見出し画像

官僚から無職になった私


まえがき(私はニート、所属はまだない)

 令和5年6月某日、私は、省庁の職員からニートになった。
 私の前職は、厚生労働省の専門職員である労働基準官だった。
 全部書くとそれはそれは長い肩書きになるので、何それ?という方に噛み砕いて説明すると、「ブラック企業を摘発する人」である。

 配属希望をすれば、大都会東京の霞ヶ関というお堅い場所で、国民の皆様のために、国をよりよくしていくことも認められていたので、格好つけた言い方をすれば「官僚」となるのだろうか。

 「官僚」と「無職」の対比に引きがあり、13文字に収まるので、タイトルにしたが、まあ要は、しがない国家公務員である。

 そんな労働分野の最前線で、4年強、長い肩書きに守られ、様々な企業の監査をした私も、今は3文字でニート、2文字で無職となった。

 とにかく両親に紹介したい職業No.1から、社会の底辺まで落っこちた訳である。

 メンタル的にタフな仕事なので、精神を壊したり、転職したり、結婚したりしていなくなる方々は今までそこそこいたらしいが、自ら無職になったイカれた奴は、いなかったらしい。

 お堅い国の上層部の方々は、理解不能の珍種を見つけたかのように目ん玉を丸くし、私に「どういうこと?」と答えを求めた。

 面倒くさがりの私は、「農業するんすよね(嘘ではない)。」と適当にお茶を濁しその場を凌いでいたのだが、会う人会う人に「どういうことなん?」と聞かれるので、「どうせなら」と自分の頭の整理も兼ねて執筆することにした次第である。
 
 まあ、週休7日のニートで暇してますし。

 物凄くお世話になった先輩方へ。
 心配してくれた同期たちへ。
 日々にこにこしてる私をインスタで見て、「あいつマルチらしい」と風潮してた一部の地元の同級生へ。
 「国は糞」と勘ぐっていたラッパーの友人へ。
 「オモロいな」と遊びに誘ってくれる友達へ。
 噂を聞き心配するだろうじいちゃんと、天国のばあちゃんへ。
 そして、「何こいつ?」と記事をクリックしたあなたへ。
 
 私の頭の中を「ここ」に記しておきますので、暇な時に覗いて見てください。
 多分、聞かれても、「農業するんすよね(嘘ではない)。」と面倒くさがりの私はお茶を濁します。

 私の幼少期から社会人までの経歴と人生の捉え方を下記に書いてますので、先にお読みいただけると、この後の話は、理解しやすいかと思います。


 そして最近、音楽を創っていますので、後々、曲にしやすいように、イキって一部物語風に書いてみました。

 「読みにくいよ、バカ。」と言われるとちょっと嬉しいかもしれません。
 というのも、東京の友人に、未経験だったメンズエステを教えてもらいまして、、、
 話がずれるし、多くが離脱しそうなので、話を戻しましょう。


1.光を奪う島国の青い鳥

 2018年2月、卒業旅行で、私はフランスにいた。
 ビジネス街近くのホステルに泊まっていたので、友人と馬鹿でかいリュックを背負い、スーツケースを引きずりながら、何日も異国の朝の通勤電車に乗った。
 車内には、髪を銀色に染色したOLや、タトゥーだらけのビジネスマン、読書に勤しむおじいちゃんがいた。
 皆んな、大声で私用の電話をしていた。
 車内でミュージシャンは熱唱し、乗客に投げ銭を求めていた日もあった。
 乗客は笑いながら、手拍子をしていた。
 「迷惑行為」と青い鳥を飛ばす人は見かけなかった。
 青い鳥を飛ばす代わりに、一部の乗客は静かに別の車両に移った。
 
