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健康教育に関する概念

○セルフケア行動

セルフケアとは、オレムが提唱した理論であり、自分自身で自分の生命、健康、ウェルビーイングを維持・管理するために行う生物的・心理的・社会的・文化的な諸活動である。したがってセルフケア行動とは、自らの健康問題を認識し、自らが解決する力を育て、自らの健康の保持増進のための自己管理に努める行動といえる

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○アドヒアランス

アドヒアランスとは、患者が病気や治療について理解し、治療方針や治療計画の決定に参加し、医療者とともに決定した療養行動を主体的に実行する行動である。アドヒアランスを高めるためには、信頼関係の構築(カウンセリング)、患者のモチベーション・変化ステージの把握、家族や社会のサポートのアセスメントと強化、ストレスマネジメントなどの心理社会的支援が重要となる


○エンパワメント

本来持っている能力を発揮することができない状況にある人に対して、本人の意向に沿ってその人の潜在的な身体的・心理的・社会的能力を引き出したり、環境を整え、個人と環境の調整を行うことによって、その人自身の力をより発揮し、自分らしい生活をおくることができるようサポートすることをいう


○自己効力感(セルフ・エフィカシー)

人が行動や成果を求められるとき、自分自身が行動・成果を出せるという実感をいう。それは、自分がこれからしたい行動を適切に行って成果を手にすることができるという認識や信念に連動する




★予想問題

Q.看護の場におけるエンパワメントを意味するのはどれか

1.患者自身がセルフケア行動を継続できるように支援すること

2.患者が自ら問題解決できるように患者に備わっている力を引き出すこと

3.患者が治療や服薬に積極的・主体的にかかわれるように援助すること

4.患者の学習が効果的に行われるように準備を整えること



□ゴジラのツイッター


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