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【留学中】おクスリ、大麻、依存のお話

covid-19の症状が良くなってきたが、まだ喉が痛いし脳がボヤける。お薬を飲もう。

お薬といえば、私は薬と縁が深い。

いまの仕事は医薬製造開発系を担当しているし、嫁いだ先は薬局だ。
高校の時私が恋したあの人も創薬の道に進んでいた。

そして何より私自身が薬物に興味があった。ホラーに興味があるのと同じノリだった。クスリはリスクって言うけど、リスクの具体例が知りたくて「シラフ知らず」を観たりしていた。

留学前にバイトしていたスペイン語学校の元上司であった美人で聡明な憧れのお姉さまから、薬物ほん怖話を聞いた事があった。

彼女は高校生の頃メキシコに留学していたのだが、その時にメキシコのマフィアと付き合っていたらしい。(表向きは塗装屋、裏稼業がカルテルのマフィアだったので最初は気付かなかったそうだ)デートの時に乗った車の荷台がよく見ると密輸用薬物で一杯だった、飲み会ではいつも注射器が転がっていて(その人は彼女に一切そういった物には触れないよう注意していたらしい、少しときめく)、一部の人間はそれを静脈に打ち込んでおかしくなり島流しに遭っていた、それを経験してPTSDになったと…留学を控えていた私はその話を聞いてゾッとした。

私は目を閉じ「薬物、ダメ、絶対」のキモい地球キャラ※を頭に浮かばせつつも、そういう色んなクスリってアルコールやタバコと一体何が違うのだろうと思った。

※この地球な damezettai

かつてはヒロポンだって普通に売られていた。教科書ではザックリ「死に至る」といった似たような事が色んなクスリの説明に書かれていたが、各薬物禁止の過程は習わなかった。何で「これやばくないか?」ってなったのか気になる。知りたい。

さて、私の留学先はメキシコでなくスペインだったのだが、そこでも薬物はかなり身近だった。(静脈注射系は見てない)

留学が始まってすぐに住み始めた寮の隣人はレズ黒人のフランス人女性で、かなりの薬物ジャンキーだった。全寮制のクリスチャン学校を脱走して、片っ端からクスリをやったらしい。実家も厳格なクリスチャンだったと、きっと葛藤が多かったに違いない。彼女と私の部屋はバスルームを隔てて繋がっているのだが、ドア越しから色んな薬物をリアタイで使っているであろう雰囲気が観測された。ていうか聞いたら見せてくれた。キノコを私に見せる彼女は幸せそうだった。いつも可愛い白人の彼女を部屋に連れ込んでいた。私は彼女達を見て、Mステをサボったt.A.T.u.を思い出した。


そんな彼女に1番キマッた薬物体験について質問してみた。
1番はシャーマンの儀式でも使われるアヤワスカ(DMT)を摂取した時で、結果幻覚であらゆる人の頭がポテトに見え始めて、2階の屋根から飛び降りたと彼女は話した。DMTは間違っても摂取してはいけない。死亡事故や離人症状も起きる世界一強力な幻覚剤だ。

DMT摂取するとこの最終段階の幻覚まで見えちゃう。臨死体験すると見れるから臨死した人は教えて欲しい↓


そこの寮は二ヶ月くらいで出て行った。Wi-Fiが最悪だったのと、別のルームメイトのモロッコ人が毎日スパイステロ料理をしていて勉強に集中出来なかったからだ。面白薬物ジャンキーも帰国してしまったので丁度いいタイミングだった。

同じ大学の中国人の女の子4人と、家具付きのピソ(スペインのルームシェアできる集合住宅)に暮らし始めた。その子達は上海の一人っ子お嬢で、クレヨンしんちゃんやコナンを夜な夜な観ていた。皆心美しく良い子達で、無垢で若干幼かった。薬物汚染は無かったが別の問題が出た。彼女達は家事能力が無く、私が洗わないと皿が緑カビに汚染された。洗面所タオルは顔の形に黄ばんでいた。遂にはお金を払うから朝飯作ってと私に頼んできた。最初は私が家事していたが耐えきれず3ヶ月で私はピソを去った。

同居人だった上海の子の携帯ステッカー 謎


その後、当時付き合っていた元彼の住むピソに転がり込んだ。そこはルームメイト7人中メキシコ人が4人〜8人(メキシコ人はたまに増える)で、毎晩複数人のメキシコ人が出入りするメヒコワールドだった。あいつらは朝から次の日の朝まで陽気にコロニータを飲み、ランチェーラを歌いながらハッパを吸っていた。飲みの締めは近所のタコスだった。

ある日の夜ピソに帰り玄関のドアを開けようとしたら、メキシコ人達で居間がびっちり寿司詰めでドアが開かなかった。家がDJ付きクラブメヒコになっていた。流石にうるさ過ぎた。

ルームメイトのメキシコ人が林檎をくり抜いて作った特製大麻パイプはとりわけ良質なウィードがもっさり入っていたせいか副流煙が凄まじく、私含むルームメイト全員がブリブリになった事件もあった。皆でケラケラ笑った。メヒカノ達は皆自由を謳歌する大学院生で、精神年齢も大人だった。ただやってる事が狂っていた。彼らはすわった目でソファに腰掛け朝からビールをよく飲んでいた。カルテルの話は聞かなかった。下手したら当事者の可能性がある。