 友人と別れ、1人で買い物巡りをした。
 服屋で勤務中の店員は、店内でバスケの1on1をしていた。
 荷物預かり所の店員は、定時だと言って、ぶっ飛んで立てないアジア人に店の鍵閉めを任せて帰った。
 ベルギー経由でアムステルダムに向かうバスの運転手に至っては、乗客と口論になり、ブチ切れて高速道路の真ん中で、バスを捨てて帰った。
 ただ、その誰もが、等しく、生きた目をしていた。
 私はそれが心地よかった。

 名残惜しい気持ちのまま、関西空港に着くと、曇った目をしたファミリーマートの店員が、「いらっしゃいませー」と叫んでいた。
 他の若い店員にも、同じように叫ぶことを求めていた。
 私はなんだか、病的な怖さを感じ、その場を逃げた。

 同じ年の4月、社会人になった私は、早朝、JR線で、兵庫県から大阪府に向かっていた。
 借金・恋人との別れ・家族との絶縁の3重苦で、4月中旬には自殺を考えるのだが、そんなことを知らぬ出勤日初日の私は、そこそこウキウキしていた。

 「社会人だぞ!てやんでい!」的なノリで電車に乗り込んだ。
 まだ早朝の車内は、座れないけれど、スペースはあるという混み具合で、ヒヨコの私は、同じ社会人である先輩鶏サラリーマンの方々を見渡した。

 そして、失礼ながらこう思った。
 「どうして、鶏の皆さんはこんなに目に光がないの?」

 そして、その2週間後、私は鏡で自分を見て驚いた。あの日、不思議に思った車内の鶏たちと全く同じ目をしていた。

 私は、なぜだか、あの日のファミリーマートの店員を思い出した。

 こいつ何言ってんの?と思ったあなたは、騙されたと思って鏡を見て欲しい。
 怪しげなマルチみたいになっているが、1円もかからないので、どうか一度駅のトイレで、自分の目を確認してほしい。

 なんせ、最近、青い鳥が、日本上空を活発に飛んでいるから。
 そして望まずとも、この体に吸い込まれてくるから。
 飲みの席でも、電子上でもお構いなしに。
 それはそれは、物凄い繁殖力で。
 
 どうして、私の属していた組織の多くの諸先輩方、出会った大中小様々な企業の管理職の方々は、名刺の肩書きの長さと比例して、瞳から光がなくなっていたのか。
 
 どうして、馬鹿話をしていた旧友達は、青い鳥を見たんだと顔を高揚させて、私に話したのか。
 
 どうして、人々は一喜一憂し、芸能人の不倫や逮捕、他人の思想や行動といったばら撒かれた青い鳥に、瞳を黒く染めながら群がるのか。
 
 私は、今後二度と、あの目をしたくない。
 あの時、友人がLINEをくれなかったら、そのまま私の目は光を失っていただろう。

 冷静さを取り戻した後の私は、あることに気づいた。
 どうやら、私は、「住みたいとこに住み」「食べたいものを食べ」「見たいものを見て」「したいことをする」をその瞬間にできると、光が回復する。

 そして、光を奪う青い鳥に全く惹かれない。
 この鳥は、持ち主の元へ舞い戻る習性がある。

 そんなわけなので、私は、自ら青い鳥を羽ばたかせることをしない。

 この記事を読んでいるあなたにも、目に光を差し込んでいてほしいです。
 だって、一緒に遊んだ時に、その方が楽しいですから。

2.ロボットを作る義務教育

 「ああ、あなた、数学のテストの点が低いですね。全教科満遍なく綺麗な五角形を目指さないといけませんよ。特に数学の公式は暗記しないと。」

 「右へならへ。体育祭の行進は手を肩の位置まで振りましょう。足は崩したらダメですよ。体育座りをしないと。」
 
 どうして?
 学生時代の私は、疑問に思いながらも、その答えを見つけられなかった。
 
 「勉強をして学力の高い高校、学力の高い大学に行きましょう。そうしたら良い企業に勤められますよ。目指せ年収1000万円。」

 どうして?
 学生時代の私は、疑問に思いながらも、その答えを見つけられなかった。

 けれど、今はわかる。
 私に教えてくれた先生も、同じ様に先生に教えられたのだ。
 
 学校の先生は、大学の教育学部を卒業した後、教育実習と呼ばれるプログラムを完了しないとなれない。
 つまり1つの決められたルートを無事クリアした者だけが、学校の先生になれる。

