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登山のすゝめ

先日書いた「キャンプのすゝめ」という記事が、noteマガジンにまとめられました。
いつもは100台のビュー数が数日で10000突破!
スキの数も過去最高!
ということで、2匹目の泥鰌を狙ってる感満載ですが、「登山のすゝめ」も書いてみました。
柳の下にいつも泥鰌がいないことは分かっていますが…つい、ね。

まえがき

私は登山が好き…な方だと思う。
「好きだ」と明言できないのは、やっぱり登山はしんどくもあるから。
特に、息と心拍数が上がるあの感じが嫌いな私は、登りはじめは必ず後悔する。
「なんで登山しに来たんだろ。家でゆっくりしとけば良かった。」

しかし、それも序盤まで。
いったん息と心拍数が落ち着くと、やっぱり「来て良かったー!」になるのだ。

まずは、なんと言っても山の中の空気!


森の匂い、とでも言うべきか、とにかく空気が「美味しい」のだ。
そんな美味しい空気が私の心と体を満たしていく。
まるで、生き返ったかのような気持ちになる。
特に、都心で働いていたときなんかは、窒息しそうな都心での日常から救われる思いだった。

ね?美味しそうでしょ?

そして、やっぱり目の前に広がる絶景!


百聞は一見に如かずなので、少しだけ絶景のお裾分けを。

①  谷川岳

生まれてきて良かった!生きていて良かった!
そう叫びたくなるほどの景色


一目で「秋」と分かる装いの谷川岳
山頂はよく霧がかかっている

私が大好きな谷川岳!まさに異世界!
この絶景を見ると、嫌なこと全部忘れる。ほんとに。
特に、仕事で嫌なことがあった後にこの景色を見ると、「あー、なんてちっぽけなことで悩んでたんだろ?」と本気で思える。
世界の広さ、そして、美しさをこれでもかというほどに教えてくれる。
目が痺れる。


②  那須岳

まるで絵本の世界
このときは霧が濃く、さらに神秘的だった
これが「紅葉」か!

紅葉シーズンの那須岳!
辺り一面まっかっか。
これを「紅葉」と呼ぶのなら、私がこれまで見てきた紅葉はなんだったんだろうか…。そう頭を抱えてしまうほどの美しさ。
まるで絵本の世界に迷い込んだかのような世界。

③  筑波山

クリスマスに筑波山山頂から見た夕焼け
このあと夜景も拝める

低山ながら独立峰ゆえに絶景の筑波山!
登山はちょっと…という人でも、ここならロープウェイで山頂まで行ける。
ロープウェイもちょっと…という人でも、なんとケーブルカーでも山頂まで行ける。
そして、クリスマスにはロープウェイが夜間も運行しているため、山頂から夜景が拝めるのだ。
筑波山山頂で過ごすクリスマス以上に素敵なクリスマスを私は知らない。
ただし、クリスマスの筑波山山頂は極寒なので防寒対策は念入りに!

たぶん、ここまで読まれた方は、すでに山に呼ばれているはず。

でも、まだ呼ばれていない方のために、もう少しだけ登山の魅力をお伝えしたい。

あとは、「登山者みんな仲間!」みたいなあの地上では決して味わえない人との触れ合いも登山の醍醐味だと思う。
すれ違うときには必ず挨拶をして、ときには立ち話をしたりもして。

ここで、私の忘れられないエピソードを2つほど紹介したい。

1つめは、谷川岳の山頂での出来事。
いざ、ジェットボイル(登山用調理器具)でパスタを茹でようとしたら、急に火がつかなくなって、途方に暮れかけたとき(火を加えるもの以外の食料を持ってきていなかった)、たまたま近くにいた見知らぬ登山者が、サッとライターを貸してくれたこと。
こちらが頼むでもなく、当たり前のように助けてくれる。
その優しさが今でも忘れられない。

2つめは、那須岳での出来事。
途中から強風と急激な気温の低下で、これ以上進むべきか、戻るべきか、という決断に迫られ、中腹の閉鎖中の山小屋の軒下に大勢が座っていたとき。
他の登山者の帽子が飛ばされ、夫が取りに行ったものの、縦横デカい夫が風に吹き飛ばされそうになった。ここは心配すべき場面であることは間違いなかったのだが、なんせ絵に描いたように風を全身に受けて今にも飛んで行きそうな夫の姿がおかしくてたまらなかったのだ。
私は山小屋の軒下でじっと座って笑いを堪えていたのだが、ついに堪えきれなくなって吹き出してしまった。と、同時に、隣に座っていた見知らぬおじさんも吹き出してしまって、私たちは顔を見合わせて大爆笑。
今でも私の登山おもしろエピソードの鉄板ネタである。

こんな感じで、まさに一期一会、見知らぬ人たちとの交流が楽しくて、温かくて、私は大好きだ。

それから、やっぱり山頂で食べるご飯は格別だ。
カップラーメンでも、地上で食べるフルコースよりも美味しく感じる。
インスタントコーヒーでも、地上のオシャレなカフェで飲むお高いコーヒーよりも美味しく感じる。
やっと山頂に着いた!という高揚感と、眼下に広がる絶景と、美味しい空気。
これ以上のサイドメニューはない。

ほら、山に呼ばれていませんか?


ここまで書いてきて気付いたのだが、どうやら私は登山が大好きなようだ。
登山本来の楽しみに加え、山好き遺伝子を受け継いだ息子との登山はもっともっと最高なんだろうなあ…とさらに楽しみが増え、ますます登山好きに拍車がかかりそうなくらいである。

山で手を叩いて喜ぶ息子
息子は1歳にして、山に行くと歓声をあげるほどの山好きに育っている

ちなみに「キャンプのすゝめ」はこちら

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