【3-8】イケメン大仏誕生! 西多摩のニュースポット「鹿野大仏」[日の出町]
みなさんこんばんは。バックスリーです。
今日ご紹介するのは、2018年に誕生した大仏、鹿野大仏(ろくやだいぶつ)です。
”都内に大仏様が新しく誕生”と聞いて驚く方もいるかもしれませんね笑
私も最初聞いた時はだいぶ驚きました。
出来た当時はニュースなんかでも取り上げられていたような気がします。
今回はそんな西多摩のニュースポットをたっぷりと見ていきます。
それでは、いきましょう!
■鹿野大仏とは?
鹿野大仏は、日の出町の曹洞宗のお寺、塩澤山寳光寺(えんたくざん ほうこうじ)の敷地内にある大仏です。東日本大震災への供養や人々の安寧や平和への願いが込められて、2018年に建立されました。
素材は青銅製で山形の鋳物業者が約1000年前の平安時代の技法を使って製作したとのこと。
高さは12メートル、台座も含めると18メートルもあります。
ちなみに鎌倉大仏は高さ11メートル、台座も含めると13.35メートルみたいなので、鎌倉大仏よりもでかいです!
実際に近くで見るとその大きさに圧倒されます。
実は、この鹿野大仏、整った顔立ちから、一部の人の間ではイケメン大仏と呼ばれているみたいです。
実際に大仏の顔は、参拝者に安らぎを感じさせるため、やさしい表情に見えるようにこだわって作られています。
私は仏像の顔に詳しくはありませんが、じっくり見ると確かに綺麗な顔立ちをしています!
■鹿が傷を癒した幻の泉
寳光寺の境内には、「鹿野(ろくや)」の名前の由来ともなった「鹿の湯」があります。
「鹿の湯」とは文字通り温泉の跡です。
寶光寺を開いた僧侶が、鹿がケガを泉につかり癒している姿を見て、泉を「鹿の湯」と命名したそうです。
その後僧侶はケガで苦しんでいる人のために草庵を建て、浴室を作ったと伝えられています。
「鹿の湯」はケガや皮膚病によく効くとされ、明治頃まで大変繁盛し、多摩七湯(たましちとう)の一つにも数えられていたみたいです。
ちなみに多摩七湯については情報がなかなか見つかりませんでしたが、ネットの情報によると、鹿の湯(日の出町)、鶴の湯(奥多摩町)、岩蔵温泉(青梅市)、出湯(青梅市)、蛇ノ湯(檜原村)、藤ノ湯(あきる野市)、玉の湯(あきる野市)を指すみたいです。
中には現在も温泉旅館が残っている場所もあるとのこと!
西多摩といえば現在も温泉のイメージがありますが、昔から温泉客でにぎわっていたんですね!
温泉については生涯青春を楽しむ天然温泉「つるつる温泉」でも紹介していますのでぜひご覧ください!
■開放感たっぷりの参道
鹿野大仏の参道はきれいに整備されていて、解放感たっぷり、とても気持ちいい場所です。
こんな感じで景色も最高です!
大仏が綺麗に見える場所を探すのも面白いかもしれません。
植物も豊富で、春には桜やつつじ、初夏にはあじさい、秋にはススキやモミジなど、四季折々でさまざまな風景が楽しめます。
涼しい杉林や蓮池もあり、心も体もリフレッシュできる西多摩らしい癒しスポットです。
天気が良い日のお散歩コースにも最適です!
■アクセスなど
住所 西多摩郡日の出町平井3392 駐車場有り
アクセス
電車の場合はJR五日市線武蔵引田駅から徒歩25分
バスの場合はJR青梅線福生駅やJR五日市線武蔵五日市駅からバスに乗り、「塩澤山寳光寺」で下車
参拝時間 9:00〜16:30(入山は16:00まで)
※訪れる前はホームページ等で最新情報をご確認ください!
■さいごに
出来たてほやほやの鹿野大仏。未だ歴史は浅いですが一見の価値があります。
イケメンと噂の大仏様を一目見てみてはいかがでしょうか?
そして次回は、“木のぬくもりを感じられる休憩スポット”を紹介!
それでは次回の更新もお楽しみに!
参考資料:鹿野大仏パンフレット(塩澤山 寳光寺)
文責:バックスリー