圧倒的意思決定スピードを求め、大手から転職。奮闘する20代アソシエイトに聞くスタートアップのリアルとは?
こんにちは!NYCのnote担当です。「あなたはNYCで、何をして、どんな未来を叶えたいですか?」そんな質問を投げかける、NYCの新入社員インタビュー。今回は2024年4月に入社したアソシエイトの山元さんにお話を伺いました!
「母曰く、幼少期はスーパーですれ違う人全員に挨拶していたそうです」と仰るように、とにかく明るく社内のムードメーカー的存在の山元さん。新卒で入社したオリックスでは、NYCと同じく中小企業に対する事業承継やベンチャー投資事業に携わっていたといいます。
新卒で選んだ大手企業からの転職を考えたきっかけとは?なぜスタートアップであるNYCを選んだのか?実際に入社してみて、今何を感じているのか?
じっくりお聞きしました。キャリアの行き詰まり感に悩む20代の方にも必見の内容ですので、ぜひ最後までご覧ください!
※この記事は2024年5月時点の内容です
リア充満喫の大学生活から一転、想定外の部署で戸惑いだらけの社会人スタート
ーー山元さんと言えばとにかく明るくエネルギッシュな人柄が印象的ですが、学生時代はどんなことをしていましたか?
アルバイトやサークル活動に打ち込んでいました。居酒屋のスタッフや観光地での人力車の引き手を経験したり、友人やひとりで海外旅行に行ったりと、大学生活でしかできないことを存分に満喫していましたね。企業のインターンに参加することも、海外留学に行ったこともなく、ごく普通の大学生でした(笑)。
大学は経営や経済を幅広く学べる学部に入りましたが、2年次という早いタイミングでコースが分かれ、専門性を高めていくカリキュラムになっており、なんとなくで経済学を選択しました。
特に深い興味関心があったわけではなく進んだ道でしたが、ゼミでマクロ経済学を学んだことで、何気ない私たちの暮らしがどのように消費行動に影響しているのかを知り、結果どのような社会課題が存在し、どう解決していくかを考えることは今のNYCでの仕事に通じますね。
ーー新卒ではオリックスに入社されています。リースやレンタカー、プロ野球チームのイメージが強いですが、ファーストキャリアの決め手は何ですか?
金融系のゼミに所属していたこともあり、就活では銀行・証券会社・カード会社を中心に選考を受けていました。
複数内定をいただいた中でオリックスへ進む決め手は、内定後も現役社員の方をご紹介いただいたり、他社選考への配慮をいただいたりと、企業としての懐の深さを感じたからです。また、同期(当時の内定者)に会ってこの人たちと働きたい、この会社で働きたい、と直感的に決めました。
ところが、入社後一か月の研修期間を経て示された配属先は「アミューズメント営業部」。てっきりテーマパークへの融資などを担当するのかと思い込み、親にも報告したのですが…実際はパチンコホール向けの営業部でした。研修で適性があると判断されての配属だったそうですが、本当にびっくりしましたね…。
ーー「配属ガチャ」なんて言葉もありますが、さっそく大企業ならではの壁にぶつかったんですね。実際にどんな仕事をしていましたか?
主にパチンコ台の入れ替えに伴う資金融資の営業を行っていました。この業界は機種の入れ替えスピードも早く、ユーザートレンドの移り変わりも激しいため資金繰りに悩む企業も多いです。また人口減やエンタメの多様化によるパチンコ離れも危惧されており、業界が抱える課題も多くあります。
営業部とはいいつつも、休眠地や稼働率の低い店舗にテナントを誘致する提案や、既存融資の借り換えなど、基本的には金融にまつわるパチンコ店の悩みを解決する何でも屋さんといった立場です。
入社した当初は目先の数字を追うよりも、間違っても良いから自身で仮説を立てて行動すること、常に楽しみながら仕事をするようにと当時の上司に言われていました。
そこで東京と神奈川に600店ほどあるパチンコ店の謄本をとにかく片っ端から調べ上げ、例えば店舗が賃貸なのか所有なのかといった情報をまとめました。小規模法人でも、所有店舗であれば不動産を活用したファイナンスの活路が見いだせると考え、まとめた情報を元に電話や飛び込み営業をかけるといったことをしていました。
当時やり方が分からない中で、メンターだった先輩が一緒に飛び込み営業についてきてくれた時は、とても大きな背中を見せてもらい、絶対に自分もこんな先輩になりたいと思いましたね。想定外のスタートでしたが、結果として周囲の環境にも恵まれ、配属いただけたことに感謝しています。
効率や利益を安直に求めるのではなく、自分の足で現場へ行き、人と向き合い、目で見て確かめる。大変なことも多かったですが、メンター・上司の存在や影響があったことで、常に楽しみながら仕事ができました。泥臭く仕事に取り組む姿勢は、当時の経験があってこそだと感じています。
念願の投資事業へ。更なる成長機会を求めて次なるキャリアパスを模索
ーー入社4年目には、念願叶って投資事業への転属になります。NYCと同じく中小企業への投資に携わっていたとのことですが、どんなポジションでしたか?
