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市販の「ぶどうジュース」ではもう物足りない

「ぶどうジュース」と聞いて、一番に思いつくものはどのようなものでしょうか?正直なところ、スーパーに並んでいるものは人工甘味料のような添加物が多く入っていて、ぶどう本来の味からはかけ離れた印象です。

では、「無添加100%ぶどうジュース」だったらどんなものを考えますか?身体に良いことだけはその字面で伝わってきますが、あまり想像できないものかもしれません。

実は、イタリア北部には「モスト・ドゥーヴァ」という伝統的な無添加100%ぶどうジュースが存在します。これは、ワインを作るときの“発酵”の工程をしないことによってできるジュース。つまり無駄な加工を行わず添加物も不使用という、完全なナチュラル製法で作られています。

代表的なポリフェノールをはじめ、ビタミン成分などが豊富に入っていて健康面に気を遣う人でもぶどうの甘さを楽しめるドリンクです。

物語のある雑貨店NUTSでは、イタリア北部・モデナ地方のグエルゾー二社がによる“モスト・ドゥーヴァ”を取り扱っています。どんな場所でどのように作られているのか、生産者の顔が見える商品って「なんかいい」ですよね。

「モスト・ドゥーヴァ」とは

モスト・ドゥーヴァ

モスト・ドゥーヴァとは、あまり知らない人も多いと思いますが、イタリア北部・モデナ地方の伝統的なぶどうジュースです。ぶどうを皮ごと煮詰めたこのジュースは、古くから農民の間で飲まれていたそう。

製法は、とてもシンプル。収穫したばかりの赤ぶどうを、皮ごと大きな鍋に入れて2時間ほど煮詰めるのがメインの工程です。

この製法により、皮に含まれるポリフェノールなどの栄養素を無駄なくジュースに取り入れることができます。そのほかにもビタミン系の高い栄養価も含まれています。

小さめのコップでゆっくり味わいたい、ぶどう本来の甘み

横からグラスを覗いたときに、自分の顔が反射するほど濃い紫色。その見た目の通り、味にもしっかりとした重厚感があります。グラスを口元で傾けた瞬間、ぶどうの甘みが口の中を占領。それから徐々にフレッシュな香りが鼻を抜け、ロゼワインを飲んだ後のような華やかな後味が広がります。

市販のぶどうジュースとは比べ物にならないほど濃厚で、小さめのコップの半分以下でも十分満足できそうです。1日の終わりのご褒美時間にふさわしい一杯ですよ。

また、美味しそうだと思うのは炭酸割り。モスト・ドゥーヴァのぎゅっと詰まった甘みを炭酸がほどよく中和させてくれそうです。

究極の有機栽培で育てられるぶどう

グエルゾーニ社

グエルゾーニ社のロレンツォ・グエルゾーニ氏

生産者であるグエルゾーニ社は、1970年代から“バイオダイナミック農法”を続けています。バイオダイナミック農法とは、すべて自然のリズムに任せて作物を栽培する究極の有機栽培といわれています。

その自社の畑で採れたぶどうを新鮮な状態で加工に回すことで、食べる人にとって安心のできる食品を製造し届けています。

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