 当然そのプログラムの攻略方法しか知らないし、はみ出すことは許されないのだから、生徒には、勉強して大学に行きましょうと教える。
 あれ待てよ、このプログラムの作成者は、
 
 文部科学省。
 そう国である。

 難関大学を卒業した最高位のプログラム達成者の官僚の彼らは、国会答弁の資料で、「教育実習なんてクソですよ。」と作成するだろうか。

 地盤、看板、鞄を生まれながらに持った代々の議員の方々は、この都合良いプログラムを改変するよう民意に働きかけるだろうか。
 するわけないだろう。
 
 ちなみに公立学校の先生方の給与は特措法で定まっているってご存知ですか?
 労働基準法で守られている民間企業の方々と違い、先生の割増賃金は4%の定額制と決まっているんです。

 4%?
 基本給20万円、土日休みの1日8時間労働の企業なら、ざっと時間外労働5時間分。果たして激務の先生方の給与はこれで足りるだろうか。

 15歳の私から、20歳の私宛ての手紙に書かれていた「教師にはなるな。」は間違いじゃなかったらしい。 
 
 では、義務教育で学んだ「人生の成功方法」は何だったのか。

 あのプログラムの目的は、命令通り働くロボット、さらに切り込むと、高速で回る機械の部品を生産することだったのではないか。
 
 エラーを起こさない部品が沢山あればあるほど、都合が良い。
 誰にとって?
 
 そのため、私は、没個性主義の島国の義務教育のシステムに疑念を抱いている。
 「義務教育の仕組みを変えましょう!」なんて声高に叫ぶことはしないけれど。
 競争相手は少ない方が、楽で都合もいいので。


 学校では決まってある課題が出される。
 「将来の夢として何になりたいか書け。」

 何になりたいか分からなかった私は、小学校は「忍者」、中学高校は「作家」と書いて提出した。
 今時の子なら「TikToker」と書くのだろうか。

 これ間違ってませんか?
 ああ、「TikToker」が可笑しいってことじゃないですよ。
 どうして将来の夢が、所属や属性に限定されているんですか?
 
 日本の義務教育では、何をしたいかに焦点が当たらない。
 作家になりたいじゃなくて、どんなことを書きたいのかが大事だし、TikTokerとして何をしたいかが大切であるのに。

 「宇宙飛行士になりたい」のが「宇宙に行きたいから。」なら、プログラム外から前澤さん宇宙に行かれましたし。
 

 私は、夢とは「何をしたいか。」だと考えている。
 そして、「何をしたいか」に付随する問題についてもここで書いておくことにしたい。
 
 大学1年生になったばかりの頃、「アメリカに留学したい。だからお金を一部出してくれないか。」と親に打診したことがあった。
 その回答は、「何のために?」。
 その時は、理由をなんとかこねくり回して結局却下されたのだが、今ならこう答えるだろう。
 「え?やりたいから。」

 そう。
 あなたに「何々をしたい」という夢があるならすぐにすべきなんです。
 夢にいちいち理由なんていらないんですから。

 あと変な勘違いを生みそうなので、先に説明しておきますが、私はニートになりたかった訳ではないです。

 こういう説明をすると、『お前、さっきの説明と矛盾してる!警察』や『私と夢を叶えるためにお金を稼ぎましょう!マルチ』や『よくわからないカタカナを使う意識高い系』に死ぬほど突かれるので、今まで、面倒くさがりの私は、「おんおん」と適当に相槌を打ち、距離をとっていました。

