帝王切開で産まれた赤ちゃんの特徴について(  ̄▽ ̄)

経腟分娩と帝王切開。お腹を切るか、切らないか。産み方としての違いはもちろん、産まれてくる赤ちゃんへの影響も違うんですね。様々ありますが、今回は1つだけご紹介させて頂きます。

TTN(新生児一過性多呼吸)

これは読んで字の如く、赤ちゃんが一時的に息がハアハアしてますよ、という事を示す言葉になります。

NICUへ入院した時に、この子はTTNですねーなんて言われた方もいらっしゃるかもしれません。実はこのTTNは、帝王切開児に多いんですね。

産まれる前、赤ちゃんの肺の中は羊水でいっぱいです。経腟分娩では、その羊水は産道を通る際のギューっという圧力でオエッと出ます。

ところが帝王切開では、お腹を切って出てくるのでオエッとなりませんよね?ですので肺の中の羊水は肺に残るわけです。

すると、その羊水によって肺での酸素と二酸化炭素の交換が上手くいかないので、赤ちゃんは呼吸がハアハアしてしまうんですね。

心配しないで!

中には呼吸器をつける場合もありますが、基本的にTTNは時間経過でよくなります。へーそういうこともあるだーくらいに覚えておいて頂けると、もしもの時に慌てなくてすむかもしれません。

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