マガジンのカバー画像

日本の外で知ったこと

32
日本の外に出たことで知ったこと、気づいたことなどとまとめたマガジンです。 旅エッセイのような、そうでないようなものの集合体。
運営しているクリエイター

#エッセイ

得意げな「イタダキマス!」を放たれて

旅行をしていると、ときどき日本語を話す現地の人に出くわす。 たぶんヨーロッパに限らず、観…

ニョコロ*
10時間前
37

「自分のものさし」がない私は、「自転車乗り」をめざすことにした。

ドイツ生活を始めて、1年が過ぎた。 「 海外生活 」というものにずっと憧れがあった私にとっ…

ニョコロ*
5日前
86

ずっと誰かが我慢している国。

一時帰国をしてきた。 まだ日本を離れてから7ヶ月ほどなので、すんなり日本の暮らし方に馴染…

ニョコロ*
6か月前
61

祖母をおくり、冠婚葬祭の本質に気づく。

日本へ一時帰国して、祖母をおくってきた。 90歳超えの大往生と言える年齢で亡くなったことと…

ニョコロ*
6か月前
67

行きたいけれど行けない場所。

ドイツを囲む国は9つある。 デンマーク、オランダ、 ベルギー、ルクセンブルク、フランス、ス…

ニョコロ*
8か月前
73

愛しのパン・コン・トマテ。

「パン・コン・トマテ」という料理がある。 これは、スペインでもカタルーニャ地方でよく食べ…

ニョコロ*
8か月前
130

「若く見られた!」と喜んでいいものか。

先日ミュンヘンの美術館へ行った。 チケットブースで、夫は英語で「大人2枚ください」と言った。 するとチケットブースにいた壮年の女性は、私を見て「1枚は学生チケットでいいですか?」と言ってきた。すると夫は「いえ、彼女は学生じゃないので」と否定して、改めて大人チケット2枚を頼んだ。 しかし彼女は「18才以下であれば、誰でも…」というようなことを言い出した。どうしても彼女には、私が大人料金の対象者には見えないらしい。夫は改めて大人チケット2枚を頼んで、私は無事に美術館に大人料金

ドイツ暮らしで「人に優しく」の前にした方がいいことが見えてきた。

ドイツ生活を始めてまもなく4ヶ月になる。 まだまだできないことや慣れないことばかりだけれど…

ニョコロ*
10か月前
116

初めてのロストバゲージ。

 リヨンからドイツへの帰り道のこと。 私の住む町の最寄りの空港は絶妙に痒いところに手が届…

ニョコロ*
11か月前
46

フランスとネスプレッソとアイスコーヒー。

 日本にいる時から、私はネスプレッソユーザーだ。 一人暮らしをしているときから持っていて…

ニョコロ*
11か月前
75

親切になりにくい世界。

 旅行前、ロンドンの「地球の歩き方」を読んでいて気になったことがありました。 それはロン…

ニョコロ*
1年前
33

英語圏は安心感がある、けれど英語は速い。

フランス・イギリス旅で、LCCを使ってイギリスに入国後、気づいたことがありました。 案内板…

ニョコロ*
1年前
32

「何も考えていない人」から脱出したときのこと。

現地の言葉も、英語もまともに使えず乗り込んで、当然ながらうまく行かないことがあったフラン…

ニョコロ*
1年前
43

「話さない = 何も考えていない」の文化を目の当たりにしたときのこと。

ここ数日、フランス旅行中の気づきをまとめていますが、 今回は英語も含め、人とコミュニケーションができるツールをまともに持たない人に訪れた現実も、正直にお伝えしようと思います。 ***  展示会の後行われたカクテルパーティー。 うかがった展示会は、開催期間中の各日の夜にパーティーが用意されていて、私が行った日はカクテルパーティーからのディナーパーティーという、華やかなイベントが続く日だった。  カクテルパーティーは立食形式のパーティーで、ディナーパーティーの前に行われる。