 けれど、記事が長すぎて、もう私の考えに興味ある人と、私を心配してくれる人しか残っていなさそうなので次章から頑張って書きましょう。

 結論からいうと、必要なことを優先し、今したくないことを消去した結果、こうなっただけです。
 ゆっくりと以下で説明します。


3.狼は生きろ、豚は死ね。

 私は夢なんてない。
 これまで叶えてきたし、現在も叶えている。

 ただ、「世界192か国で生活すること」と、「社会に影響を与えるビジネスを仲間とすること」という2つの野望は持っている。

 いちいち、この野望を人前で語ること自体がナンセンスだと思っているので、成し遂げた後に「やってやったぜ」と自慢したいのが本音である。
 口にすると追い込まれるのでこの辺の尺加減は難しいところなのだが。
 
 私の中で、夢と野望は根本的に違う。
 私の中の定義は、夢は今叶えられ、野望は今叶えられないもの。
 
 世間でよく言う夢「⚪︎⚪︎になりたい」は、前述した通り、私の中で「⚪︎⚪︎したい」である。
 なので、今したらよくない?となる訳である。

 例えば、「いつか音楽を創りたい」という夢は、いつかじゃなくて、今できる。
 なので、今、私は、日夜、音楽制作に勤しんでいる。
 勿論、当初機材などなかったし、「DAW?MIX?」という世界線だったが、今年の4/3に自分で一から音楽を創りたいと考え、その日にアマゾンでポチり、4/15に全て自らで制作した曲をネットで申請すると、4/29に各種音楽サイトに配信された。
 
 今は10曲入りのアルバムを作っている。
 「アーク白」と検索すれば、お使いの音楽アプリで聴けるので、ぜひ。
 
 ここで言いたいのは、「私凄くね。」ってことではなくて、夢なんだからすればいいじゃんってことである。
 そのため、「老後はのんびり釣りだけして生活したい」というのが夢なら、今叶えては?となる。
 「釣具買って、忙しいことやめろよ。」という具合に。

 なぜなら、世間で語られる多くの夢は、その人が、心の中で何かしらのブレーキをかけて、諦めているだけで、今叶えられるものばかりだから。

 そして、彼らの多くは、口にするけれど何の行動もしない。
 だから、この恵まれた日本に、生まれただけで、夢なんて必ず叶う。
 少なくとも今は。


 完全に余談になるが、日本は恵まれているけれど、もうとっくに豊かではない。
 私の入社当初は、かなりの数中国人技能実習生を見かけたが、今はアジア最貧国のベトナムから来た実習生しか見かけなくなった。
 数年後には、彼らも居なくなるだろう。
 安い国日本。
 夢見る老後やいつかは、後数年で来なくなる。
 

 だから、夢は今叶えるべき。

 「俺の抱いてるのは、夢でなくて、野望だぜ。今これが足りないから、それを埋めるためにこれをしてるんだ。」
 という話なら私も理解できる。
 それが本当に壮大なら。

 ちなみに、「将来は4カ国語話したいんだ。」と、没個性主義のこの国で語ると野望のようだが、知り合いのセルビア人は、「人生で?4カ国語だけ?少ないよ。そんなの簡単。」と流暢な日本語で僕に言って、横の中国人と談笑していたので、どうやらただの夢らしい。

 また、私たちの抱くのが、野望なら「達成したい」ことまでのプロセスで、したくないことをしないといけないし、成し遂げるのも先のことになるだろう。
 そのため、毎日コツコツと努力しなければいけない。
 成し遂げる前の野望を今語っている時点で、滅茶苦茶野暮であるが。
 
 それでも語るとするなら、私の場合、世界中で現地民と同じ生活をするには、言語の壁を越えるため、翻訳機を開発するか、世界中のメジャー言語を習得する必要がある。

 また、社会に大きな影響を与えるには、広告に頼る一発物でなく、自らも他者も少なくない価値を見出せる何かを生み出さないといけない。

 そして野望の過程の多くは、往々にしてやりたくないことをはらんでいるため、「面倒臭いなあ。」となることも多い。
 実際、私は、日本語は言語として静かで美しく結構好きなので、何でもかんでもgetで表現する英語も、微妙な音階調整で煩い中国語も、その学習の度に心底苦痛である。