キャリアを重ねる中で「いつかは投資事業にチャレンジしたい」という想いがあったので、投資に関わる部署に配属いただけたことは素直に嬉しかったです。中小企業の事業承継投資とベンチャー投資の両方に携わることができる環境はこの業界でも稀なので、貴重な経験でした。
事業承継投資は投資先に常駐する業界でも珍しいハンズオン支援を行う体制でした。ハンズオン支援では投資先の皆様と苦楽を共にできる魅力がある反面、大企業だからこそ投資実行に至るまでに、より慎重な判断・意思決定が求められます。
投資実行に際して絶対に必要な作業とはいえ、情報収集、企業/財務分析を経て社内キーマンへの説明資料の作成に工数をかけるため、案件引合からクロージングに至るまでにかなりの時間を要していました。次第に意思決定の早い組織で投資とバリューアップに関与してみたいと思うようになり、転職を意識し始めました。
ーー意思決定の速さを軸に次のキャリアを模索し始めたとのことですが、人生初の転職活動はどうでしたか?
スモール~マイクロキャップに絞って転職活動を始めたので、そもそも候補が数社しかありませんでした。NYCはエージェントからの紹介をきっかけにカジュアル面談を受けましたが、転職の軸として考えていたことにマッチしたため初めから志望度は高かったです。
実は前職の上司が代表の中塚と縁があり、NYCの存在自体は選考前に知っていたためポジティブな印象を受けていました。
とはいえ転職活動も初めてですし、面接も課題選考も緊張しっぱなしで(笑)。それでも前職での知見はありましたし、選考もNYCに絞っていたのでとにかく全力を出し切ってやろうと。だから内定が出てすぐ承諾の連絡をしました。
「そこまでやる」NYCのハンズオン支援でキャリアを広げつつ、深めていける面白さを実感
ーー4月に入社して1か月が経ちました。実際に投資先企業へ足を運ぶ機会もあったようですが、入社前後でギャップはありましたか?
入社前にある程度のイメージはありつつも、「そこまでやるか」といった印象です。
例えば現在担当している学習塾のハンズオン支援では、LINE広告の運用やWebマーケティングの知識をインプットしています。広告系の仕事に携わっている学生時代の友人に声をかけて教えてもらったり、本を買ってみたり、そもそも用語の意味が分からず苦労することもありますが、楽しみながらやっています。
前職ではハンズオン支援といってもバックオフィス業務のDX化といった限られた内容だったので、現場の先生たちと一緒になって事業を伸ばすための施策を立案から実行までやり切るというのは、NYCならではの仕事の面白さだと感じています。
最年少アソシエイトとして周りに圧倒されつつも、「思ったより全然優しい」NYCメンバーの素顔とは?
ーーオンボーディングが整備しきれていないなど、スタートアップならではの組織課題も多くあります。実際に働き始めてどんなことを感じていますか?
前職での知見があるため、オンボーディングは比較的スムーズでした。メンターの梅本さんとは定期的に1on1もあります。隣席なのでよく様子を見ていますが、卓越したネゴシエーションスキルやレスポンスの速さ、会社全体の組織課題・経営課題に対する視座の高さに圧倒されつつ、いい刺激を受けていると感じています。
一方で「想定していた以上に、自分から情報収集・発信を行わないといけない」というのも最近気づいたことです。正直なところ、メンバー各々が日々の業務対応で忙しいこともあり、入社した当初は聞きたいことがあってもなかなか声をかけにくいな…と思っていました。
ただ、聞けば何でも教えてもらえますし、社歴やポジションを問わずチャレンジは歓迎される環境です。自分が口を出していいのだろうか、今声をかけてもいいだろうかといった遠慮はいらずに、些細なことでも発信でき、またそれを受け止めてもらえるのは、フラットな組織を掲げるNYCだからこその環境だと感じています。思っていたより全然優しいですよ(笑)。
とはいえ投資先件数も増加し組織が急拡大する中で、入社したメンバーがいち早く社内の情報をインプットでき、真価を発揮できるよう、オンボード体制の構築は今後取り組んでいかなければならないでしょう。
ーー創業から2年が経ち、投資先も増え、これから組織が新たなフェーズに入っていきます。山元さんから見て、NYCで一緒に働きたいと思う人やカルチャーにマッチするのはどんな人でしょうか?
まずは気持ちを強く持ち、感情のブレの少ない人が合うと思います。スタートアップならではの急激な組織拡大や成長スピードの中では想定外の出来事が日々起こるので、一喜一憂せず困難にも前向きに取り組んでいけるバイタリティがあるといいですね。
また、投資先企業の従業員の方と接する機会も多いので、人の話をしっかり聞く誠実さ、自分事として腹をくくって向き合える泥臭さも必要です。私たちの事業は、オーナー様から企業の未来を託されて成り立っています。その責任の重みを忘れずに、共に歩んでいきたいですね。
▼note担当より「NYCのここ最近」
ここまでお読みいただきありがとうございました!
毎月のように新メンバーがジョインするNYCでは、日々にぎやかな声が飛び交っています。今後もそれぞれの強みや個性を持ったメンバーをnoteでは紹介しますので、ぜひお楽しみに。
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(インタビュー・執筆:中野)