歪められた食の常識l管理栄養士の読書

多くの人が、子どもの頃に食の誤った知識をつけている。
その結果、大人になっても誤った基準で食を選んでいる

歪められた食の常識

□歪められた食の常識/ティム・スペクター/白揚社

□3つのエピソード

1.子どもの頃に学ぶ誤った食の常識
・牛乳を飲むと早く背が大きくなる
・魚を食べると頭が良くなる
・肉や卵を食べると筋肉がつく
・ほうれん草を食べるとポパイのように強くなる(笑)

これらが当たり前として、世の中に出回っている。
でも、本来体にとってものすごく必要なナッツや豆の話は出てこない。

2.なぜ歪んだ常識が広まっているのか
・でたらめな科学
・研究結果の誤解
・食品業界
この3つがこのゆがみを生み出している。
そして、その根底には、栄養学が医学の領域として認められていないため。結果医者も栄養学は学んでおらず、栄養学者も医学は学んでいない。
医学は進歩しているが、200年前に構築された糖質、たんぱく質、脂質の基準での栄養学がいまだに健康的な食事の基準とされているのもそのせい。

3.これからの時代に何が必要か
自分で自分に必要な食を選ぶ力。
2で書いたような常識、情報が溢れる中で、
自分には何が必要なのかを見極め、選択する力が必要。

□マイエピソード
管理栄養士だから、健康的な食事については知っていると自分でも自負し、周りからもそう思って頂いていました。
でも、現状、自分自身はアレルギーが改善できず、生理痛も毎月辛い。
自分自身ですら、健康になれていませんでした。

カロリーや3大栄養素などの常識を拭い去り、
食の本質的な常識を理解して自分で必要な栄養を選択できるようになったら、あっという間にアレルギーが改善。
いま、常識とされているものの多くが、歪められた食の常識です。
ぜひ、一度これを読んで、自分の食の常識と照らし合わせて欲しい。

□今日からはじめること
この本に書かれている常識を伝えていく




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