 挙句の果てに「結構頑張ったけど、野望達成のプロセスに必要ありませんでした。」という悲しいパターンもある。
 現にchatGPTとかいうAIに先を越されそうであるし、Vision  Proが進化して、体を世界に運ばなくて良くなるかもしれない。
 

4.あの日、人類は月に行った。

 話を戻すが、私は、2つの理由から仕事を辞めた。
 理由の1つ目が、野望を叶えるためにもう前の仕事をする必要がないから。
 仕事を辞めたもう一つの理由は、次章で話すことにしたい。

 前の仕事が必要ないと考えたのには、大きく分けて2つの側面がある。

 まず一つに、世界192カ国で生活するためには、言語の壁を越える時間を確保し、現地での生活の擬似体験をする必要があるが、それができないという側面。

 私の前職がいくらホワイトで残業がないとはいえ、休みは土日祝と、年次有給休暇20日、夏季冬季休暇5日の合計145日であるので、残りの220日×7時間45分=1705時間と通勤時間を捧げる必要がある。
 
 これでは、現地の生活擬似体験のために、オフシーズンにまとまって休暇を取ったり、ワーキングホリデーに行ったりといったことはできない。

 また、監査業務なので、1705時間のうち、言語習得の役に立つ時間は皆無のため、完全に時間をドブに捨てることになる。

 ではなぜ、4年強この監査業務の最前線で勤務したのか。
 それが2つ目の側面に繋がる。

 もう1つに、社会に大きな影響を与えるビジネスをするために、現在活躍する企業の基盤になる労務を肌で感じる必要があったが、それを学び終えたという側面。

 具体的に言うと、現場の労働実態(各人の賃金額や労働時間数)、悪質事案への処罰体制、日本の99%を支える中小企業の社長の労働問題への生の取組みを学ぶ必要があった。

 現場を希望し続けたせいで、高く評価してくれた上司からの霞ヶ関への配属提案を2度断ってしまったことについては、この場で謝罪したい。
 その節はすみませんでした。
 でも、ビルで缶詰めは嫌です、はい。

 ただ、4年強最前線に配属されたおかげで、自分なりに知りたかったことはおおかた学び終えた。 
 欲を言えば、人事制度と労働保険徴収を知りたかったが、派閥昇格と税金徴収の優秀さの関係から、推測できてしまったのでまあよしという感じである。
 
 ここまで話すと、理解してもらえると思う。
 ただ、如何せん面倒くさがりで噛み砕いて話す能力もないので、「農業するんすよね」とお茶を濁してきた訳である。

 「私の農業するんすよね」に対して、「それがやりたいことなのね。」とか、「夢だったのね。」は全く違う。
  
 前述の理由「野望を叶えるため」に対しての2つ目の側面「社会に影響を与えるビジネス」に、次は農業が必要だと考えたというのが正しい。

 そもそも、日光に焼けたくないから屋内の部活動をし、虫が嫌だから引っ越しをする私のようなゆとり人間に、「屋外+虫+肉体労働」の象徴である農業は柄じゃないし、多分向いてはいない。
 ただ、必要だからやる。

 私は、社会に影響を与えているビジネス市場の中で、今後、「健康分野」への見直しが必ずくると考えている。
 言葉を選ばずにいうなら、「グリーンビジネス」、すなわちマリフ⚪︎ナが解禁され、その原料である麻の栽培が日本で認められる日が来ると考えている。
 解禁された暁には、国内外に、育成した最高品質の麻を加工品にして、販売する。

 これが、私のビジネスプランである。(*違法薬物を教唆・幇助するものではありません。)

 ただ、さすがに今、日本で麻を育てると、牢屋に閉じ込められるので、合法な意味での野菜やフルーツといった農作物を育て、育てた農産物を加工品にする知識まで、次は農業を通して学びたい。

