるのでそっちもぜひ…!という話はとりあえずおいておいて……
この映画にこんなシーンがあります。
ある日社交の場に慣れるため、紳士淑女のあつまる競馬場に来たイライザ(オードリー・ヘップバーン)。
服装こそ淑女であるものの、まだ礼儀作法や喋り方は付け焼き刃。周りの貴族たちに挨拶をされても、どこかもったいぶったように " How do you do? " という以外、ほとんど話せません。
そんなぎこちない淑女のまま競馬を見ていると、競馬にテンションが上ってしまったイライザがある騒動を起こしてしまって……
もちろんオードリーのような美しさは持ち合わせていないのは大前提として(笑)「この付け焼き刃な言葉遣いやマナーでトラブルを起こす」というところが、自分に今後訪れる未来のように感じてしまって戦々恐々としています。
みんな最初は初心者であり素人。
マナーなど、実践していきながら身体になじませていく必要があるものは、失敗も込みで経験していくことが大切なのでしょう。
私も自分だけが恥をかいて済むのなら、不安だけどとりあえずやってみようと思えます。
しかし最初の実践の場が夫の仕事につながるところ。
そうなるとあまり下手な失敗はしていられないな、と思ってしまうのです。
もし仮に1ヶ月前に聞いていても完璧な準備はできなかったでしょうが、あと半月ほどで何ができるのだろうか……と考えています。
とりあえず今の時代 ” How do you do? ” はないと思うので、海外の人との挨拶の仕方をおさらいしておこうかしら。
軽い挨拶をとってもお辞儀の代わりに握手をしたり、立場にもよるらしいのでが男女での挨拶は女性から手を差し伸べないといけなかったりするのですよね。
一見同じようにだけれど、日本と海外では地味に動きが違うようで。
日本人なのだから日本式でもいいのでしょうが、どちらの方式で挨拶するかは、両方を知ってから選べばいい。
「できない」んじゃなく「選ばない」状態でいたいと思うのです。
そんなわけで、昨日こんな本を買いました。
基本は日本のマナーですが、海外でのマナーや歴史も載っています。
「さすが!」と言われなくてもいいのですが(笑)、最低限のマナーを知っておくのは悪いことではありません。
そして「マナー・プロトコール検定」というものがあるんですね、初めて知りました。
検定は今のところ受ける予定はないですが、色々なシチュエーションのマナーが幅広く書いてあるので良さそうな印象です。
お会いするのはおそらく、国の要人や超VIPというわけではないと思うので 「プロトコール」と呼ばれるような、国家間で行われるようなマナーは覚えなくても良いでしょうが……パーティーの種類だけでもたくさんあることもわかりますし、到着やお暇のタイミングなど、パーティーによってマナーも結構違っていて「そうだったんだ!!」という知識が詰まった1冊です。
「郷に入っては郷に従えだ!」と思って、見様見真似でやってきたけれど、「郷に入る」って色々大変だなと改めて思います。
その場その場で空気を読んで対応していくこともできるのでしょうが、会場の到着などは事前に知らないとできませんし、やはり勉強が大事なんだなあと感じます。
知的好奇心が強めなので、こういう勉強で埋め合わせられることは迷わずするのですが……英語などの言葉だけは、すぐやったとてなかなか埋められないので……悔しい。
今週からは、英語も本腰入れて頑張らないと!
英語で喋ろうとすると、いつも前置詞と冠詞でつまる自分から抜け出したいものです。(切実)
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