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ねぇ、知ってました?【映画「かもめ食堂」について②】

愛してやまない映画「かもめ食堂」について3回にわけて綴っています。
おおまかなあらすじや、お気に入りポイントは前回の記事をご覧ください。

引き続き、存分にネタバレしていますので、知りたくない方は曲がれ右でお願いいたします。

「かもめ食堂」お気に入りシーン

何十回も見てきても、毎回新たな好きを発見する「かもめ食堂」。
細かかったり、マニアックだったりするシーンもあるかもしれませんが、そんなシーンもあったかな?と思い出しながらご覧いただければと思います。

1.かもめの鳴き声とフィンランドの景色
冒頭「フィンランドのかもめはでかい」というセリフとともに流れてくるかもめの鳴き声。そして流れるフィンランドの景色。
これだけで、幸せな気持ちになる。
一時期、一日を幸せな気持ちで始めるために、毎朝この冒頭を観てから会社に行っていたこともあったっけ。

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ヘルシンキのトラム

2.美味しそうな料理シーンの数々
サチエの作る料理の数々が、本当に美味しそう。
テーブルウェアも料理に合ったものを使っていて、特にアラビアのAvec24のおにぎりの似合うこと!

3.ミドリの豆知識披露
ミドリの「ねぇ、知ってました?」から始まる豆知識のコーナー(笑)
ふいに言ってくるところに、ふふふと笑っちゃう。

4.近所の仲良し三人組
冒頭からずっと出てくる仲良し三人組のシーン。いつも一緒にいて楽しそう。

5.マサコと空港とのやり取り
ロストバケージにあったマサコの、おそらく空港の職員と思われる人との電話のやり取り。
「私の荷物、まだ届かないかしら」と聞く、なんともいえない哀愁ただようマサコの姿に不謹慎ながら笑ってしまう。
そして、こんな緊急事態に落ち着いているマサコのように私もなりたいなと思う。

6.フィンランドに来た理由
ミドリは、どうしても、どこか遠いところに来たかったから。
マサコは、介護中にフィンランドのニュースを見て、人生がゆったりしているところに惹かれて。
サチエは、何が何でも日本でやる必要はないと思ったから。
そして、フィンランドならやっていける気がしたから。
三者三様だけど、全部共感できる。思って行動するところがすごい。

7.休日に海辺で飲むビール
リーサと4人でカフェ・ウルスラでビールを飲むシーン。
晴れた日に、海辺でかもめの声を聴きながら飲むビールはきっと格別なはず。

8.マサコと猫
マサコが空港と電話をいている時に通り過ぎるおじさんと、猫。
ただそれだけかな?と思いきや、帰国しようと思っていたマサコに急に猫を手渡してくるおじさん。
結局、マサコはもうしばらくフィンランドにいることになるのだけど、この黒猫ちゃんがとっても可愛い。

9.3人の「いらっしゃいませ」
3人それぞれのキャラクターがはっきり表れる最後のシーン。
乱暴なミドリ。丁寧すぎるマサコ。
なんか良くて、見ごたえがあるサチエ。
これからも、この人たちはこの人らしく、自然に生きていくだろうし
他人との違いを否定するのではなく、それは居たって当然なこととして面白がって付き合っていくのだろうと感じる。

10.巡りたいロケ地の数々!
・舞台となる「かもめ食堂」
・食料を調達する「ハカニエミ・マーケットホール」
・サチエとミドリが出会う「アカデミア書店」の「カフェ・アアルト」
・サチエが泳ぐ「ウルヨンカツの公共プール」
・マサコがキノコ狩りをする「ヌークシオ国立公園」
・休日のビール「カフェ・ウルスラ」
等々、1、2日かあれば巡れるロケ地の数々。
そして何より、やっぱり、フィンランドの景色が最高に好き。

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ハカニエミ・マーケットホール
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2019年時 かもめ食堂の外観
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アカデミア書店

~次回、最終回~
以上、お気に入りのシーンでした。
本当はもっともっとあるけれど、書き出したら文字数が大変なことになるのでこの辺にしておきます。
とにかく、本当に大好きなのです。

次回、最終回は、大切にしたい劇中のセリフについて綴ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ぜひ、またお読みいただけますと幸いです。

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かもめ飛び交う、ヘルシンキ大聖堂

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