 余談だが、食品添加物のアレルギーを持っている私は、純粋に無添加のフルーツジャムが欲しい。
 また、自給自足の生活に興味もある。
 ただ、前述した通り、この2つは、野望ではないので、すぐに叶うだろう。

 また、最近は、後世に語り継がれる唄を創りたいというものまで首をもたげ始め、野望が3つになりかけている。
 ただ、この野望は、私の死後明らかになるだろうから、今は曲を作り続けている。

 夢ほど簡単ではないけれど、野望だって必ず成し遂げられると私は信じている。

 だって、あの日、人類は月に行ったんですから。

5.やりたいことのないあなたへ

 「私はやりたいことがない。」
 「俺、特にやりたいことがないから何となく生きてんすけど。」
 そんな声への私の回答は、「わかる〜」である。
 やりたいこと大概やり終えてしまった。

 なので、前述の意識高めのものが疲れるあなたには、こちらをお勧めしたい。

 YouTubeのスローガンが、
 「好きなことで生きていく。」
なら、私のスローガンは、
 「嫌いなことで死なない。」
である。
 
 これが、私が仕事を辞めた2つ目の理由に繋がる。
 
 別に上司からいびられた訳でも、仕事が嫌いだった訳でも、監査先と揉めて居づらくなったわけでもない。

 こう見えて、飄々とした私は、むしろ物凄く可愛がられてのびのび働かせてもらった。
 山ほどご飯をご馳走になり、身につけるネクタイやハンカチまで買ってもらっていたくらいである。パパ活かよ。

 なので、嫌な目にあったか?大丈夫か?と声をかけていただくのだが、合う合わない上司や企業先はいたものの、概ね楽しく4年強を過ごしたので、全く心配しないでほしい。
 むしろ、申し訳なくなってしまいます。

 ただ、そんな私が唯一、仕事上で苦手だったことがある。
 それが満員電車の通勤である。
 
 どうやら満員電車の通勤は、私の幸福度を著しく減らすらしく、高い家賃を払い職場の徒歩圏内に住んだり、ホテルを借りたり、ラッシュを外して早く通ったりして対応していた。
 すると、今度は逆のことに気づいてしまった。

 通勤時間のせいで、結局労働時間増やしてるくね?
 手取りの3割以上を、住居に払うということは、週2日、家のために働いてるくね?

 ただ、業務内容とお役人という立場の宿命で、どうしても体を職場に持っていく必要に迫られた。
 そこで、私は、1つ目の理由を加味し、こう考えた。

 あ、これ対策しても無意味や。
 これが、退職を願い出た2つ目の理由である。

 すなわち、やりたいことが見つからないなら、嫌いなことを片っ端からやめようということ。
 洗濯を干すのが嫌いならドラム式洗濯機を買えばいいし、料理を作るのが嫌いなら外食で済ませればいい。
 すると次第に、したいことが明確になるよね。という逆転の発想である。

 今のスーパー社不の説明で不十分な方は、下の本2冊読んでみてください。
 案件でもなんでもないですが、私より噛み砕いて説明してくれています。

 好きな物事を見つけようとするのなんて、ビンゴゲームと同じ

『嫌なこと全部やめても生きられる』プロ奢られヤー

 言われた通りにして私が人生間違えたら、この人、責任取れるのかな?

『20代で隠居ー週休5日の快適生活ー』大原扁理


6.お金は?っていう定番のアレ

 ここまで読んてくれたあなたは根気強い。
 そんなあなたの1番の疑問を、今、私は、正確にキャッチしましたよ。

 前の記事にも書いたのですが、これに関しての回答はいつも決まっていて、
 「え?金そんないる?」である。

 勿論、生きていく上で最低限のお金はいるが、それ以上って必要だろうか。

 私は、前回の記事で、月に15万円あれば、幸せに生活できると回答したが、それは、満員の通勤電車対策を考慮した場合の金額であり、ここに育てた農作物を自ら食べることと物価を考慮すると、月に9万円程度で満足な生活ができる見込みとなっている。