日本語交流会で仲良くなったスペインの女性はハシシュ(大麻樹脂)を砕いて巻きタバコに入れて吸っていた。彼女からは色んな薬物事情を聞くことができた。スペインでは1人5鉢まで大麻を所持して良いと習った。また公園に立っている黒人は売人で、Do you wanna coffee?と声をかけられyesと答えると土を掘り起こして質の悪いバッズやら別のクスリを出してくるとも教わった。買ったことは無いが。彼女は大麻の他ケミカルや幻覚剤も常用していたようで、精神不安定だった。彼女の家に入る度私も副流煙で若干ハイになった。Facebookで片っ端からいいねしてきて毎日鬼メッセージしてくるタイプだったのでブロックした。この前またフォロー来てたので見ないふりをした。申し訳ない。


好奇心でオランダにも行った。アムステルダムは異世界だった。日本ではタブーとされている大麻ショップがそこら中にある。コーヒーショップという名前で、マダムから若者まで普通に出入りして大麻を嗜んでいた。1人あたり購入できるg数がちゃんと決められていた。土産の大麻キャンディはTHCが入っていないものも売られていて、買って舐めたら死ぬほど不味かった。赤い窓地区は文字通り赤いガラス窓にエロい格好の姉ちゃん達が立っている娼婦の館通りだった。セックスショーは勇気が無くて入らなかったが内容はハードそうだった。セックスと大麻が街に溶け込んでいた。夕方当たり前のように赤毛のガキから東洋人差別に遭った。悲しくなりインドネシア料理屋に入り、オランダに支配された彼らの先祖に思いを馳せた。差別は受けたが治安は良かった。

通りがかった店 警告色〜



卒業の年、その同居していた彼に再び会いにスペインへ行ったのだが、その彼が10人以上の女と浮気していたことを彼の外出中パンドラの箱を開けて知り、彼の部屋にあったタバコとジョイントを全部燃やした。彼の部屋は煙幕で何も見えなくなった。嫌がらせだ。当時超メンヘラだった私はネクタイを輪っかに結んだ後に首でも吊ろうか悩んだが、煙が頭に回ってマンチでお腹が空いてきた。不思議と衝動はおさまり、どうでも良くなって荷物をまとめて家を出た。そのままロンドンに4日滞在した。ベイカーストリートの駅で、ふと彼と関係を持つのをやめようと思った。拝啓15の君へを聴いて泣きながら日本に帰った。15歳の私がこの時の私に会ったらビンタするだろう。私は彼だけに依存していて、彼は私だけに依存していなかった。それだけの話だった。たしかに好きだった。でも方向性が違ったので彼と私のバンドは解散になった。恋愛依存脱却はしんどかった。薬物依存もこんな感じだろう、人は何にでも依存できる。



蛇足になったが、結論あらゆる濫用薬物は資本主義社会と相当相性が悪いのでやめた方がいい。あと依存は体に悪いのでしないほうがいい。当たり前の話だが。私はおクスリやってないでふ。シーシャは好きです。

あとサイケデリクスは扱いに注意が要ると常用者を見ていて思った。摂取量を誤ると野狐禅ラブアンドピースモードに入るので、経済の成長に必要な競争意識がなくなる。翼の折れたエンジェルの世界になる。(大麻に関する意見は省略しておく)

右脳が異常活発状態になるので共感覚や芸術性が冴え渡り、人によっては積極的分離の第三段階以上の精神レベルになる。精神世界の波動が上がるのだ。行き過ぎると統合失調、反戦争、反政府活動に繋がる。米国でヒッピー達が問題になった理由がわかった。病んだ末期資本主義社会においては超流行るなこれは。ブーム来てるんじゃないか。禁止から規制緩和の路線になればデカい市場にはなりそうだ。

また精神が未熟もしくはトラウマ持ちの人間が幻覚系に手を出すと最悪重い依存、自傷、自殺にも繋がる。こないだハサミで首切った自傷事件が日本であったね。米国では鬱病治療に使われているが、個人で予備知識無しのままやろうとするととんでも無い事になりかねない。東横キッズは安易にクスリを飲むな!

アルコールやタバコはサイケデリクスと逆で波動が下がる。消費行動に繋がるし、社会的交流の道具にもなるのでこの社会と相性が良い。実際付き合いでタバコ吸い始めた人が周りに何人かいる。体への害で言うとどれも依存するほど摂ったら悪いに決まっている。カフェインも同様だ。

大事なのは何事も程々に楽しみ一つに依存し過ぎないこと、人に合わせて付き合いなんかで手を染めず、意思を持ってコントロールすることだと改めて思う。これは薬物だけじゃなくて、食べ物、ギャンブル、動画やSNS、人間関係にも言えるよね、ハム太郎。

そうなのだ、ロコちゃんはメンヘラ防止のためにも薬物でなくグラウンディング瞑想で合法的に右脳を活性化させて悟りを開いた方がいいのだ、ヘケッ!

あと上海お嬢達と接して感じたが、権威主義的教育を受けると枠の中で生きるので精神が幼くなるのでは?とも思ったりしたのだ。

だったら自由くんと責任くんの3人で肩組んで枠なき世界を歩いていたいのだ。ただ日本も同調圧力あるので完全自由とは言い難く、何も考えない大衆が生産されやすい土壌だと思うのだ。なおこの記事は目をつけられると困るので、悪口はこの辺にしとくのだ。

依存できるモノは全部脳死で気持ちよくなれるが大事な時間を失うので、皆も注意なのだ。

そうだよね、ヒトは考える葦なのだから、同調圧力や快楽の元に思考停止したらただの葦、その辺の雑草以下になっちゃうよね。

ただ、深く考えすぎると病んじゃう世の中だよね。こんな長い文章読む人は皆考えすぎる人だと思うので程々にね。自分を労ってね。

明日はもっと、良い日になるよね。ブレインフォグキツいけど早く良くなるように寝るね。おやすみなさい。

BGM:

(こんな歌詞逮捕されるに決まってる!吹いた神の息吹Godbreathの導き!イントロ天才)

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