【日々の暮らし#1】食べるために生きている

旦那の健康診断の結果が届いた。

結果はBMIオーバー、ここではあえて「幸せ太り」に分類しておこうか。入籍してまだ1年だし、家族で食べるご飯はたとえ粗食でも、とんでもなく美味しくて楽しいから、ついつい箸が進んでしまうもの。

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とにかく食べることが大好きな私たち。毎日の晩ご飯に何を食べるのかは、お互いの脳内の大多数を占めているような気がする。

娘が産まれてからは外食が難しくなったから、ほとんど家食。つまり食事担当の私は、毎日おっきな任務を背負っている。そこで悩ましいのが、毎日のおかずを何にするのか、とそのおかずの品数。

料理は独学の私だから、そのレパートリーはたかが知れている。その限られたスキルの中で、毎日の食卓を楽しくするための私なりの工夫をいくつか書き出してみた。

・テーブルを大きくしない

我が家で使っているのは、私が独身の頃から使ってる正方形の小さなダイニングテーブル。 その小ささにより、テーブルに乗り切れない!が気軽に演出できる。

・小皿に盛る

テーブルが小さいから、お皿も小さくする。小さいお皿に、ちょこちょこおかずを盛ることで、なんだかリッチな気分になる私たちは平民。

・大皿に盛る

小皿が並ぶ中に大きなお皿で、どうぞご自由にと的なおかずがあると、自由にお代わりしていい=嬉しい気分になる、これまた単純。

・我が家の定番を作る

旦那の「コレ、また作って」を定番料理にする。もちろん定番入りするのは手の掛からないレシピに限るけれど、これを作れば絶対喜ばれる、というおかずが何品かあるだけで、気持ち的にラク。

・さりげなく実家の味を再現

これは「さりげなく」が大事と思っている。完全に母の味を再現することができるかどうかは置いといて、味の乗っ取りは、義母の心象があまり良くない気がするから。やっぱりお義母さんの味にはかないませ〜ん、ていう演出も少しは必要かな。あざといかな。

・季節感を出す

この時期にしか採れない野菜だから、このおかずもこの時期だけ、というスペシャル感の演出。うちの近所にはとてもいい八百屋さんがあって、店頭に並ぶ野菜や果物で季節を感じること多々。

こんな感じで、私なりに毎日の食事がより楽しく、変化のあるものになるよう工夫している。そして、その原動力は何より家族の喜ぶ顔。

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この文章を書いていたら、この言葉を思い出した。

「中国人は生きるために食べる、のではなくて、食べるために生きている。」

大学時代の中国語の先生から聞いた話だ。

私たちに中国の血は流れていないけれど、今の私たちもそう。毎日のご飯が楽しみで、毎日を生きている。食べるために生きている。全然豪華じゃなくてもいい。白いご飯とお味噌汁、たくさんのおかずと、一緒にいただきますと手を合わせてくれる家族がいれば、私たちはまた明日も頑張って生きよう、そう思える。

だから、というわけではないが、話は最初に戻って、今の生活で少々ふくよかになっても、あまり気にはならない。ガリガリよりかはずっといい。そんなことを考えながらも、キツくて着れなくなったスーツや細身のパンツをいつかはまた着ることができると信じて、断捨離できないでいる私たちです。

2019.12.19