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真夏のエジプト旅行【その5】ダハシュールの屈折ピラミッド📐

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 観光1日目の、最初に向かったのはダハシュール。カイロの南、約40キロにある、王家のネクロポリス(墓場)です。

 ギザのホテルを8時に出て、40分以上ワゴン車を飛ばして9時前に到着。既に何組かの観光客がいました。

 入口で、見学のためのチケットを、ガイドのマットさんがまとめて購入。

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 本当に屈折しています!高さ105メートル、底辺185メートル。上部の傾斜は約43度、下部は54度。古王国時代第四王朝スネフェル王が建てたピラミッド。

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 このピラミッドは、表面の化粧石が残っていて、当時ピラミッドは石を積み上げただけでなく、きちんと平らに削っていたことが分かります。本当にすべすべでした。

 手前の角が崩れてしまっていましたが、それもまた雰囲気が良く。

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 初!ピラミッドに触れました。感動!すごい感動!この石を運んだ人、磨いた人、大勢の人たちの命や想いが時空を超えて伝わってくるようでした。

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 そして、屈折ピラミッドの向こうに見える、崩れかけた石の塊のような影。通称「黒ピラミッド」。中王国第12王朝アメンエムハト3世のピラミッドです。化粧石が剥がれて中の石が剥き出しになり、更に1992年の大地震が影響し、もう崩壊寸前とのこと。

 砂の舞い上がる地平線遥か向こうに、ぽつんと見える姿が、印象的でした。

 この「黒ピラミッド」の頂上にあった「ピラミディオン」(ピラミッドのてっぺんに配置する黒い玄武岩の四角錐)を、2日後に、カイロの考古学博物館で観ることになります。

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 ダハシュールまでは、途中小さな町を通り、後はナツメヤシとトウモロコシの畑が両側に延々と続く道でした。

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 ピラミッドのエリアに入る直前、高い鉄の柵に囲まれた大きなコンクリートの建物と、砂漠には似合わない人工的な構造物がありました。尋ねると、石油会社の施設とのこと。

 そして、ピラミッドのエリアには軍の施設が隣接しているそうです。

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 屈折ピラミッドから見る、この後向かった「赤のピラミッド」、「黒のピラミッド」のパノラマ。

 赤のピラミッドまで約5分。私たちは、再びワゴン車に乗り込みました。



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