夏のハマスタ訪問記|ポケモンボールパークヨコハマ
世間は3連休最終日、わたしは昨日から仕事でした。ナゴキュウ疲労が抜けない身体にムチ打って、働いてきたわけです。
「完全防備で挑んだから全然日焼けしてないでしょ、やっふぅぅぅぅーーーー」と思っていましたが、よく見てみると、腕が赤くなっていました。名古屋上空のオゾン層を、次の球春までに修理していただきたい。
そういえば、7月1日に友人と訪れたハマスタで、ツキノワグマのように首元が焼けたあの日、夏の勲章だと喜んだものです。今日はその話をしましょう。
お互い地方に住んでおり、年に1回、旅行に行く友人がいます。昨今の流行り病の影響をモロに受けて、約5年ぶりの再会になった。
お互いにスポーツ観戦が好きで、まだ今ほど人気が出る以前の男子バレーにいち早く目を付けて、清水邦広選手が大注目ルーキーだった時代から共に現地に足を運んだ。
プリンスオブニッポンバレーと言えば越川優の時代だ。
「WBC見てる?」1年ぶりの連絡が、5年越しの再会を手繰り寄せた。もちろん彼女は見ていた。「今年は現地で野球見たくない?」あれよあれよと予定が決まり、7月1日横浜スタジアムのDeNA-中日戦を観ることになった。
当日は朝から強い雨が降っていて、試合は中止だろうという失意のもと、特急列車に飛び乗った。道中「横浜 雨」で50回は検索したものの、しとしと降る雨は止まない。
降雨の東京駅で落ち合い、歓喜に湧いたのも束の間、こうなったら中華街で爆食いしてやろうと息巻きながら、JRに乗ると、なんということでしょう。(ちゃらら~らららら~ららr)空には晴れ間が見えるではありませんか。
これはイケる、ハマスタは多少の降雨でも試合を行う傾向にある、これはもう確信に近い、これはヤル、絶対にヤル。
これほどまでに確信を持てたのは、当日「ポケモンボールパークヨコハマ」というイベントが控えていた。大勢(抑えじゃない)のピカチュウが既にハマスタで出番を待っている。その甲斐あったか、チケットは完売なのだ。
南場オーナーの顔を思い浮かべながら、ハマスタの損益分岐を計算してみた結果、今日は開催だ。今から大量のメタモンをマウンドに放って、溜まった雨水を吸わせよう。
そうこうしているうちに、すっかり雨は止んで曇天に。今年積み重ねた徳を、ここで全て使い果たした。
ハマスタ名物ミカン氷とベイカラをゲットして、いざ座席へ!発売と同時にゲットした座席は前から8列目。岡林選手の二重瞼がクッキリ見えるくらい近い、シゴデキ定期である。
今回のハマスタ遠征には、今季初昇格を果たした岡野祐一郎投手が帯同している。
【中日】岡野祐一郎を今季初昇格 代わりに福敬登を抹消 (日テレNEWS) - Yahoo!ニュース
キターーーー(゜∀゜)ーーーーー
お願いだ、現れてくれ。今日投げなくていいから、マウンドに向かうアメ車に乗って現れてくれ。ベイカラでもミカン氷でも何でも差し入れるから、どうか目の前に現れてくれ。
岡野祐一郎さんは現れなかったものの(そりゃそうだ、イン ザ ブルペンである)次々と溢れ足すピカチュウ。2,5頭身で踊る姿、きゃわわわわぁぁぁぁxxx…
あれよあれよと言う間にプレイボール。今日の横浜先発は、バウアー投手。わたしには天性のバウアー運があるのか、すでに人生2度目バウアー。
バウアー先生のYouTube結構好きで、来年も日本にいてね民なので、「バウアーはあまり打たなくて良いからね…ちうにち」と思っていたが、大誤算だった。
ギアチェン半端ねぇぇぇ(゜∀゜)
1回表に続いて2回表にも点を取られ、自身の投球にイライラが募っていたのだろう。簡単に併殺できる場面で、投げ場を失って、まさかのオールセーフになってしまう。
激おこバウアー、怒りの159㎞
さすがにバウアーが可哀想になってしまい、バウアーコールに乗っかってしまった。安い女でスミマセン。直後、本日最速159㎞計測。
誰かにじゃなく、自分に怒ってしまう時ってあるよね。それだけ勝ちにこだわる姿はカッコいい。こうなったバウアーを誰も止められない。こんなことなら、容赦なく、6点くらい取っておくべきだった。
ハマスタで聞いたDeNAの応援は、地鳴りのようにカッコよかった。「かっ飛ばせぇぇぇぇ、とぉぉーーばしらぁ”ぁ”ぁ”ーーーー(戸柱)」が、未だに耳の奥に残って取れない。
結果、延長12回で決着が付かず、2-2の引き分け。やはり無慈悲にバウアーから8点くらい取っておくべきだった。昇格して間もない岡野祐一郎さんは、案の定投げなかった。
試合終了後、ブルペンから引き揚げてくる投手陣。え、、え、、、ええ、、、もしかして、、、お、、お、、、おか、、、の、、
キターーーー(゜∀゜)ーーーーー
右手にグラブを持って(当たり前)ビジターユニ着て(だから当たり前)スタンドにお辞儀しながら、30メートル前を歩いてる。
岡野さん、あなたの昇格を心待ちにしていた人間がここにいます。ということを伝えたい。ハマスタの中心(より少しレフト寄り)で平井堅流しながら「岡野さん頑張ってぇぇぇぇーーーー」と叫びたい。
でも待つんだ、「え、なにこの人⁈」って周りを驚かしたらどうしよう。「岡野さんのファンってヤベェな」って思われて、挙句の果てに、ヤバい奴の友達は大体ヤバいの法則で「岡野さんってヤベェのか?」になったらどうしよう。
30メートル先をスイスイ歩く推しを前に、カオナシの如く「あ…あ…」と手ぐすね引くのが精いっぱいだった。
その夜、お酒を飲みながら「どうしてあの時、頑張ってくださいの一言すら言えなかったのか」と後悔先に立たず。桜木町の中心で、怒りの159km計測するかと思った。
女2人、興奮覚めやらず、翌日も当日立見券を購入して連チャンハマスタ。ノリと勢いで行動できちゃう友人って大事だよね。
今季岡野祐一郎さんの登板を現地で見ることは出来なかったけど、もっと言うと、生で岡野祐一郎さんを見たのはこれが最初で最後だけど、なんなら現在抹消中だけど、怪我なくシーズンを終えて、今年も、今永大先生とオフトレできるといいですね。
今年一番綺麗な景色をありがとう。
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