もっと楽々コピペで立案!非効果的健康管理:胃潰瘍の看護計画
2024.10.29更新
非効果的健康管理:胃潰瘍の看護計画
<定義>
非効果的健康管理とは、疾患によって医療処置・症状の管理・身体機能の維持などを必要とする患者やその家族が必要な処置やケアを行う事が困難あるいは不十分であり、望む生活ができない状態を言う。
<「非効果的健康維持」と「非効的健康管理」の使い方の違い>
「非効果的健康維持」は喫煙、運動不足や過食・偏食などの不健康な生活習慣を変えたいと願っている個人に用いられ、発病を予防するための1次予防の場合に使用する。
「非効的健康管理」は疾患や健康管理に関する教育が必要な患者に使用する。
看護計画
疾患:
既往歴:
治療内容:
目標
胃潰瘍を予防するための知識を得る事ができる
胃潰瘍に対する予防行動を取る事ができる
問題点に気づき対処できる
必要な支援を受けられる
O-P
1.胃潰瘍の原因、誘因の有無
-ヘリコバクター・ピロリ菌
-薬剤(非ステロイド抗炎症薬(NSAIDS)、アスピリンなど)
-不規則な食生活
-嗜好、偏食(コーヒー、塩分摂取量、香辛料、飲酒など)
-喫煙
-過労
-精神的ストレス
-睡眠不足
-その他:
2.検査データ
-上部消化管内視鏡検査(胃カメラ)
-上部消化管造影検査(バリウム検査)
-血液検査:TP、Alb、赤血球(RBC)、ヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)、平均赤血球容積(MCV)、平均赤血球血色素(MCH)、網赤血球数、血液像、血小板(PLT)、血清鉄(Fe)、BUN、白血球(WBC)、CRP
-腹部レントゲン
-腹部超音波エコー
-便検査(潜血)
-ヘリコバクター・ピロリ菌の検査(内視鏡を使わない検査)
・尿素呼気試験法
・抗体測定
・糞便中抗原測定
-ヘリコバクター・ピロリ菌の検査(内視鏡を使う検査)
・培養法
・迅速ウレアーゼ試験
・組織鏡検法
3.ADL・IADL
4.認知力、理解力
5.バイタルサイン
6.腹部の状態(腹部膨満、腹部緊満)
7.腸蠕動音
8.胃潰瘍の症状の有無、程度
-無症状
-心窩部の不快感
-心窩部痛
-上腹部痛
-背部痛
-食欲不振
-悪心
-胸やけ
-げっぷ
9.症状が出現する時間帯(食事と疼痛の関係)
10.症状出現時の増悪の程度
11.合併症の有無
-出血(コーヒー残渣様の吐血、タール便、貧血など)
-幽門狭窄(胸やけ、腹部膨満感、悪心・嘔吐、食欲不振など)
-潰瘍穿孔(持続性の強い腹痛、心窩部痛、背部痛、発汗、発熱、頻脈、腹膜刺激症状(反跳圧痛、腹部の板状硬))
12.食事摂取量、食事内容
13.嗜好、偏食の有無(コーヒー、塩分摂取量、香辛料、飲酒など)
14.水分摂取量
15.排便状況
16.安静度
17.活動量
18.睡眠状況
19.治療内容
-薬物療法
・胃酸分泌抑制薬(制酸薬)
・非ステロイド抗炎症薬(NSAIDS)やアスピリンの中止
・(ヘリコバクター・ピロリ菌を除菌する場合)抗菌薬
-食事療法
-安静療法
-(出血の合併症がある場合)内視鏡的止血術、塞栓術、外科的治療
-(幽門狭窄の合併症がある場合)外科的治療、内視鏡的拡張術
-(穿孔の合併症がある場合)外科的治療
20.服薬状況
21.服薬管理状況
22.疾患について誰にどの様に説明されているか
23.疾患、治療に対する受け止め方
24.疾患についての理解
25.治療についての理解
26.増悪因子についての理解(加齢、ストレス、アルコール、喫煙、塩分など)
27.不安に思っていること
28.ストレスの有無、対処方法
29.セルフマネジメントの内容
-セルフマネジメントに対する理解度
-患者が行っている行動が正しいか
30.生活状況
-服薬内容、状況
-1日の過ごし方
-食生活(回数、内容、嗜好など)
-喫煙、飲酒の有無
-運動量、運動習慣
-自宅・地域の環境
-職業
-経済状況
31.家族のサポートの有無、状況
32.家族の知識、理解
33.家族の不安
34.ソーシャルサポート(社会的支援)の活用状況
-情緒的サポート:共感や愛情の提供
-道具的サポート:形のある物やサービスの提供
-情報的サポート:問題の解決に必要なアドバイスや情報の提供
-評価的サポート:肯定的な評価の提供
T-P
1.患者の思いに寄り添い、尊重した態度で接する
2.患者の思い、不安に思っている事を傾聴する
3.患者の発言、表情や行動で気になった事は理由を確認する
4.患者が胃潰瘍をどの様に認識しているか確認する
5.患者と一緒にこれまでの生活における問題点と今後改善できる具体的な行動について話し合う
※コピペでかんたん立案!非効果的健康維持の看護計画を参照する
6.安楽に過ごせる様に環境整備する
7.安静度に応じて必要な動作を介助する
-できる事は自身で行う様に声掛けする
-できない事は介助する
8.心窩部痛や上腹部痛が出現した場合は衣服を緩める
9.心窩部痛や上腹部痛が出現した場合は膝を曲げて腹部の緊張を緩める体位とする
10.悪心・嘔吐がある場合、悪心・嘔吐に対するケアを行う
※コピペでかんたん立案!安楽障害:悪心・嘔吐の看護計画を参照する
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