 生きるだけとして、お金で換算するなら、1ヶ月7万5千円で生活できるだろう。

 そりゃ流石に月100万円キャッシュで要りますとなると流石にきつい。
 もし少し考える必要がでてくるが、9万円っすよ、9万円。

 この金額は、年金や健康保険、各種税金(住民税や所得税等)などの国民義務をしっかりと考慮した上での数値になる。
 別に税金納税したくないとか、国民年金払いたくないとか(まあ払いたくはないけれど)に命を注いでいるわけではないので、利益が出れば納めるが、月9万円程度だと、ほとんど必要がない。
 
 正確な金額は、協会けんぽと年金事務所、税務署に問い合わせてみてください。
 私よりプロの彼らの説明の方が、有意義なのでここでは割愛します。

 なので、月9万円を稼ぐことができるかという問いであれば、当たり前に、「はい、稼げます。」となり、問題解決となる。
 
 マジックを披露してもいいし、スロットの期待値を求めてもいい。音楽のイベントを主催してもいいし、記事を納品してもいい。労務のコンサル業をしてもいいし、物販で物を売ってもいい。
 全て過去に経験したことなので、分かる。

 いずれは、育てた野菜を卸してもいいかもしれない。
 月9万円は、軽く到達するだろう。
 
 1つの収入源ではなく、分散させておきたいので、特に拘りもないし、野望に繋がることであれば、法に触れない範囲で、上記以外にもなんでもする予定である。

 むしろ私は、大企業だから、公務員だからという肩書至上主義の方がよっぽど怖いと感じてしまう。

 自分の生活最低限のコストを把握してなかったり、その生活最低限のコストを自分自身で稼いだり、自分のお金に稼がせたりできない人は、「かなりやばくね。」と私は思っている。

 どんな企業に勤めていようが、配偶者がどれだけ稼ごうが、それは安定と程遠く、生殺与奪の権利を他者に握られているということである。

 借金苦で実家からしか職場に通えず、他者依存のせいで光を失いかけた22歳の私と同じである。
 はっきり言おう。家族なんて所詮他人である。
 友達だって裏切るし、恋人だって縁が切れる。
 冷たいようだが事実である。

 別に友人や恋人を不必要と糾弾しているのではない。
 私も付き合いたいと思う友人たちとは、今後も依存することなく、仲良くしていきたいと思っている。

 ただ、誰か特定の先に依存した状態は、不安定以外の何者でもない。
 あなたが、明日仕事を辞めて生きられないのなら、他者に青い鳥を飛ばすより、他者に依存した自分自身に危機感を覚えたほうがいいと私は思う。

 あ、あと、マルチの皆様、謎の宗教に陶酔した皆様、怪しげなパーティーに足繁く通う皆様、私を誘わないで。
 あなた方は、目に嫌な濁った光を宿していて怖いです笑

 また、金銭至上主義の皆様。
 明日、未曾有のハイパーインフレが起こり、農家・酪農家といった全生産者が、一切の商品を卸しませんとなったら、どうするんですか?
 お金は、ただの引換券ですよ。

 まあ、その時は、私の育てた農作物を、買ってください笑

7.謝辞と告知

 ここまで脈略のないクソ長い駄文を読んでくれてありがとうございました。
 ちなみにこの記事は、64小節のラップになって、次のアルバムに入ります。
 アーク白で検索して、聴いてくれたらこんな嬉しいことはないです。
 夏頃までには、制作完了させますので、気長にお待ちいただけると幸いです。

 最後になりますが、親愛なる諸先輩方と友人たちへ、お祝いをしてくれてありがとうございました。

 どこかで見かけたらいつでもご飯に誘ってください。暇してますんで。なんせ無職ですから笑
 その時は、僕の農作物やアルバムを、ヤップ島の海底に眠る石に見立てて、ご飯代と交換してくださいね。金はないので。なんせ無職ですから笑

 冗談です。お元気で。
 

 
 
 
 
 
 
 

  




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?