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佐渡に金山を見にいかない。ご当地グルメ編

旅行といえば「ご当地グルメ」も魅力の一つ。せっかくだからその土地、その地域でしか食べられないものを食べてみたい!そんなわけで今日は番外編として中々行く機会が少ないであろう佐渡のご当地グルメをご紹介!

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サクサクの衣に甘いタレ!「ブリカツ丼」

佐渡にはご当地紹介動画「サドメタル」という動画がある。歌っているのは冠徹弥さん。佐渡とどのような繋がりがあったのかとても気になるが、一度聴いたら頭から離れない魅惑のボイスと笑顔が素敵。そんなユーモアあふれる動画なので一度聴いてほしい。その中でも紹介されていた食べ物。それが「ブリカツ丼」だ。

こちらは佐渡汽船ターミナル三階「食事処よろこんで」さんにて注文。サドメタルによれば食べると「臓暴れ血湧き肉躍る」そうだが果して。
注文してからさほど待たずに到着したのがこちら!

サラダと漬け物がついてくるのも嬉しい

話が少しそれるが、新潟に来たら食べた方がいいものとして個人的に「タレカツ・ラーメン・魚介類(寿司とか)」を推すのだが、このブリカツはタレカツの系譜をひくものだ。まず新潟のカツ丼の主流は「タレカツ」であり、タレカツは卵などでとじることをしない。揚げたてのカツをタレにくぐらせて御飯の上にのせるのだ。

その「タレ」なのだが、これは醤油をベースに砂糖・酒・出汁・みりんなどで作る甘めのタレなのだ。これがまた、カツには抜群にあう。はっきり言って一度食べたらこれ以外のカツ丼は食えなくなるぐらい美味い。最近では東京にも進出している新潟のご当地グルメの一つだ。

さてそのタレが「ブリ」にあうかどうか?
そもそも私は青魚が苦手で刺身も焼きもあまり好きではない。そんな私が食べれるのかどうか。しかしそれは全くの杞憂だった。これがまたメチャクチャ美味いのだ。胡椒で下味をつけたブリを、細かく砕いたパン粉で揚げ(細かいパン粉というのが重要)、名物のタレにくぐらせている。タレにくぐらせてはいるが、ベシャッとはしていない。嚙んだ時に口の中で聞こえるサクッという音。それがまた心地よい。そして私が一番心配していたあのブリの臭さはまったく感じない。血合いの臭さも無い。さらに高温で揚げているにもかかわらず、ブリの身はまったくパサついてはいない。ジューシーなのだ。名物である甘めのタレと絡まり御飯がすすむ!そんな丼ぶりであった。

魚のすり身で作る!「佐っとび餃子」

そしてメニューの中でもう一つ気になったのがこの「佐っとび餃子」。魚のすり身で作るという説明だがはたしてどうだろう。

テーブルに運ばれて来たのがこちら。見た目は普通の焼き餃子である。
しかし口に入れ、ひとたび噛むと中からじゅわぁとスープが溢れ出してきた。メニューの説明通り、断面を見ても肉は入っていないようだ。それなのにこの「肉汁」ならぬ「魚汁」はいったいなんだろう?この口に広がるスープが非常に美味しい。使っている魚はなんとトビウオ!魚の旨味と野菜の甘みが合わさった優しい味が口の中に広がっていく。注目すべきは「脂のさっぱり感」であろう。肉のように絡みつく脂も美味しいが、こちらは魚メインだけあって脂はさっぱりとしている。しつこくないのだ。餃子のタレにもよくあう。野菜マシマシ餃子とはまた違う、珍しいサッパリとした餃子であった。

激レア!カーフェリーでの船内食!

またフェリー内で食べられる食事もなかなか豪華だ。

こちらは「ずわいがにこぼし丼」
赤泊から直送のカニを使用し、その量なんと200グラム!
冷凍なんかにありがちな水っぽさも全くなし。分厚いカニの身と甘味を堪能できる。佐渡に行く船の中で食べられるとは驚きだ。

こちらは船内の売店で購入できる「プリン」
もちろんどちらも新潟の名物「あんのう芋」と「笹団子」を使っている。

「あんのう芋プリン」はプリンにペースト状のあんのう芋が混ぜてあり、さらに中に2センチ大の焼き芋が入っている。この芋の特徴は強い甘味とねっとりとした食感だ。サツマイモの香りと味を楽しめる一品。

「笹団子プリン」はミルクベースのプリンの中になんと笹団子が一個まるごと入っている。笹団子は新潟の代表的な土産物だ。笹に包まれたヨモギ団子というもので、冷凍もでき食べるときにはレンジでチン!で簡単に食べられる。そんな団子が丸ごと一つ入っていて、食べ進めるとヨモギの香りと餡子がまざり一気に和風の食べものに変貌する。これまた美味しい。

今回は佐渡のご当地グルメを紹介してみた。気になったらぜひ一度佐渡へ行ってみて欲しい。豊かな自然と風土、さらに民俗行事と食事があなたを迎えてくれる。サドメタルによれば生きているうちに行ける天国ということだ!

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