#30 人間の匂いがする
年末ですね
今日はレコード大賞で明日は紅白(バイトあるからあんまり見れなそうだな…)で音楽番組が多いです。
最近は忙しいこともあってあまりテレビも見れてないし情報が追いついていないのですが、私はアイドルが好きです。(にわか、かもしれないけど)
乃木坂46にはまり、アイドルというものの世界に惹かれてしまいました。
イチオシはもちろん乃木坂46とzocというグループ。
年末ということで、少しは余白のある日々を過ごし、レコード大賞と紅白にでるアーティストを確認し、You TubeをぶらぶらしてMVを見たり、
そんなことをしながら、私はなぜアイドルに惹かれるようになったのか考えてみました。
人間の匂いがするからかな、と思うのです。
正確に言うと、その人が持ってるストーリーが滲んでいるのが見えるから、惹かれてしまうんだな、と思うのです。
みんなきれいな顔と抜群のスタイルで、ダンスも歌も衣装も最高に可愛くて、でも、それだけじゃない。
一つのグループだと言っても、そのメンバーはそれぞれいろいろなストーリーを持っていて、一人ひとり違う声で歌ってる。(このパートは〇〇が歌ってる!とか分かるようになるとなお楽しい)
一つのグループ、とは言ってもその中で個性がきらめく。彼女たちの多くは歌い踊るその曲の作成には関わらないし、衣装やダンスを決めていく過程を進めていくのはプロデュースする側のスタッフたちなのだろう。そのある種「制限」がかかる中で自分なりの表現をする。伝えたい思いを、自分なりに作ってステージに乗る。彼女たちは、与えられた曲を歌い踊る人形ではなくて、人間なんだと感じるのです。
それぞれ違うところから来た子たちが同じステージで一つの作品を作っているという奇跡。このステージにたどり着くまでにグループで過ごしてきた時間があって、届けたい思いがあって、もしかしたらグループ内で葛藤もあったりして、
一人じゃなくて、みんなで作ってきたんだな、ということが感じる。
その子達が可愛らしく絡んだり、仲良さそうにしたりする姿はたまらなく推せます。
また、アイドルは継続して追いかければ追いかけるほど、成長していく過程も見れるのです。
もちろん私は画面越しに彼女たちを見るだけの人で、当事者では無い。だけど、同じ時間を過ごして成長の過程を見れたような気持ちにさせてしまう。同じクラスの友達が頑張っている姿を見せてもらっているような。(アイドルの番組とか見るとほんとに思う。制作側のどツボにハマってますね笑)
そして永遠じゃない。アイドルという、ある一時期の女の子にかできないパフォーマンス。アイドルグループの女の子たちは、私と同じ世代か少し年下の子たち。まだオトナではない、でも子どもでもなくて、自分の意思がちゃんとあり、思春期でもあり、揺れ動くことも多い時期。少し不安定な一面もある時期。そんな時期の儚いひとときの輝き。
推しメンの卒業やグループの解散は悲しいけど、永遠に続くものだったら人々はそこまで熱狂的に惹かれたりしないのかもな、なんて思ったり。
そういった営みの一つ一つが、すごく、すごく、人間の匂いがする。
いつだって、彼女たちは完璧な完成品では無い。
毎回毎回、更に進化し続ける。
応援してしまう。
正直、忙しさにかまけて冷めかけていたアイドル熱ですが、再燃しそうです。