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ウガンダでの出会いと別れ

皆さん、こんにちは!

ウガンダ在住のamiです。

日本にいて、海外に住みたいと思っても、候補地にウガンダを選ぶ方ってすご〜く少ないですよね。
私も1度は海外に住みたいお思いながらも、ウガンダに住むことを夢見たことは1度もありませんでした(笑)

まぁ、それでもウガンダ人と結婚して、ウガンダに住んで10年近くが経とうとしており、夢見た国とは違いましたが、一応、海外に住んでみたいという願望は叶えられました。

現在、ウガンダには大体250人ぐらいの日本人の方がいらっしゃるそうです。
その多くの方々が、自分で積極的に希望してウガンダに住んでいると言うよりは、お仕事の都合などで、転勤先としてたまたまウガンダに住んでいるという方が多いかと思います。
そのため、数年でウガンダを離れる方が多くいらっしゃいます。

ウガンダに移住当初、どのぐらいの日本人の方がいるかも分からない中、

「私は、日本人の友人を得ることもなく、ウガンダで生きていくんだろうなぁ」

などと想像していました。
私は比較的順応性が高い方だと思うので、それはそれで自分の道を切り開きながら頑張ろう〜!などとウガンダ生活を楽しむ意気込みを持っていたものでした。

でも、たまたま私が首都のカンパラに住んでいたこと、そして、ウガンダにいる多くの日本人もやはりカンパラに集中していたこともあり、街で「日本人の方ですか。」と声をかけていただくような機会も度々あり、移住後の早い時期から多くの日本人の方々と知り合う機会に恵まれました。
日本人の友人がいなくても!などと意気込んでいましたが、当然ながら、日本で育った日本人の方々と共通の話題で盛り上がったり、情報交換できる場が持てるのは凄く楽しいものだと実感しました。

そんな中、移住して間もなく、とてもお世話になり、仲良くさせていただいた日本人のHさん。
ご主人様のお仕事の関係でウガンダにお住いでしたが、色んな国に滞在されたものの、ウガンダがとても気に入り、ウガンダの美しい景色や気候、物資の豊富さ、この環境でなら私はウガンダで子育てをしたい!とご主人様に伝えて、3人目のお子さんをウガンダで出産され、既に8年もの間ウガンダに滞在していると話されていらっしゃいました。

私は当初、「ウガンダでの生活なんて不便しかないんじゃないかなぁ。」と思っていたので、Hさんの言葉を聞いてウガンダでの生活に対して凄く勇気が出たんです。
「そんなにHさんが愛するウガンダってどんな魅力があるんだろう。」と、その時からウガンダに住むことがとても楽しみになりました。

確かに、ウガンダは赤道直下とは言え、高度が高い故か、日本の夏ほど気温は上がらず、湿気もほとんど無くて汗をかくことがほぼありません。
なので、一年中同じ服装で過ごせるため、季節ごとに洋服に悩む心配は無用です。
商品は、スーパーマーケットで並ぶ多くのものは輸入品なので、欲しいものが必ず手に入るという保証はないけど、だからと言って生活に困るほどの物資の不足はほぼゼロというありがたい状況です。

ウガンダに来る日本人の方で、エチオピア滞在を経験されてからウガンダに来る方も多いのですが、その方々の中には、

「エチオピアではオムツが買いたくても、どこの店に行っても売っていない事がよくあった。」

「エチオピアに比べたらウガンダの生活は100倍楽だ!」

などと、ウガンダの生活がいかに快適かを口々に話されたりしています。

また、泥棒などの犯罪は日常茶飯事ですが、ウガンダはアフリカの中では比較的安全とされている国でもあり、日本のテレビ局がアフリカを取材しようとなった場合にウガンダを選ぶ傾向は比較的強いようです。

そのため、交流をさせていだいている日本人の奥さま方と話をしていると、

「ウガンダってどんな国か分からなかったけど、過ごしやすくて転勤先としては穴場だと思う。」

というウガンダ滞在に対して前向きな意見が出たりします。

そんな話を聞くと、ウガンダに住んでいる事が若干誇らしい気持ちになったりもして、とても嬉しく思います。

しかし、ウガンダに来た日本人の方々がどんなにウガンダを気に入ったとしても、お仕事で来ている方などは、やはり数年でウガンダを去ってしまいます。
先に登場したHさんも、「ウガンダは好きだが、ウガンダだけではなく、ご主人様がもっと世界を経験することが将来のためになるだろう」とのことで、ウガンダから旅立って行かれました。

Hさんがウガンダを離れる時はとても悲しい気持ちになりましたが、10年の月日の間に本当に多くの日本人の方々と出会い、そして別れを経験し、出会えたのは嬉しいが、この方ともまた数年後にはお別れをしないといけないんだなぁと、覚悟をしながら出会いの日を迎えることに徐々に慣れるようになりました。

ウガンダでの出会いは、本当に一期一会であるとつくづく感じます。

そして、この夏、お世話になった方々がまた何人もウガンダを離れていきます。
ありがたいことに、ウガンダを離れる方々は不要になった物などを分けてくださるので、それらを使う度に「これは〇〇さんから頂いたものだなぁ。」と、その方を思い出すきっかけとなっています。

ウガンダで知り合った方とまた会える機会は少ないですが、その方々から頂いた物でその時の思い出に浸れるのは、別れを惜しむ者にとって、とても貴重な大切な存在になっています。

また今週末から不用品をいただきに、ウガンダを離れる方々にお会いする予定です。
頂き物のお陰で、粗末な家の中が賑やかになるのを楽しみにしています。

皆さん、ありがとうございます!

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