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独りの時間

独りになりたいっていう気持ち

自分で、気づいていなかった。

師匠におしえられて、思春期のときに聴いていた曲を聞いてみたら、

歌詞やメロディに思い入れたんじゃない、

ただあのときの、こころと脳みそが来た。


あのとき

音楽を聴くためだけに聴いていた。

その瞬間と合った本など、本棚からすぐに選びだせたし、すぐに読んだ。

時間は、それらそのものだった。


こんなことをしていていいのかな?

なんて自分をいじめることもなく


お金にならないのに

とかやさぐれることもなく


聴きながら、読みながら、次にすることや明日の予定などに気を散らすこともなく


ただその世界とひとつになってた。


そんなピュアな脳みそが急激に戻ってきて

突然、愛があふれてきて、泣いた。


自分の脳みそに泣かされるなんて思ってもみなかったよ。


物理的に一人の時間があったって

することに洗脳されている限り

独りになってはいなかったんだと、気づかされた。


罪悪感を持たされていた。

誰に?

エゴに。肘から先に(笑)

何について?

「独りになりたい気持ちをもつことに」。


それから二日め

今日は朝から冷たい雨

明日には雪になるかもしれない予報。


だから、朝からテーブルの上、ろうそくを灯した。

揺れるほのおは目に映り

大好きなトーストとコーヒーを味わって


今日、独りだったら何する?と自分に問いかけた。


もし独りだったら

このまんま、ろうそくを灯したまま、カンバルのバルサと会う。


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